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最近映画撮影でも使われ始めたHDビデオカメラ。
久し振りに映像を勉強しているS君とフイルムとビデオの比較試写を観た。
「ビデオで撮ったと思えないほどフィルムっぽい映像だったねぇ・・・」と言うと「えっ!ビデオもフィルムも同じでしょ?」とS君は答えた。
S君は28才、フイルムを知らない世代だ。そう思うのも無理も無い。
HDがこれだけ普及する以前、大型映像は殆どフイルムで上映されていた。
こうして比べてみると、フィルムは光を定着し化学的処理によって色が作り出され、ビデオは目に見えない「電気信号」によって再現される。
同じ映像なのに、ラチチュードやトーン等が全く違います・・・。
その違いはアマチュアにとっては判別できないかも知れませんが、プロとしては作品の表現方法の差は重要で、今でもCM作品は90%以上をフイルムで撮影しているのが現実です。ビデオで撮ると後処理を施してもギラギラした生コマーシャルっぽい表現になってしまいます。また、ボケ味もレンズの選択肢が多いフイルムカメラの方が勝っています。上の写真はウルトラ単レンズ群ですが、この外各種ズームレンズも豊富に揃っています。
これからもっとデジタル化され、HDの普及と共に表現の選択肢が多くなってくる事は喜ばしいことです。
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