確かに言っていたな
嫁さんが笑いながら言う。
ビールがない!ビールがない!ってな
休みのごはんにビールがないなんてありえない。
だから、メニューにビールの文字がなければ、
まあ、その店に入ることはない。
しかし、入った後だったら?
小田原城の天守閣を下りて、
二の丸跡地を抜けて、学橋を渡ってマーチに戻る。
御幸の浜交差点から国道1号に入り、そのまま西進・・・。
左折ポイントを間違えて東風祭交差点でようやく。
結局、来た道に戻って、小田原漁港に乗り入れる。
なんとか漁港の狭い駐車場にマーチを押し込み。
さて、どこへ?
旨いもの屋台が目の前にあるけれど、
そのすぐ横に気になる文字・・・それに釣られる。
小田原市公設水産地方卸売市場
入っていいのかどうか、ちょっとためらう、
そんな感じだけれど、横の階段から2階へと。
魚市場食堂
何の予備知識もなく、店名の響きだけで入ってみた。
入って右手に食券機。
上下左右に視線が走る、しかし、ないのだ、
ビールという文字が。
さすがにビールがないと口に出る。
さすがに諦めて・・・っと思ったら、奥に自販機。
食券をカウンターのお姉さんに渡し、
黄色い番号札を受け取る。
刺身定食(1,080円)
イナダとアオリイカ、そして赤身。
赤身は解凍、にしては、ぐらいだけれど、
アオリイカは呆れるぐらいの食感、
そして、噛み切ると、これまた呆れるような甘さ。
イナダはすごい食感と脂のノリ。
ただ、1,080円だからね。
地魚フライ盛合わせ(590円)
普通のフライ定食だと1,080円だけれど、
エビフライなどなので、面白くない。
しかも、定食でごはんを食べられる自信がない。
手前にメダイ、鯵、イワシ、カマス・・・
イカがあるハズだけれど、どうもサバでは?
青魚三昧で、こちらは値段以上の出来。
すっかり満足して、周辺を歩いてみる。
ここが人気店?次に来るならこの店?
・・・とかね。
ただ、やはり鯵をもっと食べたいよなあ、
ちゃんとビールのある店で。
5/20(金)
やっぱり小田原だろ?
GWにどこかへ行くことを断念した4月半ば、
5月の小旅行を考えていたら、嫁さんが言った、
ブラタモリで見た小田原城へ行きたい、と。
しかし、小田原で泊まるところなんて?
しかも、他にやることなんてあるか?
行く日だけは決めて、そして宿を探し、
出発の1ヶ月前に呆れるような宿を予約した。
昨日、名古屋で世話になっているAさんが東京に来ていた。
しかし、小旅行があるから遅くなる訳にもいかず、
早めに帰った。
何だか疲れていて、0時過ぎにはバタン・・・。
目が覚めたら、松平健が暴れる直前だった。
どうやら曇りがちで気温も低め。
麻のシャツにデニムのパンツ、
麻のコート、綿麻のニットを羽織れるように持つ。
黄色いマーチを出発させたのは9時半ぐらい。
環八は瀬田で混むけれど、東名に入ればスイスイと。
厚木から小田原厚木道路に入ると、
車線規制はあるけれど、渋滞は全くない。
小田原パーキング手前で、富士山が山頂をのぞかせる。
小田原東ICで降りるべき?それとも荻窪IC?
カーナビに従って、終点の小田原西ICまで進む。
国道135号をかすめて、県道73号で青橋東側まで進み、
そこで右折、お堀端通りに入る。
地検の先、めがね橋の辺りのコインパーキングに
黄色いマーチを引っ張り込む。
小田原城 馬出門
かつての正規登城ルートらしいので、
この近くの駐車場を選んでみた。
馬出門土橋を渡って、門を2つくぐるとちょっとした広場。
ここがかつての馬屋。
小田原城 銅門
馬出門を抜け、内堀にかかる住吉橋を渡って、
渡櫓門をくぐって、左へ90度に内仕切門。
確かに、銅を使った装飾が見える。
馬出門もそうだけれど、見附のような構造、
確かに難攻不落な感じ。
二の丸はやたらと広く、そこから階段を上る。
小田原城 常盤木門
本丸の正門。
武器庫を兼ねた門で、やたらとデカく、堅牢な感じ。
そこを抜けると本丸があったであろうところが広場に。
小田原城 天守閣
5月1日に耐震工事を終え、リニューアルオープンしたばかり。
確かにぴかぴかとキレイに見える。
階段を11mも登る。
入城券売り場の横にくまモンが
熊本城の復旧支援のお願いをしていた、
もちろんホンモノではないけれど。
明治に廃城になり、関東大震災で崩れた。
役所になり、学校になり、御用邸になり・・・
なので、内部は資料館でしかなく、あまり興味はない。
ちらちらと見ながら、5階までするすると。
西側
豊臣秀吉が小田原城攻めのために作った、
石垣山一夜城方面を望む。
さすがに一夜城跡には行けないけれど。
南西側
西湘バイパス、そしてその先の真鶴、伊豆半島が望める。
11時半過ぎ、そろそろ昼ごはん先に移動しよう、
その西湘バイパスの辺りに。
候補は2、3あるけれど・・・。
1/4(月)
おかん、行ったことはないんだって
帰宅した嫁さんがガハハと笑う。
人は本音と建前を使い分ける、
それは例え親子であろうと、何であろうと。
そして、それを見抜くのは難しいということを。
昨日、いちょうから帰ってきて、
しばらく動けない状態に陥る、
さすがに18時の晩ごはんは無理だった?
嫁さんは22時ぐらいには寝るけれど、
同じ部屋なので、オレはテレビを見続ける、
よく寝られるなあ、なんて呆れながら。
さすがに乃木坂工事中は断念してテレビを消す。
目が覚めたら5時半ぐらい。
嫁さんも6時半ぐらいには目を覚ます。
まだ、義母は起きていないけれど、雨戸を開けたり。
9時10分ぐらいに迎えのタクシーがやってくる。
この運転手が面白い、ルートを教えてくれ、と。
そして、サイドブレーキを解除せず、
アクセルも踏むことなく、家の前で立ち往生。
目的地がどこにあるのか、さっぱりわからないので、
嫁さんだって困り果てる。
東海交通、最悪だな、ホントに。
それでも何とか目的地の病院には到着する。
手術の説明は10時からなので、まだ早い。
義母は検査に入るけれど、その後は動かず・・・。
11時過ぎにようやく手術の説明が始まる。
先に会計を済ませろ、とのこと。
面倒くせえなあ、ホント、公務員のクセに。
いやいや。
その後、入院の説明を受けて、さて・・・。
義母は名古屋駅まで一緒に行って、
一緒に昼ごはんを食べる、と。
しかし、点眼で瞳孔が開いているので、
その後、一人で家に帰すのはどうよ?
珍しく、嫁さんが気を回す。
一緒にタクシーで家に帰ることにする。
帰りのタクシーの中で、そして家で、
説明されたことを再確認して、南栄駅へと歩を進める。
三河鉄道渥美線
カラフルトレイン、来るときは菜の花で、
シートも吊り革も黄色だった。
しかし、このしでこぶしはそんな気配がない。
てか、しでこぶしって?
豊橋駅に着いて、そのままJR方面へと。
上空に上がらずに地べたをそのまま進み、
カルミアの1階に入る。
三河開化亭
ラーメンを食べたいと言ったら、
義母がこの店だ、と。
3人ぐらい並んでいたけれど、ほぼ待ち時間はない。
黒豚ぎょうざ
本来は250円だけれど、
ラーメンとのセットにした方が安いからと、
セットにしてくれた、ありがたい、ホントに。
化調も使っているけれど、
豚肉がしっかりしていて、けっこうウマい。
しょう油とんこつらーめん(820円)
家系ラーメンとはまったく異なり、
普通に豚骨スープを醤油味にしたもので、
こってこてではなく、万人向けな感じ。
人気No.1メニューとあったけれど、
周囲を見回せば、油そばの方が多いような・・・。
塩まぐろだしらーめん(970円)
値段はセットの金額で、
本来はしょう油とんこつと同じ820円。
単なる魚介系ではない、何だろ?
こちらはかなり面白い味。
当店自慢と謳っていたけれど、
わからんことはない。
麺はかなり硬めの細麺。
東京ではあまりないかも。
ちょっとだけ、豊橋駅を歩き回り、
お土産などを買いそろえる。
こだま600号
驚いたことに5分遅れで入線。
この1本前のひかりをとりたかったのに、
そもそも指定をとれないぐらいの混み方。
つまり、今日もユータンッシュということで、
自由席がメタメタらしい。
4分遅れで出発するけれど、掛川ではオンタイムで到着。
しかし、通過待ちをするのぞみの遅れで、
またも遅れてスタート。
そんなイタチごっこの繰り返し・・・
こだまの特権は富士川で減速するので、
富士川越しにキレイに富士山が望めた。
そして、そのまま減速。
新富士駅
こだまなので、のぞみを待っている間に、
ホームに下りて、のんびりと眺める。
往路よりも雪が減ったような気がするけれど・・・
暖冬ではあるけれど、1日で変わるか?
三島駅
ホントに雪がない。
今年はどうなってるんだろ?
自由席のお客さんが溢れて、
指定のデッキや通路に誘導する、
という表示が出たり、ホントに初めてのことばかり。
18時ぐらいに家に着き、嫁さんが実家に電話をかける。
おかん、行ったことがないんだって
ラーメン屋のことを話したらしい。
ただ、行ったことがあるないではなく、
そして、お金を払いたかったどうのでhもなく、
一人娘と一緒に昼ごはんを食べたかったので?
なんてことを思った。
だって、ラーメン屋を薦めるなんて義母には考えられないし、
帰省しても、たった1泊2日。
少しでも長く一緒にいたかったんじゃない?
考え過ぎかもしれないけれど・・・
予約でいっぱいで
何を言っているのか、
さっぱりわからなかった、最初は。
1日1組限定ではないだろうに・・・。
ただ、お姉さんの物言いで、
これ以上、客を入れたくないということがわかる。
まあ、いつ終わるかわからない客を
次から次へと何組も入れたくはないだろう、
正月だし。
昼ごはんを食べ終えて、駅の周辺をぐるっと。
おい、ちょっと待て、なぜ、ケーキを買う?
そんなことをしながら、豊橋鉄道三河線に乗る。
嫁さんが通っていた高校に足を踏み入れたり、
スーパーを2軒はしごしたり・・・。
いちょう 中野町本店に寄って、晩ごはんの予約をしようとすると、
いっぱいです
店のお姉さんがそう言い放つ、
何も見ることなく、何も確認することなく。
嫁さんの実家に到着して、
嫁さんが凝りもせずにいちょうに電話をする。
結果は、たいして変わることがない対応。
まあ、しょうがない。蕎麦屋だってあるし。
隣の伯母の家に行ったり、郵便局に行ったり、
そして、スーパーで買い物をしたり。
帰ってくると、義母がお出かけ気分満点である。
驚いたことに、17時過ぎには家を出るr。
向かった先はもちろん。
いちょう中野町本店
嫁さんの実家に来ると、必ず1度は立ち寄る店。
またも2階の座敷に上がろうとすると、
お姉さんがすたすたと寄ってくる。
予約でいっぱいで
嫁さんは食い下がるけれど、
いや、もう客を入れない方針だろうから、
嫁さんを1階に引きずり下ろす。
1階で席が空くのを待つ・・・というほどは待たず、
逆に困ったオレと嫁さん。。
竹弁当(990円)
1階だけのメニューで、嫁さんが発注。
田楽も5本と少ないし、菜飯も控えめ、
晩ごはんにはちょうどいいサイズぐらい・・・
だけれど、まだ18時前、さすがに持て余す。
鮭いくら麦とろ丼(980円)
たまには違うものと思って発注してみた。
しかし、鮭はフレークではなく、切り身で、
さすがに笑える。
しかし、いくらの少なさには唖然と。
そして、とろろの多さに呆れ、
喜怒哀楽をてんこ盛りにしたような1杯。
店のやる気とは正反対のような・・・
こんなんじゃなかったんだけどな
嫁さんが首を捻りまくる。
ただ、嫁さんの記憶はかなり混乱している。
そもそも獣肉を食べられなかったハズなのに、
しかし、おかしなことを言い出したり・・・。
昨日、酒々井から帰ってきて、
大根できんぴら風のモノは作った。

年末に買ってきたハムの塊を角切りにしたり、
その程度のことしかしていないけれど、
1時前にはベッドに入った。
目が覚めたら5時過ぎぐらい。
さほど寒くはなかったけれど、活動停止しないために、
床暖、ガスファンヒーター、エアコンとフルに加温する。

見上げれば、雲が低く垂れこめていた。
それで冷え込みが緩んだ?
7時にシャワーを浴びている間に、
嫁さんがようやく起きてくる。
キミの実家に行くのに、なぜにキミがギリギリ?
9時過ぎに家を出て、目黒線で目黒へ。
山手線も快調だし、品川には9時45分ぐらいに到着。
NEW DAYSで買い物をして、エコバッグを入手、
エキュートで土産物を買ってホームへと。

ひかり509号
久しぶりに品川から新幹線に乗る、
しかも、のぞみではなく、ひかりに。
のぞみが停まらない駅だからねえ、しょうがない。
品川を出てすぐ、
大崎ぐらいから富士山がけっこうな大きさで見え始める。

新富士から見ると、雪はまだまばら。
今年はホントに暖冬なんだと知らされる。
12時前に豊橋駅に到着、
駅周辺をさまよい、昼ごはんを食べる場所を決める。

スパゲッ亭チャオ本店
パスタソースは食べたことはあるけれど、
この店に入るのは初めて。
店内は昭和な香りがふんぷんと。
しかも、正月三が日なのに、店内は満席、
いや、3組がオレたちの前にまっていた、
正月早々、この地の人々は何をしているんだ?

ミラノ(864円)
フライドポテトとウィンナーという、
意味不明なトッピングだけれど、
これがこの店のNo.2メニューらしい。
熱した鉄板に卵を流してあるので、
この土地的に言えば、イタリアン?
混乱するけれど、しかし、この味の混沌さからすれば、
別にどうってことはない。

バイキング(810円)
この店のNo.1人気らしい。
これだって、チャオと言えば
嫁さんが記憶を引っ張り出す。
しかし、またこんなことも。
コレ、鶏肉だよな?
かなり自信ささげに言うけれど、
食べてみれば、鶏むね肉のから揚げ。
あれ?キミ、獣肉を食べられたんだっけ?
うん?あれ?何を食べていたんだ?
しかも、周囲のお客さんが発注しているのは、
同じバイキングだけれど、接尾語をつけていた、
鉄板で
54円追加すると鉄板になるけれど、
しかし、鉄板にしたところで何が?
しかし、バイキングをお皿で食べているのは、
嫁さんぐらいで、あとは鉄板で食べていた。
この追加54円で、いわゆるイタリアン、となり、
鉄板の上で卵が焼けていて、これが愛知県民の血が騒ぐ。
嫁さんは、オレの玉子焼きに手を伸ばす。
ところで鶏胸肉の唐揚げとソーセージを食べていた、
獣肉嫌いの嫁さんが、バイキングを?
そして、人気の鉄板ではなく?
おかしいなあ
嫁さんが首を捻りまくるけれど、
おかしいのは店でもメニューでもない。
キミだ、
過去も現在も。そして未来だって・・・。
何だか、ちょっとずつ違うな
あまりに期待しすぎたのかもしれない、
念願かなっての川越、だったからねえ。
いちのやを出て、県道15号を渡り、
県道39号を少しだけ下る。
左に曲がって、道なりに歩くと泥棒橋。
ひどい名前の橋を渡るとすぐ。
喜多院
徳川家とのつながりが強い寺らしい。
川越大師なる別称があるからか、
こちらも七五三の念仏やらなにやら。
そんなことは別にどうでもいい。
小江戸 川越菊まつり
喜多院境内でこんなイベント。
観る気もなしに覗いてみる。
こんな髭もじゃらのような、これが菊か?
同じ枝から黄色や白い花が咲くんだ、
どうなってる?
東側の表参道から出る。
小江戸巡回バス
1日300円で乗り放題の巡回バス。
ボンネット型で、乗りたかったけれど、
インド並みのすし詰め状態、いやいや、無理だって。
100mぐらい北上すると、県道15号に出る。
左に曲がって、西へ進む。
いちのえのある松江町交差点で右に曲がって北上する。
200mぐらい進むと、右手に川越キリスト教会。
その交差点を左へ、西に進む。
こんな蔵造りの民家がぽつんぽつんと。
ホントに普通に暮らしているっぽい。
いい風情ではある、確かに。
200mぐらい進むと、いよいよ蔵造りの街並みスタート。
普段はバスも通る普通の道だけれど・・・
埼玉りそな銀行 川越支店
イベントがあるので、今日は歩行者天国。
大沢家住宅
最古の蔵造りらしいけれど、
こんな感じで蔵造りっぽい店が続く。
何だかテーマパークみたいだな
県道にぽつんぽつんとあった民家の方が、
よっぽど風情があってよかった、それは確か。
時の鐘
これがまたどうしたことか、何と工事中。
15時には、腑抜けた音がぼわんと鳴ったけれど・・・。
一番北まで歩いて左へ。
菓子屋横町
駄菓子屋ばかりだと思ったら、
意外と普通の菓子屋ばかり。
この店ともう1軒ぐらい?
観光客でごった返す蔵造りの街並みに戻り、
仲町交差点をそのまま南下する。
どことなく昭和っぽい看板が並んでいた。
一つ目の角を左に曲がる。
旧鶴川座
仮面ライダーWのビリヤード場、
何だか昭和っぽい映画館のような外観だけれど、
築100年以上の木造の芝居小屋。
そのまま進む。
大正浪漫通り
大正ロマンなのかどうかはわからないけれど、
まあ、それなりに風情はある。
しかし、何だかおかしい、どこかが。
県道15号に突き当たり、
右へ、西に300mぐらい進んで左折。
何だか寂れた感じの道を進むと、
東武東上線の川越市駅に到着。
1つ東京寄りの川越駅の発展ぶりは見る影も無い。
15時53分発の元町・中華街行きがやってくる。
さあ、帰ろう。
何だか、ちょっとずつ違うな
嫁さんががらがらの車内で口にする。
鰻もテーマパークのような蔵造りの街並も、
そして、菓子屋横町や大正ロマンも何かが違う。
単純に期待値が高すぎた?
無理に観光地化しすぎた結果のような・・・
11/21(土)
テレビを信じちゃいけないな
嫁さんが今さらなことを言う。
そもそも、よっぽどの企画でない限り、
番組でマズいという訳がない。
マズいものを紹介するな、
視聴者はそうクレームがつけるし、
店からだってクレームはつく。
オレだって、そんな雑誌を作っていた訳で・・・。
昨日、タモリ倶楽部を見て、1時過ぎぐらいには寝た。
目が覚めたら5時過ぎ、ごろごろと6時ぐらいまで。
久しぶりに金星を見たような気がする。
天気予報は晴れ、気温も高めだし、
さて、どこかに出掛ける?
しかし、7時ぐらいに東名は大和トンネルを先頭に、
15kmの渋滞・・・
すぐに出れば、保土ヶ谷バイパス経由でなんとかなる。
しかし、嫁さんはまだパジャマ。
新宿に行くか、それとも川越に行ってみる?
10時15分ぐらいに家を出て、自由が丘へ。
10時31分発の特急に乗ると、何だか子連れがやたらと。
渋谷で目の前の席が空いた瞬間、
ドアの横に立っていた女が言う、
座らせてもらおうね
はい?何だコイツ。
シルバーシートに陣取った子連れは、
杖をついたお年寄りもシカト・・・滅茶苦茶だ、ホント。
和光市で急行に乗り換え、11時半ぐらいに到着する。
川越駅 東口
一つ先の川越市駅の方がいいのかどうか?
それすらもわからないままに下車すると、
駅前はそれなりに栄えていた。
しかし、どちらに向かえば?
県道39号に出ればいいのだけれど、
八幡通りなる道を進んでみる。
川越八幡宮
なかなか素敵な参道。
入ってみると、こちらが実は裏。
さほど立派な神社ではないけれど、
それでも七五三のお参りはそこそこ。
県道39号に出ると、歩きにくいけれど、
蔵造りの古民家がぽつりぽつりと。
片側1車線の狭く、しかも、歩道のない道なので、
歩きづらいけれど、そのまま1km弱ぐらい北上する。
川越 いちのや
テレビでさんざん取り上げられている店。
その割に店の前にお客さんはいない。
まだ12時前だから?
引き戸を開けると、奥で名前を書け、と。
実は県道沿いの入口が表ではなく、
駐車場のある、こちらが正面。
そして、40人以上が待っていた。
ただ、300人も入る巨大飲食店、
予約の七五三後の団体やらが来ようと、
30分ぐらいで席に案内される。
ヱビスビール(720円)
中瓶がこの値段、
骨せんべいがついているとはいえ、高くね?
自家製お新香(530円)
これまたけっこうなお値段。
しかも、ビールが来て10分以上待って、
しょうがないから、お姉さんに声をかけて催促する体たらく。
まあ、江戸じゃない、小江戸だ、
粋まで小さくなった?
白焼き(2,300円)
本わさびを自分でおろし、それをつけ、醤油もちょっと。
鰻らしい香りと味は確かにするし、
ふっくらといい感じで焼き上がっている。
しかし、思わず声が出た、ちっちぇ、と。
コレで2,300円?
観光地値段もいいところ。さすがになあ。
ライスと赤出しは別注だし・・・。
特製うな重(菊)(3,620円)
発注したのは、もちろん嫁さん。
ただ、嫁さんはベタベタの愛知県人、
蒸さずに焼き上げるからバリバリとした食感、
そして、強烈に濃いタレじゃないとウマいと言わない。
しかし、関東風の蒸し焼き&薄めのタレは口に合わない。
白焼きも蒸してあるから、鰻らしい香りが強烈で、
これまた嫁さんの口に合わない。
それで会計すれば、8,000円越え・・・。
三村、絶賛してなかったか?
しかし、しょせん三村マサカズ、バカ舌ではないか。
テレビを信じちゃいけないな
いや、だから元々そういうもんじゃん、
テレビとか情報誌とか。
作ってきた人間が言うんだから、間違いない、うん。
がはははは
嫁さんが笑い出す。
おかしい、間違いなく。
昨日の昼ごはんもおかしかったけれど、
どうも、この地のごはんはやはりおかしい。
てか、素材の大きさがおかしい、どう見ても。
観光地値段という設定も含めて。
戸川駅12時20分発の銚子行きに乗って、
犬吠駅に戻る。
小廻手形特典2つ目の濡れせんべいをもらって、
犬吠埼ホテルへと戻る。
フンボルトペンギンたちはシエスタ?
少しは起き上がりなさいって、人が近寄っているんだから。
駐車場から黄色いマーチを引っ張り出し、
銚子市街地まで・・・の前に寄り道。
犬吠埼灯台
青空が見え始めたので、また来てみた。
昨日は上っている人は1人たりともいなかったけれど、
99段、つまり九十九里の上空に3人ぐらい見える。
まあ、多少は見えるのかな?
ホントの東の空は、こんな乱層雲が迫る。
ただ、その先の水平線は白く、雲が切れていることがわかる。
そんな海、空を見たかったよなあ。
もう13時近く、南から乱層雲が迫っているし、
長居は無用である。
昨日と逆走、県道254号を北上し、ファミマの角を右折、
港に向かって、突き当たりを左折し、また北上する。
ウオッセ21
魚介類の卸売りをしている場所で、
足を踏み入れると、そこそこの人出。
ただ、嫁さんが目指す店はどこだ?
2階へ上がる階段もない・・・外階段って何だ?
外に出てみると、
シーフードレストラン うおっせ
全く別の建物が西側に建っていた。
階段を上った2階が飲食スペース。
広めのファミレスのような店内、
窓側の席に案内され、メニューをぱらぱらとめくる。
うおっせ定食には金目鯛の煮付けが付いているような・・・。
今日の煮魚はカサゴです
お店のお姉さんに言われて、悪くはないけれど、
さすがに発注は変更になる。
大漁丼(1,600円)
生しらすとネギトロ、甘えびとカニのほぐし身、
コレがかなりの厚さで敷き詰められていて、
コメを探すことが難しい。
ただ、丼自体はさほど大きくはないので、
死ねるような事態には陥らずに済む。
いわしのソースかつ丼(1,000円)
嫁さんがいきなり笑い出す。
そりゃそうだ、アジフライよりもデカいのだ、
そして厚いのだ、この地のイワシは。
それが3枚。
呆れて、さすがに箸が止まる。
ただ、昨日の無茶な量ではないので、
なんとか完食、ふう~。
店を出て、隣のポートタワーへと足を踏み入れる。
小廻手形の特典で、380円の入場券が350円になる。
エレベーターで4階へ・・・何で4階なんだろ?
46.95mの高さからウオッセを見下ろす。
舐めていたけれど、けっこうな高さ。
東側を見ると、利根川河口が見える。
利根川の対岸は茨城県、鹿島灘が広がる。
ぐるりと1周してから1階に下りる。
黄色いマーチを引っ張り出して、県道254号へ。
田原缶詰の横を抜け、飯沼観音前を駆け抜ける。
銚子駅前通りを横断し、銚子大橋前交差点右折、
国道126号に入ると、いきなり、である。
銚子大橋へとぐんぐん駆け上がり、
500mぐらいで県境を越え、約1kmの利根川を渡り切る。
黄色いマーチで茨城県に初めて足を踏み入れる。
とたんに電信柱が一番建物になり、
たまに緩やかに曲がるぐらいで、道はほぼ直線。
ひたすら欠伸を量産しつづけるだけの30kmを走り切ると、
ようやく東関道の潮来IC。
ただ、欠伸で死にそうなので、
利根川を渡ってすぐの佐原パーキングエリアへ。
正面よりやや右に鹿島神宮と、
その奥に鹿島スタジアム。
ここまで呆れるぐらい平坦な道だったけれど、
この先は杉まみれの成田の山道を進む。
そして、訳のわからん表示にだまされて、
富里インターで下りる。
そして、また酒々井への道をGoogleマップで検索。
もちろん、ナビはさせない。
わかりやすい国道296号を進む。
県道77号に入れば、すぐに到着。
酒々井プレミアムアウトレット
半年ぶりに来てみた。
わざわざ来るには遠いと思っていたから。
そしてアウトレット内を2周して、
トラディショナル・ウェザーウェアとチャムズで
嫁さんがお買い上げ・・・
あれ、オレの誕生日が近かったような。
さあ、残り70km。
安全運転で帰りましょ、
疲れ過ぎて2人で笑いながら。
12/17(土)
自由だな
嫁さんがげらげら笑いはじめる。
確かに変だ、こんなこと鉄道営業法で許されるのか?
そんなことまで起きる。
まあ、いいんだけれど・・・。
満腹の腹を抱えて、昨日を終えた、0時過ぎに・・・
いや、おかしいな、昨日は23時59分に終わっている。
ただ、暑くて寝るのに手間取る。
目が覚めたら5時近く。
毎度、寝られない嫁さんも起き上がる。
5時43分
ホントは犬吠埼灯台の右手ぐらいに朝日が見えるハズ。
しかし、一面の雲に覆われて、オレンジの片鱗もない。
日の出を見に来たようなものなんだけれど、
まあ、こんな日もある。
いそいそとB1に下りる。
ちょうど団体さんが出たので、貸切に近い状態になる。
のんびりと露天風呂で寛ぎ、部屋に戻る。
8時ぐらいに朝ごはんへと。
イワシの丸干しを炙ったり、これがけっこう楽しい。
ついつい食べ過ぎて、やばい状態に陥る、特に3時間後に。
ホントに何の3周年?
ペンギンにタオルをのせて・・・。
9時半にチェックアウトするけれど、
黄色いマーチは駐車場に置き去りにする。
その許可を得て、荷物をマーチに放り込む。
もちろん彼らも起きていた。
ただ、寝床はマリンパーク?
坂道を下り、そして、右折する。
犬吠駅
関東の駅100選に選ばれたボルトガルの宮殿風らしい。
ただ、それももう20年ぐらい前?
けっこう老朽化しはじめている。
雨は落ちてきていないけれど、
まあ、なんとか。
ちょうど下りが行ってしまうタイミング。
もう少し早く着いていれば、乗れたんだけれど・・・。
小廻手形(700円)を買い、ホームに出る。
9時50分発の銚子行きが1分遅れでやってくる。
一番前の2人掛けの席を占める。
運転席はフルオープン。
運行中なのに喪服をきたおばちゃんが、
銚子でJRに乗り継げる?
なんて勝手気ままに話しかけたりする。
自由だな
げたげた笑いながら嫁さんが言う。
鉄道営業法的に問題ありありだろうけれど、
まあ、ここは銚子電鉄、何でもいいか。
仲ノ町駅
ライトグリーンの2000系車両が停まっていた。
いやいや、まだまだある・・・後で見にきてみよう。
銚子駅
奥にJRの総武本線が見え、JRとホームを共用。
総武線の向こう側、特急しおさいが停まっているホームへと。
ようこそ!醤油のまち銚子へ
巨大な醤油樽がどかんと。
ヤマサ醤油とヒゲタ醤油、2つの醤油メーカーがあるし。
・・・てか、何で醤油だったんだろ?
改札を抜けると、大漁旗がお出迎え。
さすが港町、こっちのイメージだよねえ。
JR銚子駅
このオブジェ、何だろ?灯台?
駅前通りはかなり閑散とした感じ。
土曜日の10時過ぎ、地方都市の悲哀だよなあ。
道の右側を銚子港に向けて歩く。
しかし、すぐに引っかかる。
まちの駅 銚子セレクト市場
田原缶詰や信田缶詰など
銚子市内の缶詰メーカーの缶詰に手を伸ばすけれど、
嫁さんにさすがに止められる、まあ、山のようにあるし。
そのまま駅前通りを北上する。
河岸公園
銚子港に面した公園。
野鳥保護区だから、やたらと鳥か多い。
セグロカモメが何やら相談中。
のんびりしていられたのはココまで。
小廻手形の特典を受けるために西へとひたすら。
昨日、七兵衛の辺りをうろついていたときに、
目にしていたハズなのに、見ていなかった、そこまで。
飯沼観音 仁王門
昨日も通ったけれど、ネットに囲まれた状態なので、
ココが寺だとは思いもしなかった。
しかし、どこで特典のお守りをもらえるのか、
まったくわからないので、右の売店で聞いてみる。
すると正面の本堂とのことなので、
左手の仏像や五重塔には目もくれず、
さらに、寺務職員の説明にも耳も貸さず、
お守りをもらって、西へずんずんと。
そして南へ、国道244号を渡って、さらに南へ。
銚子行きがちょうど目の前を通過する。
線路沿いを走って追いかける。
のんびり走っているので、仲ノ町駅で追いつく。
しかし、乗っている場合ではない。
車庫にデキ3もいるし、電車を見るのだ。
仲ノ町駅
ちゃちな駅舎のような感じだけれど、
実は銚子電鉄の本社ビル、いや、ビルではないな。
そのままホームに入ると、線路の輪切りやら、
売っているけれど、さすがにそこまではねえ。
東京メトロ、いや営団地下鉄というか、
銀座線カラーと丸ノ内線カラーが連結され、
何だ?この妙な、いや、素敵な組み合わせは。
外川行き
11時42分発の電車が滑り込んでくる。
またも、微妙に歪んだ線路に、ぶかぶかのクッションで、
ぐらんぐらんに揺られながら、17分間の旅に。
外川駅
銚子電鉄の終点、これで銚子電鉄は全線制覇。
まあ、各駅では下車していないけれど。
朝ドラ「澪つくし」の舞台になったらしいこと、
沢口靖子が来たようなことが駅舎のすぐ横に掲示されていた。
そして、戸川の街をふらふらと歩く。
坂道を下って戸川漁港へ行ってもいいし、
ココで昼ごはんを食べてもいい・・・。
ただ、今日は家に帰らなければならない、
さあ、戻ろう、犬吠駅へと。
料理控えめじゃなかったのか?
テーブルに案内されるなり、嫁さんが絶句する。
さすがに自信がなくなり、スマホを取り出す。
☆平日限定☆お料理控えめプラン
確かにそうなっている。
しかし、画面と現実のギャップは・・・。
我が家の今年のテーマは小旅行である。
2月の土肥と館山、4月の千葉、5月の新潟、9月の千倉と
泊まりに日帰りに、今年は近場をぐるぐると走り回った。
そして、今回も金曜日に代休を取っての小さい旅、
まだ昼ごはんを食べただけで、
観光らしいことは何一つしていない。
この街の食事量に首を捻りながら鈴女を出て、海沿いを走る。
翌日に行くポートタワーやウオッセの横を抜けて県道254号へ。
伊勢路ヶ浦、海鹿島、君ケ浜を通り過ぎ、
犬吠埼マリンパークの前で左折する。
犬吠埼灯台
関東最東端に建つ灯台。
200円払えば、99段の階段を上れるけれど、
この曇天でわざわざ筋肉痛になる必要はない。
周囲を歩けるようなので進んでみる。
犬吠埼北側
君ケ浜が広がり、手前だけが砂浜だけれど、
海水浴場ではない。
てか、入れても無理だ、太平洋だもん。
犬吠埼東側
地球が丸く見えるはずが、ぼんやりとした円、
そして、ひたすら太平洋。
手前の岩に荒波が砕け散り、
雨粒なのか潮なのか、訳のわからん状態になる。
そして、ビニ傘が崩壊したのもこの辺り。
ぐるっと1周してから、県道254号へ復帰する。
道なりに進んで、すぐに一般道に入り、
銚子電鉄犬吠駅の前を通過する。
地球の丸く見える丘展望館の横を抜けて、
途中で左折、右折とターンして、さらに鋭角に左折。
道なりに進めば、千葉科学大学の周囲をぐるり、と。
銚子マリーナの駐車場を奥へ奥へと進む。
銚子ジオパーク 屏風ヶ浦入口
多少、天気が悪くても何とかなる、
そんな理由で来てみた。
近くには伊能忠敬が測量した、そんな碑が。
屏風ヶ浦
ドーバー海峡の崖のように見えることから、
東洋のドーバーというらしい。
地層が見事に縞模様を形成しているし、
晴れていたら、さらにくっきりと見えるんだろうなあ。
波に寄る浸食はないらしいけれど、
風と雨による上部の崩落はまだまだ起きている。
根ごと落下した、真新しい木が見えた。
雨脚も風も強くなり、手がかじかんできたので、
急いでマーチに戻る。
そのままホテルに行ってもよかったけれど、
ドーバーラインを下って、国道126号との交差点、
イオンモール銚子に立ち寄って、お土産などを。
ドーバーラインを戻り、また犬吠駅の前を抜け、
左折して、さらに左方向に進む。
絶景の宿 犬吠埼ホテル
そこら中に3周年とあるけれど、
一桁違うほどの年期がある。
フンボルトペンギン
すぐ下のマリンパークから出張してきたのか、
この4羽がお出迎え。
ペンギンが来てから3年?
ベルに案内されて4階に上がるエレベーターも、
そして、部屋のドアもかなりの歴史。
ツインもこの部屋もかなりの年期、
いったい、何が3周年?
薄明るいうちにB1に下る。
今回も温泉である。
犬吠温泉 黒潮の湯
かなり塩分が強く、ひげ剃り跡がぴりぴりと。
露天風呂から灯台を眺めながら、
1時間ぐらいのんびりと。
部屋に戻ると、もう真っ暗。
犬吠埼灯台を真っ白にライトアップされていた。
これで天気がよかったらねえ。
19時に1階に下りる。
控えめな食事を摂るためである。
案内されたテーブルに着くと、あんぐりとなる。
先付け
左が銚子の名産品、のげ海苔の酢の物、
銚子の郷土料理、海藻蒟蒻、
そして、すくい豆腐とひしお。
まあ、これはいい、それぞれに面白い味だし。
造里
キンメにカンパチ、カジキにメダイ、
酢で締めたサンマ、そしてマグロの赤身。
それぞれに食感や味、香りが違うし、
赤身も生、かなりウマい。
これだけで十分、しかし、だ。
鍋物
最初から、秋鮭と鱈の霙鍋に火がついた。
料理控えめじゃなかったのか?
嫁さんがそんなことを聞く。
そうだったハズだけれど、
自信がなくなりスマホでプランを見直す。
確かに、控えめなハズ、だけれど、どこが?
焼き物
カラスガレイの照焼きが出てきた。
いい焼き上がり、だけれど、もうホントに限界が近い。
煮物
大根に茄子、レンコンなどが並ぶ。
もう箸が伸びない、大根などの繊維質は食べるけれど。
蒸物
あんをかけた茶碗蒸し。
少しは手を付けるけれど、完食は無理。
止椀
サツマイモとしらすの炊き込み御飯はパスして、
イワシのつみれ汁だけはなんとか。
ただ、完食できたのは先付けだけで、
あとはホントに無理。
ホントは寝る前にもう1度、
温泉に浸かるつもりだったけれど、
それすら断念・・・
この街の食事量はどうなっているんだろ?
明日も食べなくていい、そう思った、この時は。