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君たちはどう生きるかを見た

2023年07月14日 23時42分49秒 | 映画
君たちはどう生きるかを見てきました。
ネタバレを気にせず感想を書きます。






まず事前情報無しで映画を見るという贅沢…。
話の舞台は戦時中。
主人公は裕福な家の一人息子。
しかしその母は火事で亡くなってしまう。
母の妹と再婚する父。妹のお腹には赤ちゃんがいる。
そして田舎の屋敷に住む事になる。
その屋敷の端っこには不思議な塔があって…。

途中で妹さん(新しいお母さん)が神隠しにあうのだけど、それを探しにゆく主人公は塔に入りそして不思議な世界へ…。

大筋はこんな感じ…
まず映像が凄い。一部CGも使ってるけど、立体的なキャラの動きや波、風、といった効果がものすごい。
僕個人は古典的なディズニー等の懐かしい動画としてのエンターテイメントを感じた。
なんというか、後の世にアニメーションの技術をしめすような…。
これでもかと動くキャラ、群れ、世界。
小難しい説教よりも相手を虜にする動きの魔術。

あと恒例の食事シーンも期待を裏切らない。

あと婆様の魅力、そして少女。

キャラが指すものや、現実世界との繋がりはとてもわかりやすい。
わかりやすいのだけど深い考察もできちゃうという凄さ。

この現実とは無縁かと思われる世界(地獄?死後の世界?)が現実に密接に関係していて、それらが繋がりあい世界を作っている。

長く生きてきて、大切な人との別れを経験してきた人には、すごく刺さるはず。
そういった現実とは違う世界で、時をこえて自分の生を形作っているという事実。
新しい母との関係、そして自分の汚れを自認し、成長する主人公にグッとくる。

なんというか感極まって、途中からぼろぼろと泣いてしまった僕。
不思議な世界をみて、そこに生きる亡くなった母や先輩、友人の事が脳裏に浮かんだのだ。

あの印象的なアオサギも大活躍…。
不思議な世界の映像に引き込まれる。

けっこう長い上映時間だが、長さを感じなかった。
また米津玄師のエンディング曲がいいんだこれ。
歌詞がちゃんと作品をとらえていて…。
見終わったばかりで個人的には興奮冷めやらず書いてる感想なので、見落としも沢山あるとは思うけど、本当に見てよかったと思う映画だった。




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