今年のノーベル文学賞が
夜の8時過ぎに発表されました。
村上春樹、受賞か??
なんていうか
今年の受賞者は、アメリカのミュージシャンの
ボブ・ディランだそうです。
確かに歌詞はすごいという人もいるけど。
歌詞はポエムなのだから
詩人としての評価なんでしょう。
でも、歌が文学賞…
それなら、村上春樹さんの小説でも、問題ないのに。
真摯だけどラフな小説世界だから、なかなか取れないのかな
と思っていたけど、
ボブ・ディランの歌詞がOKなら、村上春樹さんもOKでしょう。
2006年にノーベル賞の登竜門とされるチェコのフランツ・カフカ賞を受賞して以来、
毎年、有力候補に挙がっていたのに。
とまあ。
でもそんな権威付けになりそうなノーベル賞なんて
まだとらなくてよかったかもしれません。
だって、まだまだ作家としてこれから
という上り調子であってほしい。
ノーベル賞なんか受賞したら
はい上がり!
ということになりそう。
でも、神棚に飾られるのはまだ早い。
もっともっと躍動的な小説シーンを展開してほしい。
そのためには、権威から遠いところにいてくれなくっちゃ。
だから、ノーベル賞をとらない村上春樹さんを大事に評価したいと思うのです。