バイエル薬品の問題は他人ごとではない。
「また薬品会社の隠ぺい問題か」って思いながらニュースを見ている人がほとんどだとおもいます。
今回、問題になっているのは「イクザレルト錠」という薬です。
なんの薬かというと、私が服用しているワーファリンと同じで、血栓症の治療薬です。
簡単に言えば、血液を固まりにくくする薬です。
どんな薬でも副作用はつきもので、新薬をつくるときはラット(ねずみ)や小動物で研究を繰り返し、最終段階で一般公募した患者で治験をします。
その時に副作用がでるとわかりながら、国への報告を行わずに認可を得ていたということです。
血栓症の薬の副作用は皮下出血(あざ)、鼻血、頭痛、吐き気など多くの副作用が報告されています。
イクザレルトはこのような副作用がないとのことで、担当医からも説明を受けましたが薬価がワーファリンの約8倍もするので見送っています。
私の場合、ワーファリンを7.25錠で70円、イクザレルト錠15mgで530円
3ヶ月ではワーファリンは5,846円ですが、イクザレルトは44,520円になります。
これはイタイ。
それと、イクザレルトが私に合うかわからないのと、今のところワーファリンで安定しているので当面のあいだはワーファリンで行きましょうってことになっています。
イクザレルトの薬価がワーファリンの2倍程度なら、血液検査もいらないしワーファリンより効果があるかもしれないので、間違いなく処方が変わっていたと思います。
副作用でいちばん懸念されるのが、内蔵出血と脳内出血です。
脳梗塞(血管が詰まる)のリスクは減りますが、脳溢血(脳内の出血)のリスクは上がります。
軽い打撲で青あざが出来るということは、毛細血管が切れやすいってことで、頭も強く打つと出血しやすいので普段から気を付けなければなりません。
とりあえず、医療に関する会社は人を欺いてはいけません。