映画「のだめカンタービレ 最終楽章 後編」のメッセージ

写真は時間があったら取り直します。
遅ればせながら「のだめ　後編」観てきました。
前編同様オール海外ロケ。

前編はオケの曲が多かったけど、後編はのだめの活躍なのでピアノ曲中心。
ラヴェルのピアノ協奏曲ト長調、ベートーヴェンの３１番ソナタなどプロでないと手が出せない曲がストーリーで大きな役割を果たしてました。
メインはショパンのピアノ協奏曲第１番。
後はショパンのピアノソナタ３番・ベートーヴェンのソナタ８番「悲愴」第２楽章・ＴＶドラマで二人が初めて共演したモーツァルトの２台ピアノのためのソナタＫ．４４８。
冒頭に清良の演奏するブラームスのヴァイオリン協奏曲も出てきましたね。

ピアノ作品は演奏したことある曲が多いせいか、一つの作品が全部聴けなくてやや欲求不満。
ラン・ランの演奏ははつらつ、生き生きののだめの雰囲気をよく出してました。

音楽を続ける以上、どこまで行っても日々の勉強また勉強の積み重ねしかない…勉強不足を痛感してる自分にとってはかなり重いメッセージ。
音楽だけでなくスポーツでも料理でもプロの世界は厳しい。
演奏家は超人的体力・精神力と自己管理能力が必要ですね。

私はプロの演奏家ではないれど、音楽で仕事をさせていただいてる身。
文筆家、井上ひさしさんは２０万冊の蔵書をお持ちで目を通していたそう。。
いい音て何なのか。様々な作品・演奏に触れ耳を鍛え、作曲者の意図を引き出せるよう深く楽譜が読めるようになりたい。

映画で、屋根裏部屋に住む作曲科の学生が弾く「テルミン」という変わった音・演奏法の電子楽器が出てきます。岩手でも愛好家や楽器作ってる方がいます。

音楽を楽しむことと、勉強の両立。永遠のテーマです。