心に残る映画 「ＲＡＩＬ ＷＡＹＳ」

写真は未来への贈り物　「写真好きみんな仲間」
デザインフォトムービー　Photo Produce の お茶目な今井です

この日　私の人生の方向を左右する打ち合わせを
午前中に済ませ　ずいぶん気分が高ぶっていた気持ち・・・・
その高ぶった気持ちを　落ち着かせたかった・・・・
　　
気晴らしに　ドライブを・・・・・
帰宅するも　まだ落ち着かない・・・

夕方　以前から　観てみたかった映画「ＲＡＩＬ ＷＡＹＳ」を観に行くことにした
中井喜一演じる　４９歳で電車の運転手になった男（筒井　肇）の物語
　　　　　　　　　


会社でエリートで過ごしてきた筒井は会社の役員と引き換えに
大リストラを行う　そこには親友も含まれていた
何時も何処でも　家庭でもイラついている筒井
何時も　仕事のことしか頭にない筒井
家庭内もしっくりせず　つっけんどんな娘・・・・

そんな日　母親の病気やリストラした友人の事故死を知る
事故死した彼の「俺は　物づくりがすきなんだ」という言葉が頭に残る・・・
そして筒井は　故郷で子供のころの夢であった　電車の運転手になった


　　　私の人生　
　　　『私は本当に好きなのは　何だったろうか・・・・』と思ってみる
　　　　私は新婚当時　今日は２０時には帰ると言いながらも深夜１時・２時・・・・
　　　　ちょっと遅くなるといえば　朝４時・・そして
　　　　朝８時には仕事に出ていく生活　その間妻は１人で食事をしていた・・・
　　　　でもそれが　仕事であり生活だと疑いもしていなかった
　　　　あるとき　私の夕食が　台所の流しのゴミ箱に捨てられていた・・・・
　　
　　　　３人の子供と風呂に入ったのは何回あったろう
　　　　恐らく数回？？？
　　　　スキンシップが足らず　乱れたこともあった
　　
　　　　私は今迄　何の為に何をしてきたのだろう？？？？

　　　　家族の為と言いながら　好きな海外旅行に出かけることで
　　　　気を紛らし・・・
　　　　父親が私の１３歳のときに借地に新築をした　ならばと　
　　　　子供心に　我が子が１３歳のときには　土地付で新築すると決めていた
　　　　そして　実現させた・・・・

　　　　定年後には溜めた（溜まっていれば）一度は　３か月づつ　
　　　　春は日本・夏はカナダ・秋は日本で過ごし　
　　　　冬にはハワイという生活を１度はしてみたい・・・・
　　　　さらには　ボランティアで　紙すきと鉛筆の作り方を
　　　　途上国で普及させたい・・・・・・

　　　　と思ってきた　　

　　　　傍から見れば　優雅な生活をしているように見えていたかもしれない
　　　　だが私は　必死に突っ走ってきた　主人公の筒井と照らし合わしてみる・・・・

今　私の人生の方向を左右する時期に立ち
突っ走った人生から　もう少しまったりとした時を持ち
夢に向かおうと　心の片隅に据えることができました

もう何があってもいいじゃないか　あるがままに・・・そんな気分

映画を見ていた十数人　いつも私は上映後　余韻を楽しみながら最後にでる

ところがこの日は最後尾で物音が・・・
そこには　２０代の男性と彼女　男性は前の椅子にもたれかかり
かすかに漏れるすすり泣き・・・そして彼女は立ったままスクリーンに
背を向けている

それぞれに　それぞれの人生が　重なったのだろうか・・・・・


映画館を出て　明日は１日　神棚に添える サカキを購入の為に
ショッピングセンターのガーデニングコーナーへ行くもここには無く
２か所目の店内の観葉植物のコーナーへ　ここにも無かった
女の子が　電話で売り場を確認してくれた　　指示された
３か所目の切り花販売の店でやっと購入できました

既に閉店のアナウンスが　なり続けている・・・・
２か所目の売り場の女の子に　「ありがとう！」
１か所目の売り場の女性には　小走りでサカキをかざしながら　ありがとう！！
売り場の女性から「有難うございました　また起こし下さい」と返事が返ってきた

ありきたりのようだが　何故か素直に受け止められた　”イイ気分”な私でした

きょうは　いい映画を観させてもらえた
ありがとうございました