PHOENIX スタッフのひとりごと♪

このブログは、建築士事務所【株式会社PHOENIX(フェニックス)】で働くスタッフが日々の出来事をつぶやいております♪

もとぶ記念病院病棟新築工事(鉄骨工事編その1)

2018年11月16日 | 現場監理
もとぶ記念病院新病棟の工事現場紹介

本日は鉄骨工事のご紹介です

本建物は地下1階、地上2階建て

通常であれば鉄筋コンクリート造となるはずです

ですが今回、鉄骨造を採用したのには工期の問題がありました


近年、建設業界は深刻な人手不足だと言われております

若手労働者の減少

東日本震災復興と東京オリンピック関連の建設ラッシュ

建設現場からは職人が確保出来ず

予定通りに工事が進まないとの話を多く耳にしておりました

そのため本建物は、工場制作がメインとなり

工期に影響を受けにくい鉄骨造を採用することになりました


私自身、鉄骨造の設計経験があまり無く

本設計においては「病院設計」と共に

とても大変でしたが

多くを学ぶことができました


さて、工事監理において鉄骨工事は施工図チェックがメインになるかと思います

こちらはもう一人のスタッフ、平安山さんにまかせ

工場検査立会いです







設計図通りの材料が使用されているか

寸法に間違いは無いか

溶接部の欠陥は無いか、、、等々

確認していきます

今回は、構造設計担当者(長嶺社長)と共に細かくチェックさせて頂きました



鉄骨建て方は次回ご紹介です

もとぶ記念病院病棟新築工事(土工事~基礎工事編)

2018年11月05日 | 現場監理
もとぶ記念病院新病棟の工事現場紹介

本日は土工事~基礎工事のご紹介です

こちらの敷地

大変良質な琉球石灰岩

この琉球石灰岩を支持地盤として

今回は直接基礎となりました

しかし、この琉球石灰岩

ご立派過ぎました

ボーリング(土質調査)結果を見て分かってはいたのですが

浅いところでは設計GL1m下付近から確認されており

地下1階を設ける本設計では

この琉球石灰岩を掘削しなければならない部分もありました

これがまた頑丈!!!

工事の進行を遅らせ

病院なのに掘削時の音が響きわたり

病院様、患者様にはご迷惑をお掛けしてしまいました







しかし、言い換えれば支持地盤としては

文句無しの安心安全安定地盤ということです

この土工事と並行して磁気探査も行われました

「磁気探査」沖縄ならではですよね

不発弾が埋まっていないかを探査するわけです

根切、掘削時に万が一、不発弾に接触してしまえば大参事となってしまいます

ましてやこちらは四方を既設病棟が取り囲んでおります

慎重に探査を繰り返し、工事を進めて行きました

不発弾が発見されることは無く(ほっ

現場は基礎工事が進んで行くのであります

(こんなにご立派な琉球石灰岩の地層なのですから、

不発弾が埋まっている可能性はほぼ無いだろうとは思っていましたが

現場代理人の小島さん曰く

『僕、掘り当てちゃう確率高いンですよね。。。』

とおっしゃっていたので少々心配しておりました








次回は鉄骨工事編です