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[PC] Appleがハッカーに詩の警告

2006-02-21 | [Mac/PC]
ハッカーが奥深くソースを潜っていくとあと1つの詩が出てくるという。
Appleはどこまでもやることがかっこいいです。決してMicrosoftでは思いつかなそうだ。詩の和訳は以下。

汝のカルマは本日、試された

かつて懇願するユーザーあり

男の使いしOSは盲目なり

男が盗まんとする

OSは偉大なる

しかし男は悟る

ハードウェアは否と言う

Mac OSは盗まぬこと

ほんと、チョーカッコワルイこと

(C) Apple Computer, Inc.

なんか和訳がわるいのか、イマイチ意味がわからないけど、抑制を目的に入れ込んだらしい。普通の人には見る機会がないけど、見えないところにもAppleは目が届いているのがすばらしい。

http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0602/17/news067.html

[音楽] 電気用品安全法(PSE法)

2006-02-21 | [その他]
2006年4月から電気用品安全法(PSE法)が施行されるにあたって、PSEマークを取得していない電機製品は中古販売などで取り扱えなくなると言う。よって、ビンテージのシンセなどの楽器類はすべてNG。言い換えればアナログ・初期電子楽器類は壊滅ということでThe ENDです。ジャンルとしても存在するACIDあたりは禁酒法ならぬ禁303となり、法律に反する音楽ジャンルとなってしまうかもしれません。ということで教授はじめ松武さんなどらが署名活動を行っています。まぢで電子音楽が壊滅するかもしれない重要な法案です。今更かもしれませんがなんとか出来ればと思った方は署名をどうぞ。

http://www.jspa.gr.jp/pse/

[読書] ぼくはこんな本を読んできた (立花 隆)

2006-02-20 | [その他]
知の巨人、立花隆の読書論についての講演や、インタビューなどをまとめた1冊。なによりもびっくりするのが、氏の読んでいる本の数。小学生にしてすでに恐ろしい数の本を読んでいます。そして中学生の時の作文が載っているのですが、またこれがすごいのって、大人でも書けないような文章を書いています。確実に凡人と違う人生を歩んでいます。普通の人には決して真似できないと断言できます。役に立ちそうなのは本の読み方のすすめで、やはり氏も文学書などはゆっくり読むそうです。しかし文献などは要所を恐ろしいスピードで読み進めるそうです。1ページ1秒らしいです・・・。なので、沢山の本が読みたければ速読をマスターするとよいと書かれています。速読に関しては別冊に詳しく書かれているみたいです。なんとしても速読をマスタしなければと焦燥感に駆られました。しかし、一番衝撃を受けたのが、インタビューなどを行う前の予備知識の量。これが半端ないです。1つの分野のインタビューに本棚1つ分(約300冊)程度の関連知識を勉強するらしいです。これこそ「プロの仕事」だと非常に関心してしまいました。自分も適当に仕事をしてはいけないなと改めて思わせてくれました。

★★★☆☆

[読書] いやでもわかる経済学 (日本経済新聞)

2006-02-17 | [その他]
90年出版なので、さすがにちょっと内容が古い。経済は常に変化しているので、15年のブランクは大きい。時代もバブリー全盛期なので、すべてが右肩上がりの経済話になっている。当時の2010年予想は笑えた。経済が右上がりで直進しているではないか。まあ大外ればかりでもなく、当時でも現在取り上げられる経済格差などは、すでに警笛をあげてるし、当然人口減少についても触れている。内容的には、市場、価格、貨幣、企業、株式と一応うわべは簡単に説明してある。よって経済学と構えるような内容ではなく、非常に初心者向けになっているので入門書としてはよいかもしれない。、決して経済が分かったつもりにはなれないが、まあ読んでもいいんじゃないという1冊。

★★★☆☆

[今日の気になった事] 核融合

2006-02-08 | [その他]
そういえば、最近「核融合」って聞かないなと思って調べてみたら、着実に進歩しているらしい。ITERのスケジュールによれば、2015年に完成となっている。なにしろ核融合といえば、原子をぶつけて違う原子に変えたときの莫大なエネルギーを利用しようというもの、太陽も核融合によってエネルギーを放出しているのでそのすごさは分かると思う。また必要な物質も非常に少なくて良い。核融合にも色々なタイプがあるみたいなのだが、現実的なのは重水素、三重水素といったものだが、これらは海水から生成できるので、基本的には無限と考えられている。しかも、数万年の半減期を持つ放射性物質をつくりだす核分裂に対して、非常にクリーンと言われている。よって、核融合発電が予定通りうごけば、もはやエネルギー問題は過去の産物になってしまいます。そして小型核融合炉ができれば、ガンダムも現実になりミノフスキー粒子の登場を待つばかりになります。ITERでは確かに2015年で完成と言ってますが、そこから膨大なテストを行っていかなければならないので、すべてをまかなえるようになるにはかなり先になりそうです。しかし、核融合の技術もムーアの法則のようにおそろしい勢いで進歩しているらしいので、殊の外早く完成するかもしれません。

<参考文献>
http://www.naka.jaeri.go.jp/ITER/index.html
http://www.naka.jaeri.go.jp/nyumon/nyumon.html
http://www.asahi-net.or.jp/~RT6K-OKN/fusion.htm

[読書] それぞれの夜 (遠藤 周作)

2006-02-02 | [その他]
遠藤周作著書のように見えましたが、実は短編集でした。ということでそれぞれに対して簡単な感想です。

遠い記憶(高橋克彦)
おぼろげな幼いころの記憶が故郷に帰ることで徐々に思い出し、最後は、完全に封印いしてた記憶が蘇ってしまう。ラストはぞっとしましたね。結構スリリングで面白いです。
★★★★☆

楕円形の故郷(三浦哲郎)
一緒に上京してきた女友達が徐々に自分から離れていき孤独になる様。なかなか孤独感が出ていて良いです。屋台のオヤジが良い感じです。ラストはシュールです。
★★★☆☆

音(黒井千次)
借りた別荘で音に脅迫される話です。静寂と音だけで十分面白いと思ったのに、最後オカルト風にしなくても良かったのではと思います。
★★☆☆☆

雪(河野多恵子)
幼い頃の体験から雪を見ると発作を起こしてしまう女性の話。ある意味取り憑かれたオカルト話なのかな??
★★☆☆☆

髑髏盃(澁澤龍彦)
織田信長のドクロの盃を探すという話。
★☆☆☆☆

お守り(山川方夫)
極端な社会化現象の話。個性がなくみんな同じ習慣、クセ、考え方になってしまう話。ドッペルゲンガーぽくもあるが、オカルトにはしていない。ピンとはこないが言いたいことはなんとなくわかる。
★★☆☆☆

怪物(三島由紀夫)
人の不幸が自分の幸福だと思って生きてきた人の話。理不尽すぎてついていけなかった。
★☆☆☆☆

浴室(阿川弘之)
よく分からない話。結局なにが言いたかったのかつかめなかった。
★☆☆☆☆

埋葬(吉行淳之介)
知人の死から色々妄想が働いてしまう話。これもよく意味がわかりません。
★☆☆☆☆

その一言(遠藤周作)
妻の秘密と夫の不倫。気がつかない妻。そして愛人の病気と。妻の笑い。ラストのオチもありいかにもミステリーって感じです。単純に面白いです。
★★★★☆

総評
遠い記憶(高橋克彦)と、その一言(遠藤周作)は面白いですね。
特に遠い記憶は読ませます。そしてラストが怖いです。確かにホラーです。