北京日記

北京滞在中に観たこと、エピソードや感じたことなどを紹介し、中国との友好を深めたい。

中国人社員

2007年05月12日 10時10分38秒 | Weblog
日系企業は中国にたくさんある。日系企業は大変な思いをして中国で生き抜いている。

北京の平均給与は高い。外資だろうが中国系の企業だろうが、北京に拠点を持っていた企業は拠点を地方に移している。私が働いている会社の北京本社の中国人社員の一日の平均給与は、百元から二百元くらいだ。だが、同じわが社でも武漢の支社で働いている社員は一日に80元しかもらっていない。

よく日系企業で働く日本人社員はぼやいている。「中国人はよくさぼる」、「旧正月の正月休みに故郷に戻った後、休み明けに会社に戻ってこない社員がいる」などはよく聞く話だ。

知り合いに日本のHと言う有名な電気会社の上海支社H’で働いていた女性がいた。彼女は日本円で約17万円の月給を得ていた。彼女は日本語学部を卒業したあと通訳としてH’で働いていた。彼女は数年H’で働いていた。ある時H’が彼女を日本に研修生として一ヶ月間派遣した。彼女は研修を終えて上海に帰った一月ほど後に、会社を辞めた。彼女はマナーがなっていない。H’社としては大損ですね。せっかく彼女を日本に派遣したのに、彼女は会社の恩に報いなかった。

日本でもこういう事はありますね。日本政府は外務省に新しく入った官僚を海外の大学に留学させることがある。留学が終わって日本に帰国した途端に外務省を辞めてしまう人がたくさんいた。国民の血税を投じて留学させたのに官僚が国に貢献しないから、元が取れなくなる。このことが問題になったため、今では「国の援助で海外留学をした者は、帰国後数年は外務省を辞められない」と言うように制度が変わったのだと思う。

日本企業は、中国人社員と中国式の雇用契約を結ぶべきだ。社員を海外に派遣する際、会社は「会社が社員を海外派遣した場合、社員は帰国後最低一年は会社に在籍して会社に貢献しなければならない」と言う契約書をつくり、これを社員にサインさせなければならない。