風に語りて

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おしえてDOS/V

2007年09月02日 22時48分58秒 | 電子機器をいじる
 昔買った本を整理してたら出てきた本。

 いやあ、コレは非常に懐かしい!!
 この本と「IBM-PC AT互換機ガイドブック」と、「今夜わかるMS-DOS」
で自分はある意味PC-9800シリーズをすっ飛ばしてPCの流れをキャッチアップす
ることが出来たんだなあと感慨に浸ってみたりして。

 「互換機ガイドブック」はどちらかといえば技術的な色も多少含まれていて、「なるほ
ど」と読み進むところもある反面、「これはちょっと分からないな」という部分も当時は
アリ。「今夜わかる」はタイトルのとおり、あくまでDOSの操作に係る部分が中心なの
で、「おお、こういうことも出来るのね」という意味では非常にタメになるのかなと。た
だし、自分が持っている「今夜分かる」はPC-9800シリーズ用なのでそのまま使う
ことが出来ない場面も。

 これに対して「教えて」はIBM-PC(とその互換機)とはどういうものなのか、か
ら始まって今後の主流となるであろうWindowsの紹介や現在購入するに当たって検
討するべきこと、そしてビジネスやゲーム、そのあとで技術情報等が続く感じ。

 今では往時の熱気を感じるだけになってしまいました。特に個人輸入に関してはかなり
熱心に読み込んだものです。洋物のPC雑誌(例:PC Magazine、PC Wo
rld、Computer Shopper)なんかも結構購入しましたが、往時の広告
量や記事の量を思い出して現状の各雑誌を目にするとき、時というのは残酷なものであ
る、と思わざるを得ません。

 結局この雑誌が引き金になる形で、購入はPC-9800シリーズではなく、IBM-
PC(とその互換機)にしようということを決めたという記憶があります。

 では実際にどれを買うか。
 国内の機械は安いといってもあくまでそれはPC-9800シリーズと比較して、であ
って自分の希望している性能を少し考えれば結構な額になることは自明。
 なので・・・個人輸入を行うことに。カネがなければその分汗を流して(脂汗・冷や汗
含む)カバーするという方式。

 どうやって注文するか。
 この時代ですから「インターネット」というものは・・・あったはずですが日本ではほ
ぼ「学術用」で使用している方ばかり。
 で・・・どうするかというと、ファクシミリを使う。
 コレで、「パソコンを御社から買いたいんだけど、コレコレの性能だとどうなるか、見
積り送って」と投げつける。

 ガッコーのときの友人にファクシミリを借りて、さて、どこのパソコンメーカーにこれ
をお願いするか・・・。

 候補に挙がったのは、
 Acma、AST、CompuAdd、PackardBell、Northgate、
Gateway2000、Zeosくらいでしたか。・・・この中で今も残っているメー
カーってどれぐらいあるんだろ(笑い)。

 購入の決め手となったのは「PC Magazine」誌で毎年(?)の「BestBuy」
を選定した記事。各種ベンチマークテスト結果や価格の点から考えて「コレが今の『お買
い得』っ!!」を選ぶというもの。

 このとき選ばれたのがGATEWAY2000社の「4/DX2 66V」というヤ
ツ。この機種の意図するところは、
 「このパソコンはインテル社のMPU『i486』を搭載しています。動作周波数(数字が
大きいほど性能がよい、とされる)は、表面上は33Mhzですが、じつは中ではその倍
で動けといわれているので中の人は66Mhzで動作します。でも、勘違いして「66M
hz」なんていわれると困ります、だって『なんちゃって周波数』ですから。」

というもの。
 でも、当時のテストの風景ではベンチマークテストの種類によってどちらともいえない
ような感じにも。そもそもベンチマークテストといっても人間は体感の差を感じないレベ
ルのものともいえ(流石に30台ぐらい一気にテストしたとして、そのトップと最後では
「あれ?」くらいは思うかもしれませんが)、あくまで「モノサシのひとつ」として認識
すればいいのだろうかなあと思います。最近はこのようなテストを行っているのかどうか
というのさえ認識にはないのですが、それだけ「慣らされた」からかもしれません。

 まぁ、実際にはベンチマーク上ではDXの50MhzとDX2の66Mhzでは50M
hzの方が早かった、しかし、安定性は劣ったということだったような・・・。

 このとき選ばれたのはベンチマーク順位では中の上から上位あたりを安定してつけ、か
つ、価格的にもリーズナブルだったからということではなかったかと思われます。当時最
速と云われたビデオカード「Graphics Ultra Pro(ATI)」を装備
していたのがその原動力なのかもしれません。

 ・・・ということでこのパソコンを購入決定。ビデオカードを「Ultra Pro」
でも上位の「w/2MB」にし、かつ、CD-ROM付きかディスプレイを14吋→15
吋にしたかで注文。総額は3800ドル余り・・・?プラスでシッピング(配送料)+保
険で4000ドルオーバーしてかつ、保険は国内には通用しないのでそこからさらに追加
料金(約1万円)でようやく手元に。


 ・・・。


 なんでまたこういうことをお話ししているかというとですね。
 いやー、久しぶりにPCのパーツの店めぐりをしてみたのですよ。
 箱がど~の、カードがどうの、という具合に見て回ったのです。

 暫く見ない間に「えっ!?ナニそれ??」な状況でした。
 まぁ、ハードディスクの規格がS-ATAに移行するかも、とか、ビデオカードは速い
ものならAGPよりPCI-EXPRESSとかもありましたが、

 CPUの速度が・・・。

 処理速度6000Mhzオーバーって・・・。
 いやホント、「どんだけ~!?」って言葉使いますよ。自分の保有しているPCが18
00(と2200)ですから・・・。それにビデオカードの速度もどうやら自分が現在保
有しているものから2~3世代進んでいるようですし・・・。

 今新しいPC組むとなるとどうなるんだろ、で試算してみました。
 ケースが1.5、
 マザーボードが1.5、
 MPUが3、
 ビデオカードが3、
 メモリが3、
 音源カードが0.5、
 HDDが2、
 FDDが0.5、
 光学コンボドライブが1、

 あとなにがあったっけ・・・。
 ああ、そうだそうだ。
 MPUファンが0.5
 OSが3

 まぁ、電源はケース備え付け、ということにするか。多少金額としては余裕を持たせて。

 合計すると、20万円弱で・・・ビデオカードを除く現状(ほぼ)最高の機器が組め
る、ということでしょうかねえ・・・。って、ちょっと待って。本当にこれだけでいい
の?この倍ぐらいかかるんじゃないの(笑)??

 まま、(ちょっといい性能の)ディスプレイ併せると、25でしょう、他にも色々買っ
たら30は出ます。(特にOfficeを併せると・・・)。

 しかし、それでも安くなったな、と思わせるのは自分がGATEWAY2000の機器
を買ったときの値段(4000ドル)から見ても安く、さらにこの機器を買ったときでさ
え、当時のEPSONのPC-486GRなんかよりも各段に安く思えたものです。

 いやぁ、久しぶりに自作したくなってきた(爆笑)。
 オーダーがあれば部品代はお願いしますが工賃無料で(以下略)

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