五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

言葉足らずか品が無かったか

2007-05-27 20:10:18 | つれづれなるままに
先日、カプサイシン的治療という記事で、
室蘭市立病院の豪華病院を批判したわけですが、
言葉足らずで、救急など不採算部門と弱者のための
医療も切り捨てよ的発言ととられてしまい、
お叱りを受けてしまいました。

ただ、今すぐ実験を放り投げて自分が室蘭に行かなければならない理屈
が理解困難ではありましたが・・・。

変に熱くなってもろくなことがありません。
できれば批判をしていただく際は、
だいたいのポジションを言っていただけると
できれば自分をあきらかにしていただければ
もっと真を突いた議論ができるのかなと思いました。

言葉足らずか品が無かったか、反省材料として
コメントは削除せず残しておこうと思います。
暗い記事を、そのまま書くのも面白くないなと考え
工夫したつもりだったのがいけなかったかもしれません。

今後も北海道の病院の情報は備忘録も兼ねて
書き続けたいと考えております。

当ブログの趣旨としては、
救急部門などの不採算部門切捨て
弱者のための医療切捨て
には反対の立場をとっております。
また巨大戦艦作成にも反対しております。
その地域の実情に合った医療が
ふさわしいと考えております。

室蘭に関しては3次救急センターに脳外科が無くて
それ以外の病院にあるというゆがんだ構造になって
しまっています。難しいですね。

自分でも北海道に最終的には骨を埋めようと思っており、
地域医療に貢献もしていきたいですし、
微力ながら貢献した実績もあると考えております。
帯広は故郷であり、特に貢献したい土地であります。

ただ骨を埋める土地を決める前に様々な
ポジション・土地で働きたいと考えております。
最後は義理・人情で決めたいと考えております。

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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (僻地の産科医)
2007-05-27 20:17:21
あれ?そうでしたか?
私は、かなり適切な表現だと思いました。

私たち勤務医の発言は社会的見地よりも現場労働者からの政策批判ですし、はっきりいって自分の勤務地なんて選べないし、そもそも自分の出身大学でもない場所(ジッツ)じゃないところなんて勝手に赴任したら、はっきりいって医師の生活なんて袋叩きにあって生きていけないし。

どうしろっちゅうんでしょうか。
(私たちは末端の人間ですから、教授さまさま達の偉い方々に逆らってどうこうすることってありえませんもん)

気にすることないんじゃないでしょうか?
大体自分の赴任地なんて選べるわけないじゃんっ!
政治とかご意向があるんだし!!!!!!!があああっ!!
(それに自由に選べるんだったら、もっと早くに医療崩壊しとるわい!)
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Unknown (僻地の産科医)
2007-05-27 20:20:42
ってゆうか!
医師数増やしてよ!
もうどうにもならないし。
もう本当にどうにもならないですもんね。

給料なんてどうでもいいんじゃ!
当直の負担何とかしてくれ。

人数がほしいのよ~人数が~(涙)。
(ちょっとかなり煮詰まってます。月に一度くらいの波ですが、毎月なんとかこれをこえつつ勤務医を続けております。この感じだと、いつかはドロップすると思います(-_-;)。。。)
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御自愛くださいませ (脳外科見習い)
2007-05-27 21:17:34
僻地の産科医様 
コメントありがとうございます。

少し気が楽になりました。

幸い僕はかみさんの全面的理解?
を得ているので先生よりも
大分楽をさせてもらっていると思います。

こんな時代でも産科を志望する学生さんに会うと
捨てたもんじゃないと思いますが、
激務と訴訟にさらされると思うと
心が痛みます。

感謝だけあれば結構やっていけるのですが。

自らドロップというより環境がドロップさせている
と思います。
多くの方は切れる前に多分本能が教えてくれると思います。
僕はしばらくはやっていけそうな気がします。

給料は半分どうでもいいですね。
教科書代(月5~10万)と
学会費用と家族を養うことを考えると
北海道でも最低50は欲しいですけど。
今はそれよりバイトで稼いでますが、
学費はらったりすると貯金は全くできません。
車もおんぼろアコードワゴン(H8)
です。
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Unknown (室蘭のほかの病院の勤務医)
2007-05-28 18:29:16
いつも、ブログ読ませてもらってます。
先生の前のブログは変ではないと思いますよ。
確かに脳外科は殺人的な忙しさだと思います。
しかし、忙しい科だけあげて話の揚げ足とってもねえ。あと、いつも出てくる低所得者層や他の2病院で見てくれない患者を診ざる得ないっていうのも嘘です。他の二病院も不採算の患者だからってむげに断ってません。必死に見ています。お金だけじゃないけど市立病院から受診拒否になった患者だって通院している人います。まあ、もちろん市立病院がそういった責務があるのはわかりますがそれでも、あの赤字は作りすぎだと思います。でも、ブログ主のもそういう意図だとは思いますが医師が怠けているとか医師が悪いとかそういったレベルではないですよね。経営者しっかりしろというところですよね。室蘭のためには3病院が対立して患者を奪い合うことではなく、3病院が協力して役割分担をして協力していかねばならないと思ってます。そうじゃなければ共倒れになるのでは。
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現地情報 (脳外科見習い)
2007-05-28 20:16:35
室蘭の勤務医様、情報の提供及び、ブログを読んでいただきありがとうございます。

この巨大赤字は、医師が馬車馬になって働いたとしてもそうそうたやすく返せる額ではないでしょう。
借金の利子のために働いているようなものです。
そんなことが許されるわけがないと思うのです。
経営のプロではないのでなんともいえませんが、
素人が見たって異常でしょう。

地域に競合する病院同士、仲が悪いことはよくありがちなことですが、一緒に飲んだりすると意外といい人と思ったりして。

やはり各病院機能分化が必要な時代だと思います。
似たような感じの町として、小樽と室蘭に注目しています。

医療政策に失敗した町からは人が流出してしまい、
ますます苦しくなります。産業の衰退など他の原因もたくさんありますが。

自分も人間なので、そういった町に例え義理があってもやはり積極的に働きたい、骨を埋めたいとは申し訳ありませんが思えません。自分一人の存在で変われる規模の自治体であれば話は少し変わりますが。

そうならないように各自治体首長と病院トップは考えていただきたいのです。大好きな北海道だからです。

これからも宜しくお願いいたします。
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Blogへの批判は好意的に (Taichan)
2007-05-29 10:35:01
ブログへの批判は私も浴びたことがあり、記事を削除したこともあります。ブログは基本的に何を書いても自由なのですが、読者によっては解釈の仕方が少し微妙になることもあります。
打って反省、打たれて感謝。先生が誠実にコメントで対応されているようで安心しました。
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私も叩かれましたが (春野ことり)
2007-05-29 16:54:24
ブログというものは特定の個人を批判すること以外は、自分の意見を自由に書いていいものだと思っています。多くの人が目にするようになると、中には文章を誤解して理解する方や、気分を害して意見してくる方も出てきますが、そういうコメントからも何かを学ばせてもらえることもあり、Tai-chan先生のおっしゃるとおり、「打って反省、打たれて感謝」

相手が自分を明らかにしてこない場合は基本的には無視してもいいものと私は思っています。先生の誠実な対応、ご立派だと思いますよ。
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打って反省、打たれて感謝 (脳外科見習い)
2007-05-29 22:33:21
Taichan先生、春野ことり先生
コメントありがとうございます。

これだけローカルな話題をつっこんでやっていると
知らない方から御批判もうけるだろうと思っていました。

うちのかみさんは、子供の喧嘩みたいと笑っておりました。

相手の素顔が見えないネット上ではどうしても
言いたい放題になりがちですが、
色々な方がみられているという緊張感を持っていることと、
ことり先生の一件から勉強させて頂いて
今回のように対処できたと思います。

今回の件はすれ違いが根底にあると思うので、
批判された先生も
普段は気合いの入った良き医療者と信じております。

打って反省、打たれて感謝
いい言葉だと思います。

北海道の医療・日本の医療・脳卒中医療に関して
稚拙ではありますがこれからも考え続けようと思います。
考え続けることが大切であり、
打って反省、打たれて感謝しながら
成長していきたいと思います。

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Unknown (yabu)
2007-06-01 18:17:51
打って反省、打たれて感謝、いい言葉ですね。
新約聖書には、ぶたれた反対の頬も差し出しなさい、とあったと思います。アメリカ大統領は目には目を、でした。ヒラリーさんも「報復する」と言って拍手喝采でした。O森さんの方がよっぽど大統領(いや、厚生労働大臣?)になってもらいたいです。
アメリカは謝罪したら敗北ですが、日本にはそんな社会になって欲しくないです。
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Unknown (脳外科見習い)
2007-06-02 14:05:03
残念ながらわたくしはそのようなタマではないと思います。

イラクはどうなるのでしょう・・・。

わび・さびの心を議論の中にも持ちたいものです。
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