五里夢中於札幌菊水 

野戦病院へ出向予定。
医療崩壊に対して国民全てと共闘を夢想。
北海道の医療崩壊をなんとか防ぎたい。

当直月4回だったら楽じゃない?

2007-04-11 11:50:14 | 医療問題
当直月4回だったら楽じゃない?という誤解を招きかねない記事。
他の業界でもこのぐらい厳しいところはありますよね。きっと。
このていどだったらまだまだいけるじゃんって意見の人多いと思いますよ。
この一線を越えるとちょっとと思うけど。

当直の他に自宅待機というマジックがあることをもっと書いてほしい。
緊急手術がきたらもちろんそのままとまりこむし・・・。
一人部長のストレス(二人体制でも手術になったら同じか・・・)
がこの記事ではわからない。


(04/10 20:55)北海道新聞

宿直明けも9割通常勤務 宿直勤務、6割が月3回以上

 宿直勤務をする全国の勤務医のうち、約9割が翌日も通常通りに勤務せざるを得ない状況になっており、約6割は月3回以上の宿直をこなしていることが10日、社団法人日本病院会のアンケートで分かった。医師不足を背景に長時間労働を強いられる勤務医の実態が浮き彫りになった。

 アンケートは昨年7月、同会に加盟する2535病院を対象に実施、536病院の勤務医5635人から回答を得た。

 夜間の当直勤務をしている人は全体の71・6%。この中で1カ月の回数が「3-4回」は40・8%、「5回以上」が17・1%で計57・9%だった。「2回以内」は41・9%で無回答が0・2%。

 宿直翌日の状況は「忙しさと無関係に普通勤務をせざるを得ない」と答えた人が88・7%で、「半日またはそれ以上代休がある。特に忙しかった宿直の翌日のみ、少し仮眠を取れる」はわずか10・8%だった。無回答が0・4%。

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2 コメント

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医師労働は、広く深いものでは・・・ (北のCOSMOS)
2007-04-11 17:01:57
peak 1893先生
「医師の労働」とは本来もっともっと広い意味があると思います。
我々、今の医師に求められてい医療への責任を考えると「技術の習得・維持」や「社会・文化的な素養」など、『労働』とは別に考えなければならないのではないでしょうか。
コメントありがとうございます (脳外科見習い)
2007-04-11 18:30:53
COSMOS先生のおっしゃられるとおり、
技術の習得のため、我々脳外科は、
仕事が終わった後、研修医の頃なら
糸結びの練習、
お風呂に入りながら、血管造影のために
シリンジで遊んだり、
もう少し年を重ねると、
こっそりオペ室に侵入してマイクロの練習をしたり・・・。

社会・文化的素養としては、勤務地の産業構造や歴史的背景
まで把握しないといけませんし、世の中の一般的常識・情報
には常に目を光らせなければいけません。
そうしないとやっぱり患者さんの心と交流できないことが多くなってしまうと思います。

教科書に書いてあること以外にも
患者さんの背景からケースバイケースのことが多く、
単なる技術屋ではなく哲学者的要素も併せ持たなければいけません。
提供する医療技術をミクロ的な視点だけではなく、
医療経済全体に与える影響などマクロ的な部分も見据えないと、
無駄な手術をやりすぎてしまったり・・・。

家庭をおろそかにしすぎても、一般的な家庭人が持つ資質の一部が
欠落してしまうと思います。
なお、家庭を持っていないなら、いないで問題ないと思います。

こういった労働には換算されない労働
(好きでやってるから趣味?)を考えると、
もっともっと時間的余裕が必要だと思います。

病院の中しか知らないで生きている人間に、
自分をみてもらいたいとは思いませんから。

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