goo blog サービス終了のお知らせ 

母ひとり娘ひとり あわせてふたり                             ~大腸癌を宣告された娘の記録~

2008年7月、たったひとりの家族である母が上行結腸癌にステージ3b、ママ頑張ろうといいながら自分への励ましブログ。

入院 -2日目-

2008年08月13日 22時03分56秒 | 入院生活
私は今日からお盆休み。会社にはあんまり迷惑かけたくないから本当にお盆休み中の手術でよかった。
簡単に家の用事を済ませ昼前には病院へ行った。
気になっていた。昨晩、主治医の先生に始めて会っていろいろ説明してもらって母がショックを受けていないか・・・
ショックなのは間違いない。立ち直れているかが不安だった。
母は完全に立ち直った様子だった
考えてもどうにもならないからって。母・・・強いぞ偉いぞ

だけど床が変わっただけでも寝れない性分。私とは大違い
今夜は睡眠薬をもらってちゃんと寝て欲しいな。

夕方麻酔の先生が病室へ手術時の麻酔について説明にきてくれた。
とっても親切で優しそう 手術前に安心できる空間を与えてくれた。

面会ぎりぎりの20時になって病院を出て実家へ花の水やりに。
母は枯れても良いと言っていたが退院して帰った家の花が枯れてたらかわいそうやし
逆に綺麗に咲いていたらエネルギーになるかもしれんし
だから水やりは任せて、お母さん

続)いよいよ入院 -1日目-

2008年08月12日 23時53分53秒 | 入院生活

お昼前に母の姉(叔母)が心配してくれて病院へ到着
母には2人の姉、2人の兄(内、1人は大腸癌で他界)、1人の弟がいる。そして沢山の甥や姪。みな、いつも母の事と私の事を想ってくれている。
心配かけっぱなしで申し訳ない

両親が離婚してから母1人、子1人の家庭。だから余計に心配も大きいだろう。
今回も母の入院が決まってからは特にこの姉2人は毎日のように母に電話をくれていたらしい。
私には兄弟のように仲の良い従兄弟が毎日のように電話をくれていた。
本当にありがたい

PM18:00母と私、母の姉 3人が別室に呼ばれた。いよいよU先生と初対面。そして病状と手術の説明。
「今回の手術は、腹腔鏡手術で行います。お中に1cm位の小さな穴を4ケ所にあけ器具を入れてお腹を膨らませてモニターで確認しながらの切除となります。
場所は上行結腸、約25cm~30cmの切除、あと周辺のリンパ節を2群くらいまで切除する予定です。腫瘍を取り出す為に4ケ所とは別に5cm程度切ります。」
「私がこの病院に来て3年になりますが大腸癌の約7割が開腹ではなく腹腔鏡で行っています。」なんだか自慢気に聞こえた。
40歳代と思えるU先生は頼りになりそうだがちょっと距離を感じる先生だった。
開腹手術とばかり思っていたのでTVなんかでしか聞いたことのない腹腔鏡手術にちょっと戸惑った。
病院でかなり温度差があるようで母のような状態であれば開腹手術で行う病院もある。
大学病院へいけばおそらく腸をすべて切除するだろうと言われた。母のように2度の大腸癌。
今は良性だけどS状結腸にも2つポリープがある。こういう患者は体質もあり全て腸を切除するという大学病院ならではの手法があるらしい。
腹腔鏡のメリット、デメリットを紙に書きながらサッとではあるが説明してくれた。
他にも大腸癌について詳しい説明があった。素人の私では1回聞いただけでは記憶するのが難しい話だが必死で聞き入った。
1番気になる進行度は切ってみないと分からないとのこと。しかし大きさからいって筋層位までは達しているだろうとの説明があった
母もこの言葉にはかなりショックだったと思う・・・
切除した腸は検査に出して結果は術後10日から2週間かかるらしい。
殆どの患者さんが退院しているから外来で検査結果を聞いているらしい。退院も早そうだね

とにかく今は先生お願いしますしか言えない・・・

けどあまりに淡々とした話し方に内容。母は手術前にショックだったと思う。
だけどそんな事に負ける母じゃない。 明後日の手術までには気持ちも整理して望めるよね。お母さん。

一通りの説明が終わり部屋を出ると従兄弟のお姉ちゃん(よーこちゃん)が仕事が終わって来てくれていた。
よーこちゃんのお父さんは母の兄。大腸癌で他界してしまった。私の父親代わりの叔父だった。
あれからもうすぐ10年。天国で心配してると思う。見守ってくれてるよね。

お母さん頑張ろうね だけど私やっぱりショックだった

いよいよ入院 -1日目- 

2008年08月12日 13時49分59秒 | 入院生活

実家へお迎えに行くとスーツケース1ケ、大きな紙袋1ケ
スーツケースを見たら旅行行きたいね 元気になったら行こうねって事で準備は いざ病院へ出発

お母さん相変わらず元気いっぱい、病院へ着くと入院予約窓口へ・・・
しばらくすると看護士さんがお迎えに来てくれた。
希望通り個室に入れた。ちょっと狭い気はするがWC付きの個室。
ただ冷蔵庫が付いていないのが

まぁ、大腸の手術だから冷蔵庫は不要といえば不要だが・・・

病室へつくな否や看護士さんが「明日から点滴しますので、今日から絶食になります」
母・・・

今夜は最後の夕食食べれると思ってたのに(病院食だけど・・・期待してたのにね)
こんな事なら朝、しっかり食べてこれば良かったって

相変わらず食欲も元気もある様子、何より、何より

今夜18時、先生からの手術についてのお話があるらしい。
主治医のU先生良い先生だったらいいなぁ。ちょっと緊張