和彦、賢秀のトラブルに巻き込まれて新聞社をクビ!『ちむどんどん』第95話 © RBB TODAY (c)NHK
19日放送の連続テレビ小説『ちむどんどん』第95話では、和彦(宮沢氷魚)が退職することになった。
暢子(黒島結菜)の開く沖縄料理屋の名前が「ちむどんどん」に決まり、順風満帆かと思われた矢先、和彦のもとに田良島(山中崇)から電話が。「僕、東洋新聞クビになるかも…」。
急いで新聞社へ急行する和彦。すると笹森(阪田マサノブ)から、賢秀(竜星涼)をめぐる悪徳商法の現場に居合わせたことを突き付けられる。笹森は「うちの記者が悪徳商法に関わっていたとなると、読者はもちろんのこと上層部も黙っちゃいない」とぶつける。
田良島から「殴っちまったのか?」と聞かれると、和彦は「突き飛ばしたのは事実です」と答える。笹森は「暴力を認めるんだな?責任を取って退職届を書け!書きたくないというのなら懲戒解雇だ」と告げる。
田良島が「俺が責任取ります。俺が辞めるので青柳は不問にしてください」と訴えるも、笹森は「処分は追って伝える」と言って去る。この後、結局、和彦は東洋新聞を退職することに。「この学芸部で学んだことを糧に 新たな自分の道を探して頑張りたいと思います。長い間お世話になりました。本当にありがとうございました」と感謝を伝えていた。
和彦、賢秀のトラブルに巻き込まれて新聞社をクビ!『ちむどんどん』第95話
19日放送の連続テレビ小説『ちむどんどん』第95話では、和彦(宮沢氷魚)が退職することになった。
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<ちむどんどん>賢秀ニーニー“真面目に、地道に、コツコツ”と改心の様子を見せる 清恵との新展開も(WEBザテレビジョン 2022/08/19 15:41)
黒島結菜がヒロインを務める連続テレビ小説「ちむどんどん」(毎週月~土曜朝8:00-8:15ほか、NHK総合ほか※土曜は月~金曜の振り返り)。第19週「愛と旅立ちのモーウイ」では、暢子(黒島)の兄・賢秀(竜星涼)が警察沙汰に…。賢秀が事件を悔いてビッグビジネス志向を封印し、涙の土下座をした第94回は「#ちむどんどん」がトレンド入り。第95回では「真面目に、地道に、コツコツ」と農場の仕事に精を出し始めた。(以下、ネタバレがあります)
ニーニー、今度はねずみ講にはまる
同作は沖縄を舞台に描かれる、料理に夢をかけたヒロイン・暢子(のぶこ)とその家族の物語。第19週では、沖縄料理店を開きたいと決めた暢子が金融機関から融資を受けたり物件探しをするなど独立準備に勤しむ様子が描かれた。
そんな暢子たちの日々を、またしても賢秀が揺るがした。我那覇(田久保宗稔)とばったり再会した賢秀はまたしてもその口車に乗り、新たな“ビジネス”に手を染める。だがそれは、いわゆるねずみ講。“マルチ商法”として、当時取り締まりが厳しくなっていた犯罪行為だった。
すっかり騙されていた賢秀。房子(原田美枝子)の助言で目を覚まして金を取返しに行くが、後の祭り。“違約金”としてさらに暢子の開店資金だった200万円が巻き上げられ、警察沙汰に巻き込まれる事態となってしまった。
真面目に、地道に、コツコツ…
懲りずに“ビッグビジネス”を目指しては手痛い失敗を繰り返してきた賢秀だが、今回は少し様子が違った。助けに入った和彦(宮沢氷魚)と智(前田公輝)に土下座し、「今度こそ心を入れ替えて、地道に働く」と約束。養豚場に戻ると、清恵(佐津川愛美)にも「僕は生まれ変わる。真面目に、地道に、コツコツ生きていくと決めた」と宣言した。
これまで、我那覇が絡む詐欺まがい事件だけでも本土返還時の投資話と“紅茶豆腐”、そして今回のビタミン剤と、3回も巻き込まれている。そのほか、引き起こしたトラブルは数知れず。給料前借りは当たり前、和彦の母・重子(鈴木保奈美)の大切にしているオルゴールを壊すといった迷惑行為も日常茶飯事。筋金入りのお騒がせキャラだ。
どんなに痛い目に遭っても、懲りずにビッグビジネスでの一攫千金を夢見てきた賢秀。それだけに、今まで賢秀の口から出てきたことのなかった“真面目に、地道に、コツコツ”といった言葉は新鮮。涙ながら頭を地面にこすりつける姿、清恵を真っすぐ見つめ「心を入れ替えた」と語る姿など、すがすがしいほどにひたむきな態度からも誠実さがにじみ、彼の改心を期待してしまいたくなる。それは演じる竜星涼の人柄によるものだろう。
生まれ変わった?ニーニーに応援の声も
養豚場では賢秀に「ここで一生、一緒に働かせてください!」と言い寄られた清恵が“ちむどんどん”(胸がドキドキ)する場面も。言った賢秀自身の真意は不明だが、少なくとも清恵のほうはまんざらでもない様子だ。視聴者からも「今度こそ地道に働いてよ!ニーニー」「ニーニーやっと生まれ変わってくれた?」といった期待の声や「清恵ちゃんを幸せにしてあげて!」「清恵ちゃんとニーニー、お似合いだと思う」といった声が上がりつつあり、「#ニーニーを見守る会」のタグも生まれるなど、賢秀の更生に期待する声も上がり始めている。
だが一方で、和彦たちに土下座した際には「何年かかっても、暢子の200万、必ず…必ず“倍にして返す”から!」とおなじみの決めゼリフも口にしており、一抹の不安もよぎる。
結局200万円は沖縄の博夫(山田裕貴)・良子(川口春奈)夫婦が肩代わりし、暢子は予定通り店を開けることに。その矢先の妊娠発覚で、事態は新たな局面を迎えている。そんな中、小さくない代償を払うことになったねずみ講事件を契機に賢秀は“真面目に、地道に、コツコツ”人生を立て直していくことができるのか…賢秀の今後を見守りたい。(文=ザテレビジョンドラマ部)
“炎上”朝ドラ『ちむどんどん』 の批判が加速!「だからモヤモヤするんだよ!」背景にあった“甲子園の影響” テレビ番組朝ドラちむどんどん炎上 (週刊女性PRIME)
現在放送中の、NHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』。
黒島結菜(25)演じる主人公の結婚披露宴を迎えて、甘い新婚生活が描かれるはず……が、またしても竜星涼(29)演じる“だめニーニー”が登場して台無しに。
結婚式は“地獄絵図”とまで言われる
視聴者からの批判は止むどころか、加速する展開でSNSは大荒れ状態だ。そんな『ちむどんどん』について、テレビ誌ライターはこう話す。
「8月11日と12日の第89話と第90話で、主人公・暢子と宮沢氷魚演じる和彦の結婚披露宴が放送されるも、ネット上では“地獄絵図”とまで言われてしまいました。これまでの朝ドラであれば、主人公の結婚は一番の見せ場になるはずなんですが……。
このふたりが結婚に至るまでの過程がとにかくひどく、新郎新婦どちらにも感情移入できないという視聴者が多かったようです。参列者の行動も疑問だらけで、視聴者が喜ぶハッピーな披露宴という感じではなかったですね(笑)」
披露宴の途中で、これまで自分の店を持ちたいと夢見ていた暢子が、「沖縄料理のお店を開く!」と参列客に宣言。しかし、「この宣言も視聴者には呆れられました」と、前出テレビ誌ライターは続ける。
「子どもの頃から沖縄料理を作っていた主人公ですが、上京してイタリアレストランに長年勤務していたのに、結局沖縄料理の店を持ちたいと言うんです。なんのためにこれまでイタリア料理に携わったのか、話にまったく脈略がありませんでした」
「なぜ沖縄料理なの?」という視聴者の疑問が晴れないまま、8月15日の第91話からは、2人の新婚生活と、沖縄料理店の開店という夢にむかって奮闘する姿が描かれた。しかし、またも“だめニーニー”が登場し、ねずみ講に騙されたニーニーを助けるため、暢子が長年貯めてきた開店資金が失くなってしまう。
「これまで何度も描かれてきた、だめニーニーに家族が迷惑を被る展開ですが、ここにきてまた詐欺に騙されるという同じ展開を繰り返したため、視聴者も怒りを通り越して笑うしかないと思ったでしょうね(笑)。
おまけに子ども時代の回想シーンでは、ニーニーが仲間の万引きにつられて他人の店のレジからお金を盗みました。その際に“お前は悪くない”と、大森南朋演じる亡き父親がニーニーを抱き締めるという意味不明なエピソードが盛り込まれ、ニーニーが悪いことをしても叱らないのは母親だけじゃなく父親もだったのかと判明し、視聴者はさらに頭を抱えたことでしょう」(前出、テレビ誌ライター)
このエピソードにはネットでも、
《レジのお金盗んで「お前は悪くない」と抱きしめて「悪いのはお父ちゃん」。そこはニーニーを引っ叩く所だよ?》
《怒れよ!!!!誰か1人でもいいから賢秀(ニーニー)に怒れよ!!!!だからモヤモヤするんだよ!!》 とボヤかれている。
ねずみ講に騙されるニーニー問題はあっという間に解決し、暢子は沖縄料理店を開店することになるが、今度はニーニーのねずみ講の影響で、和彦が勤め先の新聞社を辞める事態に。しかも暢子には妊娠の兆しが……。
甲子園で“朝ドラ受け”がなくなって離脱者続出
これまでも視聴者が困惑する展開はあったものの、ここまでの炎上にならなかったのは『あさイチ』の博多華丸・大吉の「朝ドラ受けがあったからだ」と、テレビ誌ライターは話す。
「朝ドラが終わってすぐ、あさイチの博多華丸・大吉が朝ドラの感想をいう、いわゆる“朝ドラ受け”が視聴者のモヤモヤの溜飲を下げるために一役買っていました。
NHKに出演する博多華丸・大吉としては、そこまでひどく批判するわけではありませんでしたが、それでもふたりの苦々しい表情と独特の言い回しで、視聴者のモヤモヤした気持ちを代弁してくれていたと思います」
視聴者の最後の砦となる朝ドラ受け。視聴者の頼みの綱でもあったが、全国高校野球選手権大会の放送により2週間も朝ドラ受けのない事態になると、さすがに連日のモヤモヤした気持ちを静められない視聴者が続出。
ネットでも、ここまで見続けたが、朝ドラ受けがなかったために耐えられなくなり脱落するという意見が散見された。
《甲子園がはじまり、あさイチがお休みになり、朝ドラ受けが無くなって、とうとう私のモチベーションが消えてしまいまして、先週より離脱してしまいました》
《朝ドラ受けまで考慮してドラマ終わりプラス3分くらいの時間設定で毎日録画登録していた。いつ辞めどきかときっかけを探っていたけど、今は甲子園で受けも無いし、もう耐えられない。今日をもって毎日録画解除した》
ここまで批判されている作品ではあるが、視聴率は15%は保っている(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。「朝ドラは絶対に見る!」と決めている視聴者もいるが、SNSの検索と書き込みまでをセットに見続ける人も多いようだ。
放送直後は、ツイッターの「#ちむどんどん反省会」のツイートの動きが活発で、もはや大喜利のような状態。そんな#ちむどんどん反省会を見てみると、
《#ちむどんどん反省会が秀逸過ぎて あっという間に時間が経ってしまう》
《ちむどんどんを見るのやめたら精神的に楽になりました。#ちむどんどん反省会でどんな内容だったかは追ってる》
《もはや、#ちむどんどん反省会の投稿者と読者で、視聴率が守られてるのでは?》
と、盛り上がり(?)は勢いを増すばかりだ。
『ちむどんどん』の放送は残り1か月あまり。何度も批判や炎上を繰り返している作品だが、それを逆手にとってうまく展開すれば、脱落した人が悔しがる名作になるかもしれない。ここからうまく巻き返してくれることを願うばかりだ。(取材・文/志村結衣)