小さなお部屋

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人種差別と現代の価値観

2024年07月26日 10時53分51秒 | 時事問題


人種差別は絶対にしてはならないことである。差別をしない、なくそうと活動することは素晴らしいと思うけど、それが間違った方向にいってると感じる。最近で言えば、実写版リトルマーメイドのアリエル、白雪姫、ピーターパンのティンカーベル、ピノキオの妖精、舞台版ハリーポッターのハーマイオニー役の人種が原作と変えられている。ハーマイオニーについては人種についての描写はないが、そばかすの目立つ顔という設定がある。黒人でもいいわけだか、肌の色が薄めでないとそばかすが目立つことはないが、ハーマイオニー役の女優はかなり肌の色が濃い女優。というように、設定を変えて黒人を起用する、無理矢理なキャスティングが目立つ。

原作などに人種についての描写がなかったり、ある程度判断できる要素がないなら、人種関係なく平等にキャスティングされるべきだと思う。もう一つは差別しないことを意識しすぎて、不自然になっているということ。実写版リトルマーメイドでは、アリエルの姉たちの人種がバラバラ。アニメでは、父トリトンは愛妻家で妻一筋だかその設定も崩壊している。とにかくいろいろな人種を配置して差別なしをアピールしてる感がいなめない。アメリカの場合様々な人種の人がいて地域によって割合も違う。白人が多い地域、黒人が多い地域、アジア系やメキシコ系が多い地域などがある。仮に作品の舞台が白人の多い地域なら、白人が多くキャスティングされても、それは差別ではない。黒人や他の人種を同じ割合で起用したらかえって不自然。

また、日本のドラマや映画で黒人が少ないのは差別だという意見があるが、これも見当違いだ。日本はアメリカと違い単一民族国家で、肌の色に大きな違いはない。当然映画やドラマでも日本人の登場人物が大半なので黒人が少ないだけ。外国人やハーフのキャラクターも出てくるが、白人しかいないなんてことはない。たとえば学園ものでも、実際の学校では黒人の生徒がいる確率はかなり低い。外国人やハーフの子がいても、中国や韓国、フィリピン人の割合が多い。にもかかわらず、毎回必ず黒人が起用されていたり、クラスに何人もいたらそれは不自然でしかない。

平等にしようと無理なキャスティングをすることは反感を買うだけで、人種間の対立や差別感情を助長するだけだと気づくべきだ。白人至上主義はダメだけど、黒人を優遇するのもダメ。特定の人種を優遇するのと、平等に扱うことの違いも理解すべきだろう。キャスティングされる側の役者もどんなにその役がやりたくても、明らかに自分には容姿や設定が合わないものは受けないでほしい。










































































何にでも現代の価値観を当てはめるのが正しいとは限らない。実写版白雪姫で白雪姫役のレイチェル・ゼグラーはインタビューで、

「(私が演じる)白雪姫は王子さまに救ってもらうプリンセスではない、真実の愛があると夢見ていない。彼女の夢はリーダーになること。亡くなった父親が『恐れを知らず、公正で勇敢で偽らなければなれる』と教えてくれたリーダーになりたいと思っている」「実写版ではアニメとは違うプリンセス像を表現する」「アニメ版白雪姫は好きじゃない」「アニメ版の白雪姫は時代遅れ、古臭い、私達の王子に救われる白雪姫の描写は、自らの力で運命を切り開く今日の女性像に適合しない」

と語った。自分の価値観や考えで作品を変えないで欲しい。リーダーになるのが夢なんて描写はないし、そんな作品じゃない。白雪姫が好きじゃないなら、白雪姫役はやめてほしい。それに時代遅れもなにも、白雪姫のアニメは87年前に公開されてるし、原作はもっと前。今の価値観と違うのは当然、現代が舞台の作品でそれを言うならわかるが。日本で言うなら、桃太郎や浦島太郎を古臭いだの時代遅れだの言っているようなもの。現代パロ的な作品ならいいが、普通に実写化するなら、昔ばなしなんだから今の価値観に変えるほうが不自然。昔の物語からは当時の時代背景や歴史を正しく知ることもできる、それを何でも現代の価値観ではかるのはいかがなものか。

長くなったが、人種にしても価値観にしてもそのことを正しく理解し、本当の意味で差別や不適切なものがない、そういう作品や世の中であってほしい。
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