小さなお部屋

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車いすインフルエンサーとイオンシネマ

2024年03月18日 18時39分54秒 | 時事問題


車いすインフルエンサーの中嶋涼子さんが、自身のXにイオンシネマを利用した際のできごとを投稿。内容は以下のスクショの通り。



この投稿を受けてイオンシネマ側が以下の謝罪文を発表しました。



この件について言えることは、まずイオンシネマ側の断った対応自体には問題がないと思います。説明の仕方がもう少し分かりやすく丁寧であるべきだとは思いますが、問題があるとしたらそれくらい。そもそも、車いすを持ち上げて階段を上がるのは簡単なことじゃないし、危険もあります。壁や人との接触、転倒や落下など、大怪我につながりかねない。介護職や医療従事者以外は推奨されていない行為です。また、緊急時の避難にも影響があります。

それに複数人が必要ですよね。この件に限らず、配慮やサポートが必要な場合、前もって電話などで連絡すべきです。それなら人員をさけるかもしれませんが、突然言われて対応できないこともありますよ。私は元映画館スタッフですが、特に人員不足とかでなくても、急に人手が必要なお願いをされて空いているスタッフがいなければ、お断りすることもあります。今やっている仕事をほったらかしにしてまでやるわけにはいきませんし。

中嶋さんは、過去に利用した時はやってくれたのに何でダメなんだと言っていますが、できないが本来の対応です。過去にやってくれたのは、おそらく、たまたま人手があり、親切で特別に対応してくれたんでしょう。車いす席がきちんと設けられていて、車いすユーザーの方にも映画が楽しめるようになっていますよね。プレミア厶シートなどの利用は、介護士や家族などの同行者が自己責任で車いすを持ち上げて利用するなら良いですが、スタッフにそこまで求めるのは違うと思います。やってもらって当たり前、やってもらえないのは差別というのはあまりにも自分本位。感謝の気持ちを忘れてはいけません。

私は車いすユーザーではないでずが、障害者の1人として思うのは、こういう発信をされると障害者の立場を悪くするだけで、差別なく理解を深め助け合える世の中から遠ざかってしまいます。本当にやめてもらいたいです。イオンシネマの謝罪文も、もう少し詳しく説明し、断ったことは適切な対応だったと示して欲しかった。設備をもっと整えるなどは必要かとは思いますが、対応に問題があったとは違うから。障害者やLGBTの当事者が、思い通りの対応をされない場合に、すぐ差別だと騒ぐ人がいますが、本当に差別かどうか冷静に判断してから言ってほしい。

障害者への配慮やサポートは必要ですが、だからといって健常者の人たちがイヤな思いをしたり、生きづらい状況になっては本末転倒です。過剰な配慮はよくないし、求めてもいけません。








































今回の件で思い出したのが、YouTuberのゆんさんの件。ネットで大型の家具を購入し、自宅に届いたが、妊娠中で運べないので、配達員さんに家の中まで運んでほしいと伝えたら「そういうサービスはやってない」と断られたというもの。自身のYouTubeチャンネルで悲しげに語ったゆんさん。これも、配達員さんがなぜできないかをもう少し詳しく説明すべきだったとは思いますが、断ったこと自体は問題ない。家具設置のサービスがついてるか、追加料金を払ってつけられるサービスなら出来ると思いますが、基本的に配達員はお客さまの家の中までは入れない。家や物にキズをつけたり、住民にケガをおわせるなどのトラブル防止のためです。ましてやゆんさんは妊婦さんですし。

さらに言えば、荷物は日時指定して、夫のシルクさんや他の誰かが家いるとき届くようにするべきでした。一人で運べないことは最初からわかってたわけですから。ゆんさんを擁護するコメントの中には、「うちによく来る配達員さんはやってくれる、やってくれないのは酷い」というものがありましたが、これもその配達員さんが特別親切で、本来はやらない対応をしてくれたということ。やってもらうのが当たり前ではなく、特別な対応をしてくれているので感謝すべきことです。

中嶋さんの件もゆんさんの件も、やってもらうのが当然で断られるのは酷い対応とはき違えていて、自分が可哀想な被害者という振る舞いですよね。本当に差別や不適切な対応なら許されないことですが、すぐに感情的に発信せず、なにが問題か冷静に見極めることが必要だと感じました。














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