13 あいちゃんのいたずら・・・
それからは、あいちゃんがくれた肯定的な言葉のリストを毎日読み返した。そして以前の課題も気が向いたときに、時々にやることにしていた。そのかいあってかさらに僕はどんどん成長していく自分を感じることができていたのだ。と同時にこんなに物事がうまく行きすぎて少し怖い気もした。こんな幸運なことが続くわけないと、ふと思うこともしばしばあったのだ。
そしてレッスンの日、事件は起こった。この日のあいちゃんの顔は、どこか悲しい感じだった。
「翔馬君、私ね・・・」
突然、あいちゃんは泣きそうな顔をして話だした。
「あのね私、翔馬君にもう会えなくなるかもしれない・・・」
僕は、この言葉を聞いた瞬間、かなづちで頭を打たれたかのような衝撃を感じた!
「えっ?ほんとに?冗談でしょ!!だって、あいちゃんが居なくなったら・・・このあと誰が 僕にレッスンしてくれるんだい。やっと課題をこなして成長してきているというのに・・・。そんなのいやだよ。なんとかならないの?どうして?」
「実はね、日本には期限付きで一時帰国していたの。でね・・明日、朝一番でイギリスに戻らないといけなくなってしまって・・。」
「ええ~、そんな急に・・なんで、もっと早く言ってくれなかったの?」
「ごめんなさい!なかなか言い出せなくて・・」
僕はショックで目の前が真っ暗、お先真っ暗と、とことん落ち込んだ・・そしてしばらく下を向いて俯いていると・・・
「翔馬君、これから宿題を出します。これをきちんとこなして、この先の人生を自分の思ったように生きてみて・・・。ほんとは、まだまだ沢山教えてたいことがあったわ。でも・・・ほんとにごめんなさい。私も、とってもつらいの・・せっかく翔馬君と仲良くなれたのに・・・
翔馬君は私にとって・・・」
「私にとって?なに?」
「ううん・・なんでもない。」
「・・・」
改めて聞き返す気力もこのとき残っていなかった。最悪だ。こんなことになるなんて・・でも、あいちゃんがイギリスへ行ってしまう前に自分の気持ちを伝えないと・・でも・・・
勇気がでない。もし伝えたところで、あいちゃんはイギリスに行ってしまう。もう会えなくなってしまうのだ。もう2度と・・・。
「翔馬君。私が、翔馬君に出す課題はこれで最後になると思う。じっくりと時間をかけていいから人生の設計図を書いてみて。最初はある程度おおまかでいいわ。」
「うん、分かった・・・。えっ!え~~設計図~~?高校の時に図面を引くのは習ったけどそんなこと俺にできないよ・・・だいいち・・・」
「フフフ!なんだか難しく考えてしまっているようね。そんなことではなくて、とにかく今の翔馬君なら書ける。大丈夫よ!!そろそろ明日の出発の準備をしないといけないから帰るね・・。さよなら・・・」
その日の夜は眠ることができなかった。頭の中が混乱してしまっていた。あいちゃんともう2度と会えないなんて・・・それを考えたら寝るどころではなかった。あいちゃんは明日、日本を発ってしまう。まだ現実を受け入れることができなかった。夢でも見ているのかと頬をちみくってみたが、痛い!!。どうやら現実のようだ。ひどい!ひどすぎる。神様がいるとしたら、どうしてこんなひどい仕打ちをするんだ。僕が何をしたっていうんだ。考えれば考えるほど辛くなって僕は号泣してしまった・・・。
そして、いつの間に寝てしまったのか気づいたときには昼になっていた。こんなに憂鬱な日を迎えたのは何年ぶりだろうか・・。もう動く気力も残っていないかったし食欲なかった・・・あいちゃんが居ない生活なんて考えられない。でも・・・どうしようもない。もうどうでもいいやと投げやりだった。今は何もしたくない・・・ただ時間がすぎるのを待つしかなかった・・・。
14章 決してあきらめない
お楽しみに~~☆
今日の僕のブログに”お金持ちになる考え方が書いてあります”
よかったら遊びにきてください。一切、宣伝はありませんので
安心してくださいね☆
http://blog.goo.ne.jp/patrick1001
それからは、あいちゃんがくれた肯定的な言葉のリストを毎日読み返した。そして以前の課題も気が向いたときに、時々にやることにしていた。そのかいあってかさらに僕はどんどん成長していく自分を感じることができていたのだ。と同時にこんなに物事がうまく行きすぎて少し怖い気もした。こんな幸運なことが続くわけないと、ふと思うこともしばしばあったのだ。
そしてレッスンの日、事件は起こった。この日のあいちゃんの顔は、どこか悲しい感じだった。
「翔馬君、私ね・・・」
突然、あいちゃんは泣きそうな顔をして話だした。
「あのね私、翔馬君にもう会えなくなるかもしれない・・・」
僕は、この言葉を聞いた瞬間、かなづちで頭を打たれたかのような衝撃を感じた!
「えっ?ほんとに?冗談でしょ!!だって、あいちゃんが居なくなったら・・・このあと誰が 僕にレッスンしてくれるんだい。やっと課題をこなして成長してきているというのに・・・。そんなのいやだよ。なんとかならないの?どうして?」
「実はね、日本には期限付きで一時帰国していたの。でね・・明日、朝一番でイギリスに戻らないといけなくなってしまって・・。」
「ええ~、そんな急に・・なんで、もっと早く言ってくれなかったの?」
「ごめんなさい!なかなか言い出せなくて・・」
僕はショックで目の前が真っ暗、お先真っ暗と、とことん落ち込んだ・・そしてしばらく下を向いて俯いていると・・・
「翔馬君、これから宿題を出します。これをきちんとこなして、この先の人生を自分の思ったように生きてみて・・・。ほんとは、まだまだ沢山教えてたいことがあったわ。でも・・・ほんとにごめんなさい。私も、とってもつらいの・・せっかく翔馬君と仲良くなれたのに・・・
翔馬君は私にとって・・・」
「私にとって?なに?」
「ううん・・なんでもない。」
「・・・」
改めて聞き返す気力もこのとき残っていなかった。最悪だ。こんなことになるなんて・・でも、あいちゃんがイギリスへ行ってしまう前に自分の気持ちを伝えないと・・でも・・・
勇気がでない。もし伝えたところで、あいちゃんはイギリスに行ってしまう。もう会えなくなってしまうのだ。もう2度と・・・。
「翔馬君。私が、翔馬君に出す課題はこれで最後になると思う。じっくりと時間をかけていいから人生の設計図を書いてみて。最初はある程度おおまかでいいわ。」
「うん、分かった・・・。えっ!え~~設計図~~?高校の時に図面を引くのは習ったけどそんなこと俺にできないよ・・・だいいち・・・」
「フフフ!なんだか難しく考えてしまっているようね。そんなことではなくて、とにかく今の翔馬君なら書ける。大丈夫よ!!そろそろ明日の出発の準備をしないといけないから帰るね・・。さよなら・・・」
その日の夜は眠ることができなかった。頭の中が混乱してしまっていた。あいちゃんともう2度と会えないなんて・・・それを考えたら寝るどころではなかった。あいちゃんは明日、日本を発ってしまう。まだ現実を受け入れることができなかった。夢でも見ているのかと頬をちみくってみたが、痛い!!。どうやら現実のようだ。ひどい!ひどすぎる。神様がいるとしたら、どうしてこんなひどい仕打ちをするんだ。僕が何をしたっていうんだ。考えれば考えるほど辛くなって僕は号泣してしまった・・・。
そして、いつの間に寝てしまったのか気づいたときには昼になっていた。こんなに憂鬱な日を迎えたのは何年ぶりだろうか・・。もう動く気力も残っていないかったし食欲なかった・・・あいちゃんが居ない生活なんて考えられない。でも・・・どうしようもない。もうどうでもいいやと投げやりだった。今は何もしたくない・・・ただ時間がすぎるのを待つしかなかった・・・。
14章 決してあきらめない
お楽しみに~~☆
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