Bienvenida al salo'n de MOMO ~モモの部屋へようこそ~

フラメンコの為に深夜まで残業をし、ジムで筋トレをし、早起きをして家事をこなす・・・
そんな私が子宮頸部腺ガンに!

長い一日

2007-08-24 01:22:09 | enfermedad -2度目の入院-
2007年7月17日(火) つづき

今日から二人部屋になるので、
開け放していた間仕切りのカーテンをキッチリ閉めて、
泣きながら、”リンパ浮腫”と”残尿測定”のマニュアルを読んでいると
同室の方が入院されてきました

しかし、私は目も鼻も大泣きした後で真っ赤々

ごめんなさい

最初からこんな顔でちゃんとご挨拶もできなくて

その後も、泣きながら引きこもってマニュアルを読み、食事をし・・・
気を悪くされていたら本当に申し訳ないです。
あなた様のせいじゃないのに

しばらく、”カーテン個室”で暗~く生活をしていると、
またまた師長さんがいらっしゃいました。

『モモさん、急遽、退院する方がいらっしゃるの。
 だから、個室に移れるわよ

って・・・そっ、そんな~
有難いお話

なんだか、ちょっと元気も出てきました
そして、頑張ってリンパ浮腫のDVDを見ました・・・


その後、やっと”顔”も落ち着いたので
同室の方に改めてご挨拶をしました

とっても、いい方なんです

私は今回入院して、他の入院患者さんと
一切お話をする機会がなかったんですね
それに、病状についてなんて、絶対にお話したくなかったんです
でも、なんだその方ならお話してみたい気になって・・・
「私、ガンなんです」とつい言ってしまいました。
『私もよ

なんだか、妙に安心したようなほっとしたような・・・
その後、私は一気に病気についてお話しちゃいました
あれほど、”誰にもお話したくない”と思っていたはずなのに
その方にはお話したくなる・・・優しいオーラがでていたのかもしれません

しかし、ご迷惑だったと思います・・・
入院されたその日に、一気に病気のことまくし立てられて・・・
ごめんなさい
そして、ありがとうございますm(__)m
私は、これで救われました

二人で"頑張りましょう”と誓ったのでした


お部屋を移るとすぐに、Yちゃんがお見舞いにいらしてくれました
Yちゃんは、同じ会社の同期で、会社に残る唯一の同期
10年以上も毎日一緒にランチをしています
そして、毎日毎日私のグチなど聞いて頂いていて・・・
今の私があるのは、本当に彼女のお陰です
本当に本当に感謝しています

久々に会社のこと、お友達のこと、入院のこと・・・
いっぱいお話できて楽しかったです

Yちゃんと楽しくおしゃべりをしているとダンナが来ました
そうだった
今日は、これからカンファなのです

3人で楽しくおしゃべりをしていると、今朝大泣きしてしまった
Kナースが登場されました
今朝のこと、Kナースにも謝りました
『元気になってよかったです』って、なんとも優しいKナース
まさに、白衣の天使だわ~
リンパ浮腫予防の"サイズ測定”のご指導を頂きました。


それから、いよいよカンファです
主治医の先生、二番目の主治医の先生、三番目の主治医、研修医の先生
そして、ダンナと私の5人です

先生とは毎日お話しているけど、改めてカンファとなんていうと
とっても緊張します

カンファでは、私の病状について、治術の方法について、輸血について
合併症(出血、再出血、腸閉塞、肺閉塞、感染)、
この手術特有な後遺症(排尿障害、リンパのう腫、リンパ浮腫)について・・・
とても詳細に丁寧にお話して頂きました。

腺ガンの特徴である”スキップ”について特に詳しくお話頂いた後で
先生が『卵巣どうします』っておっしゃるのです。

そういえば、入院前の外来の時から
”手術中に顕微鏡を持ち込んで切除した卵巣に転移がないか確認して
 片方の卵巣を残すことも可能”
と説明は受けていましたが、
私の中では両方切除するものと覚悟していました。

教授先生も"若いから、卵巣は悩ましいね・・・”
とおっしゃていたそうで、先生も『どうする』って・・・

私は、ダンナの顔を見ると、とても悩んでいる様子
先生も悩んでいらっしゃる様子・・・

ここは、私が決断するしかないんです

再度、卵巣切除した場合の更年期障害について説明して頂きました。
子宮頸ガンの場合、腺ガンであってもホルモン療法は何の問題もないこと
お薬によって症状は回避できること・・・

先生のお話は、いつも説得力があります
病気についても、"な~んだ、大したことないじゃん”って
思えてしまいます。
そして、とても安心します

「卵巣、両方とも取ってください

私は、言いました。


ただ今の時刻は、午後5時半。

『手術開始は午前9時。終わる時間は・・・
 今くらいの時間にはお部屋に戻れるかな・・・』


その後、会社の先輩Iさんがお忙しいのに会社帰りにいらしてくれました
”今から行くね”そうメールを頂いてからほんの15分くらい早い
そういえば、私の勤める会社は病院からとても近かった

I先輩には、いつも本当にお世話になっています。
ジャズ好きな先輩は、いつも素敵なお店やライブに連れて行って下さいます
そして、おシャレな都心の高層マンションのお宅にお邪魔させて頂きます
病気になった時も一番に連絡し、色々相談させて頂きました
久々に先輩とお話もでき、元気もたくさん頂きました


カンファも終了し、手術はいよいよ明後日になりました。
本日は、昨日からの下剤”プルゼニド”に加え”ラキソベロン”を服用。
こうして、長い一日も終わりました・・・








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