ひっくり返ったおもちゃ箱

アジアのドラマや映画、少女マンガ、アニメ、小説などの感想と妄想箱。
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日本映画「奇跡のリンゴ」

2013-06-18 | 映画 か行
一昨日の日曜日、夫と一緒に映画「奇跡のリンゴ」を観てきました~。
「二人で行くの?仲がいいわねぇ~」とよく言われますが(笑)「どちらかが50才以上の夫婦で同じ作品を観たら二人で2000円」という割引があるんですね!(あ~年がわかるねぇ(^^ゞ)
一人で観たら当日券で1800円…これは絶対に二人で行った方が得だよね!…というわけで「映画観に行こうよ!」と夫を誘っております。
後であれこれ感想を話しあうのも楽しいしね。


で、「奇跡のリンゴ」
いいお話でしたぁ~~~。



あらすじ(東宝株式会社HPより)
1975年、青森県弘前。リンゴ農家の木村秋則は、妻・美栄子の身体を心配していた。
美栄子は年に十数回も散布する農薬の影響で皮膚がかぶれ、数日寝込むこともあったのだ。
そんな妻を想い、秋則は無農薬によるリンゴ栽培を決意する。
しかし、それは“神の領域”といわれるほど“絶対不可能”な栽培方法。
数え切れない失敗を重ね、周囲の反対にあい、妻や3人の娘たちも十分な食事にありつけない極貧の生活を強いられる日々。
それでも諦めなかった秋則は、11年にわたる想像を絶する苦闘と絶望の果てに常識を覆すある“真実”を発見する―。


ずっと泣きっぱなしでした~。実話なんですね~。
「リンゴはリンゴだけで生きてるんじゃない、自然界の中で雑草や虫や鳥や、すべてのものと一緒に生かしあっているんだ。」という台詞にほろほろと泣けました。
人っていいね、家族っていいね。
木村さんの人生の一番の当たりは美栄子さんと結婚したことだったね。

何度も何度も挑戦し、失敗する木村さん。
最後に奥さんの美栄子さんに「もう一度、がんばってみていいか?」と聞くと、美栄子さん、にっこり笑って…あああ、ここから先は言えない。
是非、観て欲しいです。


 木村さんのご著書「奇跡のリンゴ」。

御本人です~いい笑顔ですね。
映画のポスターは、この御本の表紙を真似て作ってあるのね~なんか嬉しくなるね。
実際は映画よりもそれは過酷で食べるものは全くなかったそうです。
…これから、この御本を読んでみようと思います。



映画はリンゴ農家の方が見れば、ツッコミどころがあるかもしれない。
でも、この作品は、観て、泣いて心が洗われて、自然を感じて、家族を思えばそれでいいと思います。
突っ込むところを探さなくていい、阿部サダヲさんの木村くんと一緒に泣けばいい…そんな気持になりました。

いつも妄想いっぱいの感想、記事ですが、今回は何も出てきません。
「よかったね、よかったね~」と思うだけです。

山崎努さん演じるオヤジさん、素敵でした。
たもっちゃんも、実家のお父さんもお母さんも、お兄ちゃんも、みんないい人だぁ。
美栄子さんの「毎日が宝物だったね」を思い出し、また泣けてきます。


今週末、「何か映画、観ようかな~」という方に是非、お勧めです。
観てください。