風に吹かれて マメタロウ

途中下車した看護師のつれづれです。癌治療の後遺症と付き合ってきた母の介護を中心に書いてあります。

介護とお金

2010年10月08日 | 母の癌治療の後遺症と介護
母が介護保険をめいっぱい活用するようになって、とても助かっています。ケアマネさんが窓口になり相談に乗ってくれるし、関わる施設の人同士を調整してくれます。
それとは別に、やはり経済的な負担がかかってくるのも事実。
ブログや知人からのアドバイスで「世帯分離」の手続きを行いました。母と同居をするときに、同一世帯にしていたのでそれを分けて、二世帯にすると言うことです。
それに伴って、費用の負担が変わってくることを知りました。特に、介護保険を利用したときの「負担限度額」が下がることがおおきいです。長く続く介護になりますし、負担しきれないと途方に暮れていたのが少し楽になりました。
ほかに変わるのは、介護保険料です。
介護保険料は4月1日の時点で計算されるので、来年度からは母の介護保険料も変わってくるようです。
お金のことは、なかなか人にいえないし、でも時には深刻なことになります。介護のために仕事をやめたり、変えたりするときはなおさらです。
テレビコマーシャルや新聞広告には、素敵な老人ホームが流れますが、経済的にうちの母が入れるものではありません。
実際に親の介護が必要になって、高齢者政策は高齢者のためだけでなく、その下の世代のためにもあると感じました。豊かではない老人のためにもいい政策を考えてほしいです。