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最近内容が「ひとりごと」から外れてる時多いです〜

バリアフリー

2013-09-27 13:27:15 | 日記

前に、母の家の玄関をバリアフリーにした事を書きましたが~~

 

 

この玄関に板を置いて

 

 

こういう状態に・・・。

 

玄関の段差をなくしたことで鍵の開け閉めが楽になり

母のストレスは大幅に減って とっても喜んでくれて万々歳でした。

 

そんな中、先日介護の担当者会議があって

母の家に3人ほどケアマネさん他 介護事業所の代表者さんが来られたのですが

 

その時、この玄関を見た事業所の方が

それはそれはもう大絶賛して下さって 

母に喜んでもらえた上に、私までほめてもらえたんじゃ

こんな嬉しい事はなくって・・・(笑)

一気に元気百倍です

 

この歳になると褒められる事なんてほとんどないですからねぇ~(笑)

 

話が少し脱線しますが

この日の会議というのは

母が、「要支援2」から「要介護1」にレベルアップしたことにより

サービスが増えるため

これからの介護についての話し合い会議でした。

今までは実費で来て頂いてた部分も介護保険適用になるそうで

さらにお風呂の介助にも来ていただく余裕ができて

お願い出来ることになりました。

本当に有難いです。

来月から、かなり私の負担は減ると思われ、

ホッと肩の荷が下りたところです。

 

 

さてさて、バリアというのは

自分が不便、不自由を感じて初めて気づくものです。

 

目で見える障害は、誰にでもわかりやすいですが

聴覚障害は何分見た目わかりませんし

人により聞こえ方があまりにもマチマチだし

その人にどんなバリアが立ちはだかって不自由してるのかなんて

見ただけじゃわからない人が大勢ですよねぇ~きっと。

 

むか~し、私が教育実習に行った時のこと。

2週間の実習期間中、1日だけ他校見学ということで

教生全員で養護学校へ行ったことがありました。

 

そこで見る校内は「へ~」「へ~」と驚きの連続。

「なるほど~」「なるほど~」と感心しまくりで

 

たとえば調理実習室

教室の入り口ドアに大きく 調理実習室だよ~ってわかる絵の書いてある丸いマークがありました。

で、その同じマークは、ドア前の天井にも 床にもあるんです。

下しか見えない子もいるし、首が上しか向かない為 上しか見えない子もいます、ということなのだそうです。

 

調理実習室の中に入ってみると

調理台が普通のものもあるけれど

床に備え付けてある高さゼロの調理台もありました。流しは掘ってあるというか・・。

床に寝たまま あるいは床に座った状態で調理できるようになっているんですね~。

 

色々な状態の子供がいるので

色々な使いやすさがあっちやこっちにあるのです。

 

2階に上がるのも

もちろん階段などはなく

校舎の幅を目いっぱい使って

長~いなだらか~な坂のスロープになっていました。

 

これ、もう30年前の話ですからすごいですよね。

今ならどんな校舎になっているのでしょうか。

 

ところで

聴覚障害者に対するバリアです・・・

 

問題は、音による情報が入って来ないということですが

あまりにもそれ(音による情報)は多すぎて

すべてをフォローするのはとても無理ですが

その中の少しだけでも、と思っても

それすら叶わない時があります。

 

たとえば、書いて下さいと頼んでも

なぜか拒否される方がいらっしゃるし

 

ゆっくりお話しして下さいと言っても

ゆっくりなのは最初だけ・・・ということも多いです。

 

電車のアナウンスも

事故でもあってストップしちゃうと聞こえなければどうにもこうにもわけがわからないままですし

 

一度薬局で薬剤師さんの説明が聞こえにくく

返事に困った途端、

薬剤師さん、手話で話をされだして・・・

聞き取れないし、手話?そんなのわからないよ~って

泣きそうになったことがありました。

 

今、同じ状況なら

私も度胸据わってきたし(笑)

聞こえにくいけど手話もわかりませんので書いて下さい、と言うだろうけど

その時は、適当に返事して どんよりガックリ帰ったことがありました。

 

なかなか、皆が皆、自分の状況をパッパと言えて

対する相手の方が

拒否せずパッパと要求に応える・・・

 

・・・・・・というのは難しい事なのでしょうが

 

字幕サービス、要約筆記サービス、手話通訳サービス

少しずつですが情報を得られる範囲が増えてきているので

この調子でどんどん情報バリアが減っていってくれるといいなと思います。

 

外国では、駅など さまざまな公共の場所でループの設置をしてる所もあるようですが

日本では見かけませんから

7年後のオリンピック開催にむけて

世界中からたくさんの方が来られるわけですし

そういった設備にも力を入れていって欲しいと思います 

 

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7 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ナオ)
2013-09-28 20:20:27

こんばんは。
ようやっと涼しくなってきましたね
「暑い」というストレスから解放されて嬉しいです。

ぷーどるさんのDIYが大絶賛されたとのこと。
本当にやりがいがありましたね。
小さなことだけど、使いやすくできたということが
やったー!という気になるんですよね。
私もあちこち気になっている箇所があるので
近いうちにホームセンターに行ってこようっと!

聴覚障害の人のためのバリアですが
私も電車が止まって状況が分からずに困ったことがあります。
その時は隣にいた人に筆談で教えてもらえたのですが
今は新しい車両だと電光掲示のようなものが流れるので
便利になりましたよね。

病院では全く聞こえない時に筆談をお願いしたら
「ちょっと待って下さい」と言われ、かーなーり待ったら
手話ができる看護師さんを連れてこられたんだけど
中途失聴者なので、手話ができないっつーの
向こうはよかれと思ってやってくれたことなんだけど
とんちんかんでちょっと困ってしまいました。

病院の従事者がこれだから
一般人にまで広く伝わるにはまだまだ時間がかかりそうですね
返信する
ナオさんへ (ぷーどる)
2013-09-29 15:40:07
こんにちは。

病院で筆談頼んだら、待たされたあげく手話通訳さん連れてこられたんですか?ありゃま
そりゃ残念でしたね。


筆談って、なぜに日常生活への浸透度がこんなに低いのでしょうね。
すんなりしてもらいにくいですね。

これが一番聞き漏らし聞き間違えなく
確実に情報受けることができるのに~~~。


母んちの玄関、大絶賛ってちょっとオーバーだったかもですが、お許しを・・(笑)

事業所の方が言うには
利用者さんのお宅で、業者に頼んで作ったスロープ状にした玄関は見た事があるけど
こういうのは初めて見ました~とおっしゃって下さいました


木を買いに行って寸法計りながら
出来上がっていって、うまく使えた時は
すごく嬉しいものですね~

返信する
良かったですね。 (みーしゃ)
2013-10-03 08:41:21
ぷーどるさんおはようございます。

お母様の件、ぷーどるさんの負担が減るようで良かったです。
精一杯お世話したい気持ちが物足りなく思われたり、ヘルパーさんのやり方にえ、てなることもあるかと
思いますが、ぷーどるさんの身体はひとつなのですから、負担は少しでも減らして下さい。
そのための税金、介護税ですから、使えるは何でも使って下さい。

ヘルパーさん良い人が来られること願ってます
返信する
みーしゃさんへ (ぷーどる)
2013-10-03 10:24:44
おはようございます。

みーしゃさん、ありがとうございます。

介護って、精一杯してあげたい気持ちだけはあっても
我が家の事もあるし、長引いてくると身体も付いて行かないですね

要介護にランクアップ出来て
私も妹も少しずつ元の生活が戻って来て
やっと息が付けた感じです。


いつも心配下さってありがとう感謝です~

返信する
中途難聴者のまよい (あかり)
2013-10-06 22:13:09
ぷーどるさん
こんばんは

1カ月前から、中耳炎で通院。そのうち右鼓膜に穴が開いて聴力またまた減退・・・
軟弱な私の耳に、ちょっと鬱々とした日を過ごしていました。
お久しぶりです。

ぷーどるさんの工夫や介護認定が上がったことなどで
少しずつ元の生活が戻ってきたとのこと、
お母さんも、慣れた自宅で生活することができるようになって
よかったですね。
お疲れさま

さて、中途失調者難聴者・・・確かに口話も手話も不十分で、ホント宙ぶらりんですな~。
先人の方々のおかげでいい時代になったとはいうものの
要約やポイントだけしか理解できない(どれだけ理解できているかも甚だギモン)日々
人間関係のなかで、以前の自分らしさや感性を表出できない生活に
ヒトとして鈍麻になっていく(周りからもそう受けとめられる)ことがつらいな~~~

・・・昨日10年ぶり学生時代の同窓会があり、みんなに会いたくて参加したのだけれど・・・
近況報告など、やっぱり聞き取れなかった。
いろんな話を聞きたいし、こちらも伝えたいことがいっぱいあるのに、
どうにもならないもどかしさ。
・・・もちろん、気のおけない仲間なので、耳が悪いことも退職したことも伝えているし、配慮してくれる。
だけど、ポイント・・・ポイント・・・しか理解できないんだな・・・。


手話を習い始めて5カ月・・・というものの
50半ばおばさんの記憶力になかなか手話は定着せず
少しだけ手話表現できても、読み取りは困難
こちらも前途多難であります。

昨日、「ゆずり葉」のDVDを観ました。
今までや現代のろう課題が凝縮されているようで、
胸がいっぱいになった。

「先輩達が橋を築いてくれたおかげで、
私たちはその橋を渡り、
次の新しい橋をつくることができました。
私たちはいつもゆずられて、そしてゆずりつつ生きていくのです。」というメッセージ、
「ろう者の悲しみは、おまえ一人のものではなく
聞えない俺たち
聞えないがゆえの悲しみ
悔しさ、苦しみをもっている
幸せそうに見える今でもだ。
ろう者はみな心の中に早苗さんを持っているんだ」
という言葉にはっとさせられたような。

手話教室で、ろう先生が丁寧に関わってくださるのも
同じ立場となった私を案じてのことと
しみじみありがたく思い出されました。

ゆずり葉、観られた方も多いでしょう。
健聴者と同じように生きるべく育てられた青年が
ろう者としての自分を受容し、前向きに人生を歩んでいく姿が(も)描かれています。
多くのろう者や健聴者が映画作成に携わったと聞き、
全日本ろうあ連盟60周年にふさわしい映画だなと思った。

とりとめのないことで長くなり、失礼しました

               さまよっているあかりより








返信する
字の間違い (あかり)
2013-10-06 22:15:27
失調者 → 失聴者 
またまた失礼しました
まだあるかも・・・
返信する
あかりさんへ (ぷーどる)
2013-10-07 09:16:30
おはようございます。

中耳炎、大変でしたね。
鼓膜に穴が開くなんて痛かった事でしょう・・・

私も、ANの他に、耳管開放症もあって
これは、自分の鼻息が大きく響いたりして
それでなくても聞こえの悪い耳なのに
さらに聞こえの邪魔してくれます~。

耳の疾患がなんで2つも?って思いますよね。


同窓会、大勢の中での聞き取りはしんどかった事でしょう。
私は悪くなりだしてファミレスでのママ友のお茶会がしんどくなりだして
もうだめだ~聞こえない~って、早々に一抜けちゃいました。
それから大勢の集まり恐怖症みたいな感じで
同窓会とか全く参加しなくなりました。

懐かしいみんなと会ってワイワイやりたいな~って思うには思うんだけどね。

でもそんなだから、要約筆記が付く会合などでは心からくつろいで楽しめましたね
有難かったです~。


手話は、私3年になるけど、素晴らしく忘れていきます(苦笑)

毎日使わなきゃこの頭では記憶しておくのが大変。

でも毎日使う事ないですしね~。

片言のあかちゃんみたいなレベルから脱出できません~~

お互いぼちぼち頑張りましょうね。


ゆずり葉は、まだ見てないんですよ。
一度見てみたいと思いながら・・・・
機会があれれば是非鑑賞しま~す。

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