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心の糸

2010-11-29 11:41:16 | 難聴

先週土曜日、NHKで放送されたドラマ「心の糸」を見た。

聞こえない母と聞こえる息子のおはなし。

 

ちょうどこの日は手話教室があって

先生が「今日はドラマがありますよ~」と教えて下さって楽しみにして見た。

 

今回手話上級教室では、プロ級の生徒さんばかりになって

入門の頃は皆私と同レベルの方たちばかりだったけど

級が上がるにつれてどんどん人数は減って行き

入門からのお友達も皆いなくなってしまい・・・

現在周りを見渡せばすごい上手な方達ばかりの中で無謀かも・・と思いつつも

気がつけば申し込んでいて

で、想像通り、このコースは無謀だとしっかり認識した初回だったんだけど・・・

でも・・・

いてもいいの?という初心者モードのたどたどしい私を

皆さん温かく迎えて下さって(涙)

この機会にとにかく少しでも上達しなきゃ~と

ガンバガンバ!の中・・・

手話のドラマがあると聞けば

ドラマの内容云々より

台詞の手話に気が行ってしまい

手話表現にかぶりつき 

 

さすがにこうやって教室で教えていただいてたお陰で

多少の手話は理解できて感激。

「あれ?さっきどうやって表現してた?」と思ったら

巻き戻ししてもう一度。

とまあ、手話表現にばかり必死に見てたんだけど

内容ももちろん楽しませていただきました 

 

このお話は耳の聞こえない母と

ピアノが上手で母から期待を一身に背負ってる聞こえる息子という

そんな親子のお話しだったけど

 

耳が聞こえる聞こえない関係なく

どんな親子にでも起こりうるであろう

「親の期待を背負って賢明に頑張ってる子供」 の問題の方が印象に残ってしまって・・・

 

私もやっぱり子供たちが小さい時は

自分の思い描く子に育って欲しくて

あれやこれやうるさく言う母親だったもので

・・・と、ドラマを見て痛いな~と改めて反省。

 

我が家の場合子供が思春期あたりで自己主張してくれて

(このドラマと一緒か??笑)

それ以後 我が行動を反省して

自分の道は自分でどうぞ・・と子供たちにすべてお任せしてるんだけど

今は 自分で道を決めて自分の足で歩いてくれてる子供たちを見て

ホントに良かったな~と思っている。

 

子供達がこけないように前もって注意して

道に石ころがあれば先に走っていってどけてやり

こけてしまったら、自分で起き上がろうとする子供に手をかしてやり

そして、そんな風に良かれと思ってやってた事が

実は子供の自立をすごく邪魔してた、ということに

なかなか気がつかなかったんだよねぇ

これは子育ての難しいところなのだ・・(苦笑)

 

このドラマのお母さんは

聞こえない事で夫を失い

聞こえない事で息子を取られそうになり・・・。

そんな状況だから

なんとか立派な息子に育てなければ子供を夫側に連れていかれてしまうという不安

立派に育てなければ、と気負う気持ち。

 

かたや 息子の方も、得意で大好きだったはずのピアノ

スランプもあったりして

いつの間にか

母の為に「仕方なくしてあげている」という気持ちになってしまい

苦痛になっていく。

本当は好きなのに

母の期待の重圧でピアノが苦痛になっていく。

 

人間ってそういうものなんだよね。

自分からやりたい、したい、と思ってやるのと

人から言われてやるのとでは

全く違うのだ。

好きでやってる事でも

人から言われてやってると

上手くいかなかったとき

その責任を自分で負おうとせず

つい、言った相手になすりつけようとしてしまう。

自分の行動に自分で責任を持てるようにするには

やっぱり自分の意思ではじめなければいけないんだと思うんだよね。

 

「聞こえない親に育った、聞こえる子供」の気持ちや苦労というのは

私にはきっとわからない事がたくさんあると思うけど

このドラマでは

最後、お母さんに言いたい事が言えて

自分の道を自分の思うように歩き出せてよかったと思う。

お母さんも重い子育ての重圧を下ろせてよかったよ。

 

 

私の夫は優しい人だけど

その優しさゆえか

母親に言いたい事を言わず逆らわず、親の期待通りにやってきたようで

で、今頃

あんなのがしたかった、こんな風にしたかった・・・でも出来なかった と

親にではなく

私に吐き出ししている。

老親に今更言っても仕方がないしね。

私が聞いて少しでも心の奥にある不満が軽くなってくれたらいいんだけど・・・

で、そんな事もあって、夫を見てると

我が子から見て、いつでも言いたい事が言える母でありたいなと

常に思うのである

 

そんなわけで

このドラマ、なんだか主題からはずれた見方をしてしまったかもだけど

色々考えさせられるいいドラマだった。

 

あ、そうそう

ドラマのなかで聾者の女の子が運転してた車。

彼女は明るく前向きで

音楽もするし、車も運転するしで

これからを歩く若者の未来に明るい光を見せてくれたような存在だったけど・・・

その彼女の愛車に

聴覚障害のシールが貼られていてね・・・

あの、蝶ちょの

ちょうどこの日手話教室で

この蝶ちょのシールの話をしてて

先生が「見た事ある人~?」とか言われたけど

私も含めてみなさんあまり見ることがないようで

どんなものなのか?と思ってたところ

ちょうどドラマで見る事が出来て良かった。

 

で、なんで

聴覚障害=蝶ちょ

なの?と疑問に思い尋ねてみたら

「ちょうちょの羽根が耳の様だからじゃない?」とか言ってて・・・

そしたらある生徒さんが

「聴(ちょう)」 と 「蝶(ちょう)」 なんだと思いますよ。と教えて下さった。

なるほど~~~。

 

追伸

このドラマ、12月19日(日)後4:45から 全編字幕で再放送あるようです。

 

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19 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

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Unknown (ナオ)
2010-11-30 11:29:00
ぷーどるさん、こんにちは。

私もこのドラマを見ようと思っていたのに、見るのを忘れていました(汗)
でも、再放送があるんですね!
よかった、カレンダーに書いておこうっと。

聴覚障害のシールは、見たことがありません。
どこで手に入れられるのかしら?
もう1年半くらい車には載っていないけど
今度乗る時は、貼っておきたいです。

退院して、いつもの生活に戻りました。
家にいるとやることが盛りだくさんで
時間が経つのが早い早い・・・。
明日から12月ですもんね

インフルエンザがまた流行っているそうです。
子供たちには受けさせましたが、私も受けないとな~と思っています。
ぷーどるさんも、気をつけてね
返信する
Unknown (吉さん)
2010-11-30 20:05:49
ぷーどるさん、こんばんは、お久しぶりです。「心の糸」いいドラマでしたね。私もしっかり録画して見直してますよ。
返信する
見るの忘れちゃった (スイカ)
2010-11-30 22:56:53
もう!スケジュールにちゃんと心の糸と書いたのに~
悔しいです

再放送はいつやるのでしょうか?
絶対に見逃してはならぬ 
返信する
心の糸の再放送 (吉さん)
2010-11-30 23:09:16
こんばんは、再放送は12/19(日)午後4:45~5:58 NHK総合でありますよ、お見逃しなく。
返信する
テレラジオ? (西)
2010-12-01 09:14:59
我が家にはテレビボックスは鎮座してますが、
画像は電源投入後約30分程度映るのですが
その後は音声のみと言う優れた性格を持っているテレビジョンです。
と言うわけで、毎度の事ながらテレビ番組に関しては立ち後れている有様。

なにやら現在の電波送信方法がデジタル電波になるとのことで
来年夏からはこのテレラジオもバラバラにリサイクルするしかないようです。
友人達には字幕放送も受信できるからデジタル対応テレビを買えばいいじゃないかと言われていますが、
今までテレビを観るという習慣が薄かったせいなのか、
数万円の対価を払ってテレビを買う・・・
今のところそんな気にならないのが正直な所なのですが・・・。

「きらっと生きる」も「心の糸」も聴覚障害者センターでお願いして録画を観てきたいと思います。
返信する
ナオさんへ (ぷーどる)
2010-12-01 09:30:03
ナオさん、その後お身体の具合はいかがですか?
家にいると色々雑用があるでしょうが
なるべくおとなしくして、ぶり返さないように気をつけて、大事にして下さいね~。

このドラマ見るの忘れてたの~?。
再放送ぜひ見てね 


ちょうちょマークはどこに売ってるんだろうね。

あ、でもあれは全く聞こえない人への義務付けらしいよ。

クラクションが聞こえない人は貼らなきゃいけないそうで
同時にバックミラーも今のより少し大きめにしなきゃいけないそうです。

だからナオさんの場合はクラクション聞こえてるから必要はないと思うんだけどね。


インフルエンザやっぱり注射しといた方がいいかな??

うちも、夫と長女は職場で接種してもらったんだけど
次女は去年の今頃トンフルやってるから「もう免疫あるし」とか豪語しちゃってやってないんだわ~~
やっぱりしといた方がいいよね~~。

お互い気をつけましょうね。
返信する
吉さんへ (ぷーどる)
2010-12-01 09:38:00
吉さん、こんにちは。

いいドラマでしたね。

出演者のみなさんの手話、わかりやすく表現されてて
とても勉強になります~

吉さんはあれくらいの手話はもう字幕なしでOKなのでしょうか。。。
私はなんとか20%くらいかな・・わかるのは・・(苦笑)


再放送の時間、書き込んでいただいてありがとうございます。
未視聴の方はぜひ
返信する
スイカさんへ (ぷーどる)
2010-12-01 09:41:43
スイカさんも見逃しちゃったんですね。

吉さんが再放送日時 書いてくださっていますので
次回はお見逃しなく~~


返信する
西さんへ (ぷーどる)
2010-12-01 09:49:27
>画像は電源投入後約30分程度映るのですが
その後は音声のみと言う優れた性格を持っているテレビジョンです。

あはは(笑)
それでテレラジオと言うんですね(笑)

素晴らしい年代物のテレビが鎮座されてるんですね。

聴覚障害者センターで録画してくださるなんて
有難いですね。
ぜひぜひお願いして
デジタルの字幕付きゆっくりご覧になってくださいね。


2個展、無事に終わられたようで
おめでとうございます~。

お疲れ様でした。

大盛況だったようでなによりでした。

近かったら見に行ったのに~~残念です

これからも素敵な作品作り頑張って下さいね。
返信する
Unknown (ワタコリ)
2010-12-01 14:38:03
こんにちわ。あ~あの番組「心の糸」というタイトルだったのですね。そのとき、松本清張原作のドラマを見ていて、コマーシャルのときチャンネル変えたら、手話をやっていたので、コマーシャルのたびにコマギレで見ました。手話は「私」「あなた」「結婚」「離婚」「安心」くらいしかわからなかったのですが、以前、浜木綿子がろうの母親役を演じたドラマを見たときは、手話に違和感をもったのですが、今回は手話が身近なものに感じられたし、私もできるようになりたいと思いました。すぐに清張に戻ってしまったので、ラストはわからないのですけど。。。母親がなぜ息子に期待したかを話した後で、息子が「もうおかあさんから逃げてもいいかな。」といった場面がとても印象的でした。ぷーどるさんも感じているように、親(私は特に)はよかれと思って子どもに「転ばぬ先の杖」をやってしまうものなのですが、考えさせられました。
で、昨日また「フリーター」を見ました。「子どもを信じる。」「自分を信じる。」「信じてくれる人が一人でもいれば、進んでいける。」というような台詞にも、すごく納得しました。
「子どもを信じる」というのは、浅野温子が演じている母親から、すごくそれを感じました。「心の糸」の母親も、息子が「おかあさん(の期待)から逃げていい。」と聞いたとき、涙をいっぱい浮かべていたけれど、微笑みながら、「いいわ。」と答えていましたね。とってもよかったです。
「フリーター」に戻りますが、息子も「指示を間違えたり、出し忘れたりすると事故につながるから、とても緊張する。」と言っていたことがあるので、あの女の人の役に重ねました。
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