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復興カフェ スクラム

東日本大震災の復興支援サイト。

石巻工房

2012-02-07 18:50:53 | 日記
 
石巻工房について
Oct. 31, 2011 石巻工房 Ishinomaki Laboratory
 引用 http://www.hermanmiller-ergokiosk-sendai.jp/2011/10/ishinomaki-laboratory.html


 
 3月の震災後、津波の被害をうけた東北の沿岸部は未だ復旧の途半にあります。現在、宮城県石巻市では「石巻工房」という復興支援プロジェクトが立ち上がり、活動をはじめています。建築家・芦沢啓治氏が中心となり始動したこのプロジェクトに、ハーマンミラー・エルゴキオスクは賛同し、その活動を支援させて頂く運びとなりました。


石巻工房の役割と目的
[目的]

■復興のため、自力での修繕や生活必需品を制作する支援をする
■工房の活動を地元の学生たちと共に行うことで、将来に資する人材を育成する
■自由に使える工房に地域の幅広い年齢層の人々が集まることにより、コミュニティの活性化に貢献する
■地域に古くから伝わる手技の継承を行うことでお年寄りの孤立化を防ぎ、世代間コミュニケーションの円滑化を図る
■「手づくり」にデザインの付加価値を与えることにより、主に地域圏外で販売するための石巻工房ブランドを立ち上げ、現金収入を生む
■将来的には、雇用および新たな分野の産業創出に貢献する


[地域との連動と運営の方針]

■地元の方々との協働
石巻工房での活動は、周辺住民だけでなく地元の学校の生徒たちとも協働。若い学生は復興を通じて街に関わることで、通常の授業では得られない技能や感性を身につけられる。

■地元企業と協働
地元企業は石巻工房を中心としたワークショップ等を通じて、優秀な人材や将来性のある若者との交流を広げることができる。こうした試みは、能動的に街をつくっていく文化を育成し、活性化していく流れをつくることができると考えている。

■地域に根づく運営
石巻工房の運営は、復興後も地域に根付き、長期的に活動を継続させるために地域の方々に担っていただく必要がある。実行委員会は、石巻工房が軌道にのるまでの指導役として、またこうした活動の広報役を務めることにより、「ものづくりのための公共的な施設」としての活動を継続的にバックアップしていく。

石巻工房実行委員会メンバー/活動協力者/協賛者/後援

■企画・運営:石巻工房実行委員会

[石巻工房実行委員]
代表:芦沢啓治(芦沢啓治建築設計事務所)
加藤 純(context)
佐野恵子(アクシスギャラリー)
丹青社
長岡 勉(point)
橋本 潤(フーニオデザイン)

[賛同者]
荒尾宗平(SIDES CORE)/伊藤達信/大塚彰宏(blue studio)/カイシトモヤ(room composite)/須藤玲子(NUNO)/田中浩也、渡辺ゆうか(FabLab Japan)/寺田尚樹(テラダデザイン一級建築士事務所)/富松 暖/鳴川 肇/西尾 洋介/ NOSIGNER /林祐輔、安西葉子(DRILL DESIGN)/廣中幸司(tebito)/藤森泰司(藤森泰司アトリエ)/ MILE / 間仕切りプロジェクト


■協力・協賛
[支援のお願い]
石巻工房では、協賛を広く募集しています。
資金援助のほか、電動ドライバーなどの工具や道具、各種加工機器などの機材、合板やツーバイ材など資材・材料類の提供、また技能を通じて協力いただける人材などです。
石巻の学生や地元の方々とのワークショップに関わる活動に役立たせていただきます。

[協賛企業] *五十音順、2011年8月31日現在
アクシスギャラリー
株式会社ウスキ電機
株式会社エイペクス
株式会社遠藤照明
有限会社 サイン技研
三栄ハウス株式会社
株式会社シー・エス・プランニング
株式会社 庄文堂
JBS インターナショナル株式会社
高広木材株式会社
株式会社丹青社
ハーマンミラー
ハーマンミラー エルゴキオスク
BC WOOD 日本事務局
みちのく興業株式会社
株式会社山岸製作所
山本企画工芸株式会社

石巻工房の場所

〒986-0822
宮城県石巻市中央2-10-2 新田屋ビル1階


工芸ワークショップin石巻

2012-02-06 10:04:00 | 日記

連載コラム「復興に向かうためのデザイン」

第1回「ハーマンミラーによる東日本大震災復興支援、石巻復興プロジェクト」
11.12.16



3月11日から9カ月が経過した。被災地の復興に向けてさまざまな取り組みが進むなかで、デザイナーや建築家といったクリエイターたちの活動とその現状を今後継続して報告したいと思う。それぞれのプロジェクトが得た経験知を知ること、共有することが、今後につながるのではないかと考えるからだ。

まず紹介するのは、家具メーカーのハーマンミラーによるもの。「MAKE A DIFFERENCE」というスローガンのもと、震災直後には食糧、水、応急物資などを提供し、その後は社員の募金に企業の寄付金を加えて義援金を送った。夏には、イヴ・ベアールやサム・ヘクトといったデザイナーが制作したグラフィック作品などを2回のチャリティオークションとして実施し、売り上げを寄付したという。

そして、震災から8カ月後、「デザインは問題を解決するためにある」という考えに基づき、12名の社員が被災地へ赴いた。11月13日〜27日までの約2週間にわたって宮城県石巻市に滞在し、家具製作や地元高校生とのワークショップを開催。活動終了後の11月下旬には、仙台と東京で報告会を実施し、以下はその報告会の情報をもとに概要をまとめる。




▲登壇者はハーマンミラーのバイスプレジデントでありクリエイティブディレクターのスティーブ・フリックホルム氏(左)、ハーマンミラージャパン 代表取締役社長 松崎 勉氏(右)

ボランティア活動のために確保された予算

ハーマンミラーは東日本大震災に限ったことでなく、スマトラ島沖地震など各国で大規模な災害があった際にボランティア活動を実践している。同社にはあらかじめ「ギフト・コミッティ」という予算が確保されており、社員がボランティア・プロジェクトの立ち上げを会社に申請する仕組みがあるのだ。社内審査を通れば「12名で2週間」という期限付きのボランティア・チームが結成され、現地で活動するための資金が与えられる。今回は、ハーマンミラージャパンの松崎 勉社長が申請。参加希望者は多数に上ったため、3次にわたる審査を経て、やる気と適性を認められた人が選ばれたという。アメリカやオーストラリア、イギリスなど各地からデザイナーや職人たちが集った。




▲現地で製作した椅子を手に、活動内容を解説する松崎社長
ボランティアチームは、家具とグラフィックデザインの2チームに分かれて活動を展開。松崎社長がリーダーを務める家具チームが拠点としたのが「石巻工房」だ。ここは建築家の芦沢啓治氏が代表を務めるものづくりの拠点で、7月から支援活動を展開している(石巻工房の詳細はこちらへ)。その活動に賛同したハーマンミラーが連携をとるかたちで、新しい工房を立ち上げるのための設備や資金のサポートを申し出た。

石巻工房に到着したチームは、すぐに仮設住宅向け家具の製作準備にとりかかった。家具のデザインは芦沢氏、家具デザイナーの藤森泰司氏、デザイナーの橋本 潤氏の3名による4タイプ。彼らが仮設住宅の現状を細かくリサーチしたうえで、不便さを解消する、しかもすぐにつくって使うことのできるものを考えた。




▲縁台



▲縁台は洗濯物を干すときに重宝する



▲スツール



▲収納ボックス。紐を通して壁かけにできる
洗濯物を干すときにも使える縁台120台、小物や食器などの収納ボックス110台、スツール220脚、ベンチ25脚。製作数を割り出し、必要な工具や材料を揃える。そして、あとは組み立てるだけという段階になってから、「ワークショップを開くので、家具をつくりたい、家具のほしい方は来てください」と住民たちに呼びかけた。今回のボランティア活動で注目すべきは、ワークショップ形式を採用し、「参加者が自らつくる」ことに絞り込んだ点だろう。


ノウハウと「Fun」の伝達

ハーマンミラーでは、仮設住宅・商店に対する直接的な支援のほか、特に「地域へのノウハウとFunの伝達」を重要なミッションとして掲げている。震災から8カ月が経ち、仮設住宅での生活が本格化、さまざまな問題点や不満が見えてきたというタイミングでもある。家具メーカーとしてできることは、住宅の問題を住民が自らの手で解決するために、工具の使い方など製作のノウハウを伝えること。加えて、「Fun(楽しさ)」を伝えること。それが、これからの復興につながっていく大切な要素と考えたのである。

報告会ではワークショップの様子が画像で紹介され、どれもひじょうに楽しそうな雰囲気が印象的だった。ボランティアというと苦労の多そうなイメージがあるが、ワークショップでは参加者もボランティアもいい笑顔に溢れている。参加者のなかには「インパクトドライバー」という言葉を耳にするのも初めてという人が少なからずいたが、熟練の職人に習いながら家具を組み立て、喜んで持ち帰った。「余るかもしれない」と心配しながら用意した材料は、あっという間になくなったという。




▲ワークショップの様子
家具チームは石巻工房でのワークショップのほか、工具が津波で流されてしまった石巻工業高校での工具の使い方などのトレーニング、椅子をつくる子供向けワークショップなども開催。子供向けワークショップでは、ひとりで7脚も組み立てた9歳の少年がいたという。

一方、スティーブ・フリックホルム氏率いるグラフィックデザインチームは、2つの高校でワークショップなどを実施した。仮設住宅に飾るためのモビールづくり、凧を製作する子供向けワークショップ、地元商工会議所の女性会とは刺繍のワークショップも開いた。参加者が制作した作品のなかには、ポストカードやカレンダーとして製品化するものもある。ハーマンミラーストアなどで販売し、収益の一部が参加者に還元される予定だ。




▲ 地元高校生とグラフィックデザインチームのワークショップ



▲モビールづくりのワークショップ



▲石巻工房の新しい工房では、ワークショップで制作した作品の展覧会も開かれた

事業としての成立を目指す

この2週間をもってボランティア活動は終了したが、ハーマンミラージャパンは、今後も石巻工房への活動支援というかたちで、復興の取り組みに関わっていくという。松崎社長は「今後やらなければいけないことは、石巻工房を1つの事業としてきちんと成立させること。そのためには、例えば、震災の背景を知らない人が普通に“商品”として買ってくれるような、高いクオリティを製品に持たせるといったことが課題になるでしょう」と言う。ものづくりと教育の場である石巻工房の活動を継続していくためには、シビアに事業化を進める必要があるというわけだ。

自らの手でものをつくるという行為自体、人とコミュニケーションを取ったり、つかの間でも気分転換の効果があり、被災した参加者にとってメリットがあると思われる。ワークショップで彼らが制作したポストカードなどは素朴な味があり、確かに魅力的だ。しかしそれらを商品として継続して販売するならば、体制づくりや品質管理といった課題が生じる。

「被災者がつくった◯◯」「ハーマンミラーが支援した◯◯」という説明がある限り、そのものはチャリティの範囲にしかない。決してチャリティが悪いわけではないが、あらゆる支援や義援を必要としないことが復興だとすれば、「被災者がつくった◯◯」という一文からいずれ“卒業”する必要がある。時間はかかるかもしれないが、そこをゴールにしなければいけない、というのが松崎氏の問題意識だ。

今後、被災地でどのように人材を育成し、商品として通用するものづくりを行っていけるか。また、そうした活動に対してハーマンミラーなどの企業がどのようなノウハウを伝え、サポートしていくことができるのか。さらに、こうした活動が被災地にどのような影響を与え、そこから何が芽生えていくのか。復興に向けた1つのデザイン事例として、今後も注目していきたい。(文/今村玲子)



「東日本大震災復興支援 石巻復興プロジェクト」

主体:ハーマンミラー

主たる期間:2011年11月13日〜27日の2週間

メンバー:ハーマンミラーのデザイナーと職人 12名

活動内容:
石巻工房とのコラボレーションにより(1)〜(4)を実施した

(1)仮設住宅でのワークショップ
・縁台120台、収納ボックス110台、スツール220脚、ベンチ25脚を製作
・子供とともに椅子を製作
・モビールの制作
・子供とともに凧づくり

(2)地元高校と連携
・石巻西高校、石巻好文館高校の3年生とポストカード、ポスター、グリーティングカード、
 カレンダーを制作
・石巻工業高校での家具づくりトレーニング

(3)商工会議所女性会と連携
・刺繍ワークショップ

(4)そのほか
・新しい工房のための内装工事
・成果物の展覧会の開催

活動のポイント:
・社内にボランティア活動を立ち上げる仕組み(予算)がある
・住民自らがつくれるよう、ワークショップ形式を採用
・被災地の人々と連携してニーズを把握。現地の拠点を活用した

今後に向けての課題:
商品としてのクオリティの見直しなど、事業化に向けた課題のサポート

ウェブサイト:
ハーマンミラーMAKE A DIFFERENCE http://www.hermanmiller.co.jp/
石巻工房 http://ishinomaki-lab.org/




今村玲子/アート・デザインライター。出版社を経て2005年よりフリーランスとしてデザインとアートに関する執筆活動を開始。趣味はギャラリー巡り。自身のブログはこちらへ


石巻の彫刻家

2012-02-06 09:59:26 | 日記
星真子出典: 石巻Wiki
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星真子(ほししんこ、1952-、河南町生まれ)宮城県石巻市出身。

[編集] 概要
 

[編集] イタリアで彫刻専念
 ヨーロッパにおいて最も気候、風土の変化に富み、晴朗澄明な空と山紫水明の美を誇るイタリアは、観光の国として知られる一方、世界文化研究の理想郷と考えられ、アメリカ、フランス、ドイツなど多くの国々がローマに文化センターを設置している。
そのイタリアに単独で渡って、彫刻の創作活動に励んでいる女性が星真子である。
彫刻ではルネサンスの盛期十六世紀にケラミンジェロ、十七世紀にはベルニーニを輩出したイタリアに、自らの彫刻の可能性を求めて移り住んだのは平成三年だった。
「良質の大理石が採れるのはギリシアかイタリア」ということで、新天地に選んだのがイタリア・トスカーナ州にあるピエトラサンタ。大理石やブロンズの職人の街である。日本人の観光客もめったに訪れない所だが、ピサの斜塔で有名な都市ピサの近くの海沿いで、大理石の山々であるアプローネ山脈のふもとに位置する。
「自然の素材の魅力」と言う、この白い大理石を使って製作した作品展が今年七月、石巻市駅前北通りのナリサワカルチャーギャラリーで開かれた。イタリアでの修行の成果として一昨年のブロンズ展に続いて三回目の故郷での個展となった。
いずれも抽象的な作品ばかりだったが、丸みを帯びた作品群は石巻の美術ファンの心を捕らえた。見るものの想像力を刺激し、冷たいはずの大理石からは温かみ、ユーモアさえ伝わってきた。
星の三島学園女子大生活美術科時代の講師だった彫刻家の翁ひろみ(仙台市在住)は「独自性を持った個性的な作品が彼女の特徴。直裁的な表現ながらも、見るものに彼女の思い入れは伝わってくる。河南町の豊かな田園風景から今は石のたくさんあるピエトサンタと、マッチしているかもしれない。常に新しい表現とチャレンジする女性」と評する。
トスカーナ州の州都フィレンツェはルネサンス美術の宝庫である。イタリアの地が、ピエトラサンタの地中海性気候の風土が、創作意欲をかきたてる。「イタリアはまさに石の文化。アプローネ山脈のふもとに住み、白い大理石の山々との対話で生まれた作品たちは心の風景であり、今や私の心の古里」と言い切る。
==●日本を離れてマイペース制作●==
彫刻にとりつかれたのは石巻女子高在学中。「授業で粘土をこね回しているうちに、いつの間にか形を作り出すことの魅力におぼれてしまった」。
石巻女子高からは三島学園女子大生活美術科に進学。昭和五十年に卒業し宮城教育大美術科研究生になる。当時は石こう、みかげ石が主な素材で、具象作品では裸婦像が多かった。五十六年に県芸術選奨新人賞を受賞したのをはじめ、河北美術展・彫塑の部で河北賞を四度受賞、六十年から平成三年まで河北美術展招待作家も務めた。
画像:星真子1.JPG
※上は星真子さんの彫刻

[編集] 出典
石巻圏 20世紀の群像 編集:三陸河北新報社(石巻かほく)


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3・11 大川小

2012-02-05 17:50:22 | 日記

 石巻市立大川小学校
 3・11の津波被害で児童70人、教職員10人が亡くなった。児童4人はまだ行方不明だ。 
 写真は2月3日夕方、慰霊碑と大川小。
      

心のケア サッカー療法

2012-01-18 23:37:44 | 日記
「心の病 ボールは友達」
  イタリア サッカー治療で効果
        
   朝日新聞 2012年(平成24年)1月8日 日曜日

 ローマ郊外の河川敷で、三つのサッカーチームがリーグを戦っていた。選手は20~50代の男性約30人で、統合失調症やうつ病などを患った人たちだ。病気と闘う″選手″ たちの「カルチョ・ソシャーレ(福祉サッカー) 」リーグが、今季も昨年10月に開幕し、イタリア全土で繰り広げられている。患者の治療と社会復帰に効果があり、各国で急速に広まっている。

 80チーム 年1000人参加

 一緒に駆け回っていた精神科医のサント・ルロさん(50)が、1 9 9 4 年にサッカー好きの患者とチームを作ったのがきっかけだった。患者の回復がよい傾向にあるとすぐに気付いた。スター選手のトッティが普及に力を貸し、今では全国に約80チームがあり、毎年約1 千人がこの治療を受けている。
 6割の患者にはっきり効果が認められるという。理由をルロさんは次のように分析する。① 自分が病気だと認めない人も「サッカー治療」なら受け入れる② 運動で脳が刺激され、薬による意欲の低下を防げる③戦術に従って敵の動きに対応することが、日常生活で問題に対処する鍛錬になる④ 人の輸に入ることを恐れる人にコミュニケーションの機会を与える。
 回復の過程で″選手″ は、9 人が患者、2 人が地域住民のチームから、2 人が患者、9 人が住民のチームヘ移籍する。「ステップアップ」で社会復帰への自信が深まる上、多くの住民が患者と接することで地域の偏見もなくなる。
 ルロさんは、災害による心的外傷後ストレス障害(P T S D ) や自殺予防へのサッカーの利用も勧める。P T S D が長引く原因となるうつの併発が抑えられるし、集まって練習することで互いに自殺のサインに気付きやすくなるからだという。不登校の子どもの学校復帰、虐待をする人の攻撃性を抑えることにも応用できるという。

 復帰支援 日本でも
 日本でもサッカーなどのスポーツを活用した精神疾患患者の社会復帰支援が、一部で始まっている。
大阪府高槻市の男性(36)は、アパレル会社の管理職だった2 0 0 6 年、激務と社内の人間関係の悪化でうつになった。他人が怖くなり、家にこもった半年は、「消えたい」という思いにも襲われた。職場復帰しては再発を繰り返す状況が変わったのは、08年にフットサルを始めてから。仲間と協力して達成感を味わい、「人と話ができるようになり、否定し続けた自分の存在を肯定できた」と話す。
 現在は、障害者就労支援のカフェを運営するN P O 法人で、経営戦略を担う。06年からフットサルを活用する新阿武山病院企局槻市) の医師、岡村武彦さんによると、当時32人中1 人しか就労していなかった患者が、今は半数が就労か進学。「患者がよりよい状態に一戻るのに、スポーツが活用できると証明されつつある」。日本は5 年で60チーム以上ができ、英国、北欧でも取り組みが始まった。  (後藤太輔)