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「砂漠の中の日本庭園」アメリカ・マンザナール強制収容所

2011-09-14 14:06:50 | 日記
私がまとめ録りしたNHKドキュメンタリを見れるのは週一か隔週に1日なので、今更感のある話題になるかもしれないけれど、このドキュメンタリにはしみるものがあった。

戦中の強制収容所の中で、手作りの日本庭園を作り上げた日系1世たちがいた。池があって、意味のある石が置かれ、そこにたたずむことのできる場所を作った。日本人の挟持を示したとナレーションは入ってた。
心根に、民族を落ち着かせる風景を作りたいと思わせたもの。住まいが乾いた風の吹き込んでくるバラックなのに、庭園が心を潤わせた。すごい念がこもってる。実際「あるもの」以上の価値で、「こもる」ものと、それを読み取って、元気を出す人がいた。
こういう心の道路みたいな道筋を描ける力が、人にはある。

収容所で生き残った人もいる。その人にコメントをもらおうと、やってきたテレビクルーに言った。「お前たち、もう二度とここへ来るな」。軽く放ったように聞こえる言葉が、ものすごく重かった。思い出すのも嫌な生き方を経てきた人には、懐かしくも、傷口をこじ開け、塩をすりつけられるような過去。