エゾハルセミの蝉時雨が爽やかに聞こえる若松地区。山あいの自然環境にめぐまれた北見市内で唯一、校区外からの通学が認められている北見市立若松小学校の「みんなの参観日」に伺いました。この日は家族ばかりでなく地域住民にも門戸を広げて、子どもたちが学習に取り組む様子をみせていただけるとのこと。閉塞的な教室ではなく、オープンスペースから自由に授業の様子がわかります。1年生=図工、2年生=算数、3・4年生=道徳、5・6年生=書写の時間帯をみてきました。クラス平均4~5名の生徒たちは、先生のお話を聴きながら、絵を描き、計算をし、挨拶の仕方を学び、筆を走らせていました。もちろん生徒たちの中には集中できない子どももいます。がそこが小規模校の特長。何で集中できないか? 先生は子どもたちにていねいに向き合って、落ち着いて会話して、納得して授業に入って行く様子がよくわかりました。
「特認校若松小学校として」・・・若松小学校は特認校です。あえて北見市がこの学校を設置している理由はなんでしょうか。ごく普通の教育をするのであれば、住む地域にある学校に通わせればよく、また、特別に支援を必要とする児童のための学校でもありません。特認校は、普通の学校とは違う特色ある教育をより積極的に行う学校です。・・・と、学校案内に記されていました。1回の参観日では、ほんの一端一片の子どもたちの姿しかみていません。お昼前に体育館で、一生懸命に一輪車の練習をしていた1年生は、6月15日の運動会にその成果を披露するそうです。上手に乗れるようになった晴れ姿をみにまた来ましょう!!