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美ら海便り

宮古島の海でパイカジスタッフが出会った水中景色や水中生物のおもしろいこと感動したこと、伝えちゃいます!

10月に入って台風来ました。。。

2014-10-12 10:57:06 | 海のふしぎ

例年台風の発生件数はおおよそ20~30くらい。1950年からの統計では、一番少なかったのが2010年の16個、多かったのが1967年の39個とのこと。

今年は10月12日の時点で19個と、発生数でいうと、平均より少し少ないくらいでしょうか。しかし、8月の台風発生件数が1個だったのは、過去一番少ない件数でした。

宮古島は今年は台風で暴風域に入ったり、車が飛ばされそうな突風が吹いた日はほとんどなかったように思えます。西や東に台風がそれてくれたので、直撃というのはありませんでした。

現在台風19号が通過し終えたところ。沖縄本島の真ん中を北上していき、明日には九州に上陸する見込みです。宮古島で今日は波8m、沖縄本島だと13m。暴風域が約250km。19号はかなり大きな勢力だったので、今日を含め約5日間ほどダイビング欠航を余儀なくされました。

これから九州、本州と通過していく予報なので、台風はどうしようもありませんが、被害を受けないように万全の安全対策をしてくださいね。ドアが強風で締まり、指を切断した人もいると今朝のニュースで報道されていたので、皆さんもお気を付けて。

ちなみに今住んでいるのは鉄筋三階建てアパートの二階なのですが、通風孔から雨水が逆流して天井の一部が濡れる現象が起こりました。今朝、どさっという音がしたので見てみたら、一部濡れたところの石膏ボード30cm四方が崩れ落ちていました!大屋さんに言って直してもらわないと(笑)。

 

よっし~


もう9月。。。今年は台風来ませんね^^

2014-09-09 17:51:01 | 海のふしぎ

今年は全国テロップで、「宮古島、台風災害特別警報発令!」と放送されましたが、その大型台風は東側をぬけて行ったので、宮古島にはほとんど台風の被害はありませんでした。超大型台風だ、と言われていたので心配して家で状況を見守っていましたが、最大でも風速20m前後とそんなに激しくはありませんでした。

台風が来ると海水がかきまぜられて、水温が下がるのですが、今年の夏はずっと30℃前後。9月に入った今もまだ30℃くらいが続いています。あまり海水温が高い状態が続くと、サンゴの白化現象が起きたりするのでそれも大変です。宮古島ではまだサンゴの白化はポイントではあまり見られませんが、イソギンチャクの白化が多く見られます。

今まで色づいていたイソギンチャクが透明に近い色になっている個体が多数見られます。サンゴもイソギンチャクも褐虫藻という藻類を同居させているので、高水温が続くと、これが居なくなってしまうとのこと。サンゴは白化が続くと死んでしまいますが、イソギンチャクは生命力が強いので死ぬことはないようです。

台風は来てほしくないですが、生態系には大切な一部として組み込まれているのはすごいですね。

よっし~


No.176 宮古島の海の恵み もずく

2013-05-13 14:34:19 | 海のふしぎ

現在宮古島はもずくの収穫シーズンを迎えています。パイカジはダイビングだけでなくもずくの養殖もしているので、この時期は毎朝収穫に出かけています。本州ではなかなか見かけませんが、沖縄の浅瀬の海をのぞくと、サンゴのカケラや石ころなどから天然のもずくが生えている場所がたくさんあるんですよ。

さて、宮古島では冬場にもずくの養殖の準備が始まります。まずはもずく網を水槽で種づけし、それを海の中で広げて育てていきます。網を海に広げるまでには苗床とよばれる場所に海の中でしばらく網を束ねたまま置いておくそうです。三月くらいに網を広げてもずくを育てていき、水温などによっても毎年違いますが、だいたい四月の半ばから五月にかけて収穫していきます。

もずくの養殖で特に心配なのが、、、台風や大時化です!一昨年は大型台風が宮古を直撃して、収穫が始まった時にたくさんの網が流されてしまいました。今年は台風の被害はありませんでしたが、春先に大時化がありました。網が切れたりロープを張っている杭が抜けてしまった場所もあり、ヤスさんとねじれた網をがんばって張り直しましたが、やはり1トン近い被害が出てしまいました。しかし、今年はそれ以降は順調に収穫が進み、あと数日で完了できそうです!

 

本州ではもずくというと、プラスチックカップに入ったもずく酢、もしくはビニールパックに入った塩漬けもずくくらいしかお目にかかれないですが、宮古島ではこのシーズンはスーパーに行くと生もずくが白トレイに入って売られているんですよ。食べ方も三杯酢だけでなく、シークワーサーモズク酢のたれなどもあったり、もずくのてんぷら、そしてもずくソーメンなどにして食べています。新鮮な太いもずくを湯通しすると鮮やかな緑色に変化し、それを氷水で冷やしてそうめんつゆで食べるととっても美味しい!この時期に宮古島に来たら是非食べてみてくださいね!

よっし~


No.174  海の満ち引き、潮の流れ…潮汐と潮流

2012-12-23 11:54:54 | 海のふしぎ

ダイビングで海に出ているとき、大切なことの一つに、潮汐と潮流があります。潮汐(ちょうせき)とは海の満ち引き、そして潮流(ちょうりゅう)とは潮の流れのことを意味します。

潮汐は太陽と月の引力、そして地球の遠心力によって生み出されるそうで、季節や月の満ち欠けにもよって変わりますが、干満の差は宮古島では最大で約2m前後あります。これは地形などによっても大きく変わるので、内湾的な日本海や地中海ではせいぜい数十センチ程度で、世界最大といわれるカナダのファンディー湾の干満差はなんと15mを超えることもあるというから驚きです。ちなみに日本で一番干満差が激しいのは有明海で6mもあるそうですが、諫早湾の河口堰によって干満差が小さくなったといわれています。

宮古島の北にある八重干瀬は南北12km、東西8km、周囲25kmに広がる国内最大の大珊瑚礁で、大潮の干潮時に海面に姿を現すことから、「幻の大陸」とも呼ばれています。潮差が最も大きくなる旧暦3月3日近くには健康祈願のために潮干狩りなどをする浜下りにちなんで、八重干瀬祭りが催されます。

この潮汐の影響によって潮の流れ、潮流が発生し、時間によって流れの向きや強さが変わります。特に外洋に面するポイントでは、ダイビングをして船に戻ってきた時に、「川の流れのように~~♪」と思わず歌ってしまうくらい、潜行ロープにつかまっている時に鯉のぼり状態になってしまうくらい流れの強いときもあれば、逆に潮止まりの時には、湖の中にいるのと同じくらい流れがない時間帯もあります。潮が流れているときは大物回遊魚に出会うチャンスが多くなったりするので、流れがあるとテンションが高くなる大物好きの常連さんもいらっしゃいますよ(笑)。

ちなみに、潮流は黒潮など、海をほぼ一定方向かつ恒常的に流れている「海流」とは区別されるそうです。

 

サンゴの産卵も潮汐に従って始まったり、自然はほんとうにすごいですね。宮古島は地形、大物、サンゴ礁と季節や風によっていろいろな楽しみができるダイビングスポットなので、ぜひ雄大な宮古の海を楽しみにきてくだいね!

 

よっし~


NO.169 感激!セブでのサカナ

2012-03-29 17:12:53 | 海のふしぎ
お久しぶりの更新ですみません・・・。
今日はせっかくなので、1月に行ったセブで出会ったサカナについて紹介したいと思います。

ポイントはどこも宮古とは違って面白い興味深いポイントだったのですが、中でも6ダイブ目に潜ったポイントで出会ったヒメツバメウオの群れがとっても印象的でした。

水深が10mほどのとっても浅い場所なのですが、カーテンのように群れているヒメツバメウオの群れが目の前を行ったり~来たり~。宮古だったら、光のカーテンと紹介しますが、セブではまさにヒメツバメウオのカーテンに出会うことができました。

このヒメツバメウオですが、ヒメツバメウオ科はインド洋・西部太平洋から、アフリカ大陸西部にかけての温暖な海に分布します。日本では八重山諸島の沿岸に1種(ヒメツバメウオ Monodactylus argenteus)が生息するのみであるそうです。他にも種子島、琉球列島以南、宮崎県や高知県などでもこの種が見られた報告はあるそうですが、なかなかお目にかからないみたいです。

そして、カーテンと表現できるように、大きな群れを形成することが特徴です。さらにヒメツバメウオ属の仲間は、ときおり河川を遡上して、純粋な淡水域で生息するのだそうです。

観賞魚として広く利用され、淡水・海水のいずれにも適応できる飼育の容易さから、水族館だけでなく個人的に楽しむことができるサカナでもあります。なので、水族館では人気のサカナなのでしょうね。

漢字で表記すると「姫燕魚」。まさに姫って漢字がピッタリのサカナ。もう一度、セブの海で会いたいな~って思います。セブの海!良いですよ~。なんせ暖かい!早く宮古の海もセブくらいの水温になってもらいたいものですね。
ツバサ


No.168 物語

2012-01-13 20:45:35 | 海のふしぎ
宮古島の海を代表する地形ポイント、アントニオガウディ。
宮古三大地形ポイントの一つにも数えられていて、その知名度も文句なし!
スペインの建築家、アントニオガウディの作った作品のような地形、と言われているココは、とっても複雑な創り!
 
ハート型に見える穴だったり、土管のように真ん丸な穴だったり。
一番下から仰ぎ見ると、3つの穴の並び方が、人が笑っているように見えたり!
いろんな楽しみ方が出来て、地形好きにはたまらないポイント!

一番下から見あえげたときに見える、笑顔のように見える人の顔。
ちょっと位置をずらして見上げると、その目から一粒の涙がポロリ。

うれしい涙、悲しい涙、感動して流す涙。
涙にもいろんな涙があるけど、毎日、たくさんのダイバーを見守っている、このガウディの涙は、どんな涙?
この一粒の涙に込められた物語を想像しながら潜るってみると、また違う視点で海の世界が楽しめるのかも。

創造力を働かせれば、海の世界は楽しさ無限大!!
いつも変わらぬ佇まいの地形だって、違う一面が見えてきたりします。

地形なんて、変わらないんだから一度潜れば十分でしょ~。
何回も潜ったってつまらないでしょ~?
なんて考えは、もったいない!!
見方を少し変えるだけで、ガラッと変わって見えますよ♪
何度でも潜りたくなる、そんな宮古の地形の魅力を、ぜひ感じてみてください。

ユカ

NO.167 サカナも眠る

2012-01-04 18:57:46 | 海のふしぎ
2012年、今年もこちらのブログもちょくちょくアップしていきますので、よろしくお願いします。

潜り納めから潜り始め。大晦日から元旦にかけてはゲストのみなさんと楽しく過ごすことができました。あっという間にお正月も終わり、お休みをもらい、自分の時間を過ごすつもりが、家でダラダラ・・・。こんな時間も大切ですが、すっかり寝て終わってしまったような気もします。

で・・・人は毎日睡眠を確保していますが、サカナ達はどうなのでしょうか??

多くの魚にはまぶたがありません。が、フグやサメはまぶたを持っているサカナです。まぶたを持っていても、主に眼を守るために動いています。一方、サカナには石や海藻などの物陰に隠れる、横たわる、など「動きの少ない休息期」が見られます。でも、サカナには大脳がありませんから、脳波を測ることはできません。このため脳波で区別が可能な、人と同じような「睡眠」があるとは言えません。したがって、体が動いていないという意味で「休息」と「睡眠」の区別が出来ないのです。

マグロなどはいつも休み無く泳いでいますね。「止まったら死んでしまう!」と言われ、いつも時速10キロメートルぐらいのスピードで泳ぎ、眠ることはありません。いったい、いつ休みを取っているのでしょうか?

マグロの体は特別な血管の仕組みを利用して体温が周りの海水より高く保たれ、酸素を多く必要としています。そのため泳ぐのをやめると鰓(えら)を通る新鮮な海水が少なくなることから、酸素が不足して死んでしまいます。ですから、マグロでは他の魚に見られるような休息は見られないため、眠りをとっているかどうかは不明です。寝る時も泳いでいる!と言われていますが、先にも言ったように、人と同じような眠りをサカナがしているわけでは、ないので、休息という名の睡眠を確保しているのでしょう。

とは言っても、もちろん、サカナ達も眠ります。脳波の睡眠と言う意味ではなく、休息として、多くのサカナは夜に眠ります。でも、夜の海には寝ているサカナを狙う、大きなサカナもいます。ゆっくり眠るのも大変!なので、サカナ達は安全に寝ることができるように、工夫をしているのです。

ナンヨウハギはサンゴの間に隠れて寝ています。普段からもサンゴの周りに住んでいて、すぐにサンゴの中に隠れてしまう、警戒心の強いサカナです。キュウセンは砂に潜りこんで眠ります。ブダイの仲間は毎日、自分達で棲家を作ります。ブダイの仲間はエラから出した粘液で作った膜の間で眠ります。この膜、ダイビング中にも見かけることがありますね。

ミナミハコフグや、アオサハギは眠っている間に波や潮に流されないように、岩やサンゴなどを銜えて眠ります。また、夜はカラダの色を変えて、敵に見つからないようにして、眠るサカナもいます。

みんな、それぞれに工夫をして、朝を迎えるのです。そして、まぶたがないと言ったように、サカナ達は目を開けたまま寝ているのです。たまに、目を開けて寝ている人を電車とかで見かけますが・・・目を開けて眠るのはサカナ達の世界では普通なのですね
ツバサ



No.166 今年は当たり年!!

2011-11-21 22:44:41 | 海のふしぎ
海の中にも、いろいろと時期限定のものがあったりします。
この時期になると、○○が出てくる、多くなる、
この時期には、○○に○○が出る、
などなど。

さて、今回は、さらにその上、より貴重な、年によって見れたり見れなかったりするものをご紹介!!

ちょうど今年、今の時期に大当たり!!なのが、宮古3大地形ポイントとしても有名な魔王の宮殿の1の部屋に群れるキンメモドキの大群!!

夏場~秋にかけて、下地の地形ポイントには、キンメモドキの大群が入ることがよくあります。
たとえば、パイカジ御用達の一の瀬ホール!
ここは毎年夏場になるとキンメの大群が入るのは、常連の方ならご存知のハズ!

今年は、秋の始めぐらいから、魔王の宮殿の1の部屋にもキンメの大群が入ってきました!!



わかりますか?真ん中の黒い影がキンメモドキの大群なんです!!


これは、毎年のことではなく、私が以前に経験したのは、5年ほど前のこと。
二十数年間、宮古でガイドをしているヤスさんだって経験したのは数回、数えるほどの年しかないんだとか!!

はっきりとはわかりませんが、4~5年から5~6年に一度ぐらいの確立で、魔王の宮殿にはキンメモドキの大群が入るみたいです。

さらに、今年はホワイトチップシャークも住んでます!!
今年は1の部屋が、とっても賑やか!!


でも、このキンメたち、そろそろ居なくなってしまう季節。。
一晩で、跡形も無く、一匹残らず居なくなってしまうのです。

夜に、穴の外に食事に出かけ、そのまま戻らない、と見られていますが…一体、どこへ行ってしまうのやら??

魔王のキンメたちも動きが早くなってきたので、そろそろ、居なくなってしまいそうです。
いつ居なくなってしまうのか、ドキドキな最近です。。

これを逃したら、次はまた5年後?!
いつまで見れるかわからないけど、今のうちに貴重な魔王のキンメの群れ、見に行きませんか??!

時期によっても、年によっても、見れるものが変わる海。
一度たりとも、同じ景色・光景がない海。
だからこそ、奥が深くて、潜れば潜るほど惹かれてしまうのかもしれませんね~。
やっぱり自然は偉大です!!

ユカ

NO.165 キラキラの群れ

2011-11-10 11:30:44 | 海のふしぎ
キラキラ水面で輝いているイワシの群れ。ポイントでも良く見ることができます。群れているととっても見応えがあるサカナたち。そして、それを瞬時に狙っているのがニジョウサバ。この狙っている瞬間もとっても見応えがあるのですが、イワシとサバって見てるだけで、「おいしそう~」!!このサカナを美味しそう!と表現するのは女性に多いそうですが・・・。

イワシは陸に揚げるとすぐに弱ってしまう魚であることから、「よわし」→「いわし」と変化したそうです。「いわし」は鰯と書き、その旁が「よわし」の弱であることから、この説は有力ではあるそうです。

日本で「イワシ」といえば、ニシン科のマイワシとウルメイワシ、カタクチイワシ科のカタクチイワシ計3種を指し、世界的な話題ではこれらの近縁種を指します。が!他にも名前に「イワシ」とついた魚は数多いのです。

そして!敵!!普段私たちが見ているときにも空からも海からも狙われていますが、カモメやカツオドリなどの海鳥、サメやカツオなどの肉食魚、クジラやイルカなどの海生哺乳類、イカ、人間など非常に多岐にわたり、人類の利用のみならず食物連鎖の上でも重要な生物であります。カタクチイワシは天敵から身を守るために密集隊形を作り、群れの構成員全てが同調して同じ向きに泳いで敵の攻撃をかわします。私たちが水中で見ているのはまさにこの動きですね。これは他の小魚にも共通する防衛策でもあります。対する敵はイワシの群れに突進を繰り返して群れを散らし、はぐれた個体を襲う戦法を取るのです。

産卵期はほぼ1年中です。中でも春と秋に産卵するものが多い。卵は楕円形の分離浮性卵で、1粒ずつがバラバラに水中を漂いながら発生する。孵化した稚魚は急速に成長し、1年経たずに繁殖ができるようになる。寿命は2年-3年ほどだそうです。

そして、「美味しそう~」と発言する女性の方!食べ方はやっぱり気になりますよね?日本では刺身、塩焼き、フライ、天ぷら、酢の物、煮付けなどとして食べられています。稚魚や幼魚はちりめんじゃこ(しらす干し)、釜あげ(釜あげしらす)や煮干しの材料になります。欧米でも塩焼き、酢漬け、油漬け、缶詰(アンチョビ)などで食用にされています。水揚げ後は傷みやすいので、干物各種・缶詰・つみれなどの加工品として流通しているのです。

何気に、「COOKPAD」で調べてみたら、推薦レシピが137件、投稿レシピ108万品!!みなさんの食卓にも欠かせないイワシなのですね。
ツバサ



NO.163 知ってるようで知らないこと。

2011-08-28 14:06:18 | 海のふしぎ
海の中で出会うサカナたち。「1匹、2匹・・・」と数えますが、いつも何気なく見ている、イソギンチャク。数え方を知っていますか~??イソギンチャクは岩に固着、あるいは吸着していて、触手を広げて獲物を狙っています。花のような形をしているので、1輪、2輪と数えます。大きなマンタは1枚、2枚。これは良く知られているかと思います。

では!イソバナ。これはどのように数えるか知っていますか??浅海の岩に付いているイソバナ類は全体の形が植物のような枝のようなので、1枝、2枝と数えます。ダイビング中にもよく見かけてるウミシダはウニやヒトデの仲間に属します。見かけは植物のシダにそっくりです。数え方は1株、2株。石の下にいるナマコは1本、2本。知っているようで、知らないことも海にはいっぱいありますね。

では、たくさんのタマゴを産むサカナは何か知っていますか?もちろん、サカンはたくさんのタマゴを産むのですが、いちばん蓄えているのはマンボウです。2~3億ものタマゴを産みます。これが全て生き残る訳ではないのですが、こんなにたくさんの数を産むという事実にはビックリですね。

海の中で出会う生物、カメとかサメとかは泳ぎがとっても早いですが、一番早いのはバショウカジキだそうです。バショウカジキは時速109キロメートルのスピードで泳ぐことができます。高速道路を走る車なみですね。

「泳がないと死んでしまう!」と言われるのは何でしょう?マグロの仲間は浮き袋が発達していないので、泳ぐのをやめると水の中に浮いていられません。つまり。中性浮力が取れないんでしょうね~。なので、眠るときも止まることがないのです。泳ぎながら寝ている所を見てみたいですね。

寝るといえば、サカナたちも夜に眠っているのですが、逆に昼に起きていて、夜に活動するサカナもいます。ナマズ、ドジョウ、アナゴ、ヒラメ、カレイなどです。昼間は暗いところや砂に潜って隠れています。夜になると食べ物を探しに出てきます。

普段何気なくサカナを見たり、その様子を観察したりしていますが、まだまだ知らないこともたくさんあるのですね。

ツバサ