
タツノオトシゴといえば、しっぽでくるっと海藻などに巻き付く、あの龍のような独特の姿が思い浮かびますが、宮古の海にも小型のかわいいタツノオトシゴ属の生き物が数種類見られます。
「ピグミーシードラゴン」
よくリーフの壁などに糸のような白い海藻がたくさん生えていますが、その長さ5cmに満たない植物に擬態して隠れている、本当に糸くずのような生物が2000年前後に発見・紹介され、2007年には正式な種として「Kyonemichthys rumengani キオネミクティス・ルメンガニィ」として学名もついたそうです。なんとも難しい名前ですが、通称ピグミーシードラゴンとしてよばれています。
宮古島でも色々なポイントで見つけることができ、生息場所からあまり動きまわらないのですが、体長は2~3cmくらいで胴回りは数ミリほど、ガイドにとっては(肉眼で見分けるのが難しいので)見つけがいがあり、ダイバーにとっては小さいので写真を撮るのが難しいという、なんともかわいくてレアな生物です(笑)。ペアでいることが多いので二匹見つけるとテンションがさらに上がります!
「ジャパニーズピグミーシーホース」
まだ和名がついていないという、日本にしかいないといわれている固有種。体長1cmにも満たない大きさで、リーフの壁などにくっついているのが宮古島でもたま~に見つけられます。
「タツノハトコ」
水底に落ちている木の枝などをよーく見てみると、時折この枝に擬態したタツノハトコがしっぽで巻き付いています。これと似た、タツノイトコという種もいるのですが、図鑑によると、沖縄より北の海に生息しているそうです。
どれもなかなか見つけにくい生物ですが、生息場所をあまり動かないので、一度発見されるとしばらくは見つけやすくなります。生物が好きなかたは、パイカジのガイドにリクエストしてみてくださいね!
よっし~
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