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黄金比、それが安田章大  ~私的「トラストいかねぇ」の楽しみ方~

2011-07-19 23:18:06 | 母の日記
みなさま、ごきげんよう。

昨日は私的に、トラストいかねぇの初日でございました。

ネタバレは追記に書きますが、


昨日の舞台。

一言で言い表すならば、


『可愛いと格好いいの黄金比』


その黄金比を舞台で魅せてくれたのが、

安田章大、その人でした。





~カーテンコールの時のご挨拶~

最後のご挨拶の章ちゃんの表情は、充実した舞台を創り上げた、というような、なんだかとても自信に満ちているようで、

誇らしげで、凛々しかったです。


*共演者の三上さんが昨日のツイッターで呟いていらっしゃいましたが、

劇中で章ちゃんが転びました


ご挨拶では、その事について触れていました。


今日はありがとうございました。

玉置さん:腰、大丈夫ですか?

大丈夫です!

川島さん:ほら…

(舞台の床に滑った後があったらしく)

みんなで覗き込んで笑う。

仲のいい、素敵なカンパニーだというのが、客席にも伝わってくる、

とても微笑ましくて、素敵な雰囲気でした。

作られているのではなく、自然な雰囲気でした。


ジャニーズやってて良かったです!真ん中で転べて良かったです。

加藤さん:踊るように転んでましたもんね。

駒木根さん:ダンスするようにね。

三上さん:二回言うんだよね。

言い方変えただけですね。


喜怒哀楽、気持ちを出せる舞台にしようって、みんなで頑張って気持ちを出しました。

そういうのが伝わればいいなって思ってます。


みんなで、スタッフさんも頑張ってくれているんで、スタッフさんにも拍手!



共演者の方が先にハケて行って、最後に章ちゃんが舞台に残って・・・。


(おどけた感じで)両手を広げて、片足あげてニッコリ!

もう一度、ニッコリ。

振り返って、お尻を叩いてニッコリ。

扉の向こう側でしゃがんで、ウインク!


会場はキャーキャー


という具合でした。


さて、続きで本編のネタバレもある、感想になります。

ネタバレはOKだよっ、という方はどうぞ~

レポはたぶん娘が入った後で書きます。




会場前のグローブ座のロビー。

集まった観客の熱気と、YASUMMER バッグのビニールの香り(笑)が匂いたっていました。

開演時間が近づくに連れて、熱気とビニールの匂いが、高まり行く気持ち比例して行くのでした。


劇場の扉が開く数分前から、会場内にはハワイアン ミュージックが流れはじめました。

誰もが一度は聞いた事がある・・・そんな耳馴染みのいい音楽でした。

スチールギターの音色が涼しい曲、カイマナヒラでした。


Kaimana Hila/YouTubeより


スチールギターの音色に誘(いざな)われて入った劇場は、リゾートの雰囲気が漂っていました。

スクリーンに映し出されたパラソルとチェァー、そしてカモメのシルエット。


二階席に着席し、開演前の私自身のお約束。

いつも通り、目を閉じて心の準備を始めていました。


ざわつく会場の声。

急いで駆けつけた、隣の人の体温を感じていると・・・暗転。



会場の通路から登場するジャスティーと、リンボクと、ケミー。

通路では既に3人のキャラクターが立って、笑いが起こる。


OPの映像はカラフルでPOP♪

BGMだったハワイアンとは、違うサウンド。


ステージでは、回想シーンが始まります。

ジャスティーと湯吉さんの関係性のバックグラウンドが語られるのです。

台詞は透けているスクリーンに映し出されており、

その演出が、懐かしい昔・・・そんな雰囲気を出していました。


スクリーンが無くなって、いよいよ海辺のペンションでの物語りが始まりました。


とにかくテンポがいい!!

次から次へと台詞のリズミカルに飛び交う舞台。

若者!!

それが凄く伝わって来ました。

作者の松居さんがおっしゃっていた事が、よくわかりました。

舞台が始まった、客席の高揚感と舞台上のキャラクターの熱さが比例している・・・

そんな風にも感じていました。


ここでジャスティーが転んだのです!!

最初は演出かと思いました。

とにかく素晴らしいコケっぷりだったのです。

会場は大爆笑でした。

笑い声がまだ残る中、お芝居が進行していたので、

これは章ちゃんがガチで転んでしまったのだと気付きました。


あらかじめ転ぶ事が演出としてあったなら、台詞の間を考えるだろうな、と思ったからです。


転び方は章ちゃんでした(笑)

もう、かわいいのなんのって。

きゃーーーーっ!!

って、叫びそうになるのを押さえるのに必死でした。

ある意味、素晴らしい天才的な天然です。

章ちゃん、好きだ。


そんなアドリブ?もあり、バカバカしく盛り上がる舞台。

そこへ湯吉さん登場。

ジャスティーとの関係性を表すかのように、登場するだけで、ピリっとしまる舞台。


さえちゃんの、可愛らしい健気な感じも良く出ていたし、

ケミーのはすっぱな雰囲気も、その佇まいだけで笑えてしまうのでした。


超気まずいバイブスじゃね!? ← リンボクの今っぽい若者言葉にも爆笑でした。

それぞれのキャラ立ちが素晴らしかったです。

ミヤジが一番普通っぽい人なのですが、一人普通な感じの人が存在していると、

その人以外の人物像が判り安いですものね。

ぺぺの正体不明な所とか、

湯吉さんの頑固な所とか、

キャラクターに合わせて、細かい笑が随所にあって、

どこで、誰を見ても笑ってしまいました。


特に素晴らしかったのは、藤丸くんっ!!

藤丸君のファンになったもん(笑)

あの弾けっぷりは爆笑でした。

無駄な動きに見えるんだけど、きっと全部計算しているんだよね。

凄いわ~、面白いわ~藤丸君!!


章ちゃんはね、泣きの演技が可愛くて、愛しくて。

夕日のオレンジの照明に照らされている姿。

涙が出るほど、可愛くて、それでいて、格好いいの!!

これね、冒頭でも書いていた黄金比!!


さえちゃんに・・・

また、連絡ちょーだい。


これはキュン死


言い方も、声の感じも、全体的な演技も、全部全部がこの場面では、

最高にかわいいっ!!


これは、参った。

降参、降参、瞬時に降参。

ここでもね、ギャーーーーっ、かばええって叫びそうになるのを必死で我慢しました。

これ家でテレビ見ていたら、

絶対叫び倒している・・・。

マジ、パねえバイブス感じてるんすけど

そんな気分でした(はあと)



結局ね、物語の中で、一度も裏切りをしなかったのは、

ジャスティーただ一人だけ。

みんな、それぞれ裏切ったり、ウソをついたりしているんだけど、

それをしなかったのは、名前の通り正くんだけ。



章ちゃんの為に書かれた台本。

章ちゃんの優しさを出したいと語っていた松居さん。


それは感じたよ。

優しさと正しさをね。


この舞台で母が一番グッと来たのは、湯吉の台詞。


待ってたんだぞ、このヤロー。


この台詞を聞いたら、涙がボワ~っと溢れて来ました。

判るな~、判るんだな~、親としての気持ちが。

この台詞を言うのに、湯吉さんは時間が掛かってしまったけど、

再会した最初に言いたかったんだよね。

そして、正くんも聞きたかったんだよね、この言葉を。


そうやって泣いている間にも、笑のネタは盛り沢山なんです。

笑ったり、泣いたり・・・


最後のご挨拶で章ちゃんが話していた様に、

いろんな気持ちを持ちながら、

あっという間に時間が過ぎていました。



乗り換えで渋谷で降りた時・・・


リアルなリンボクみたいな若者がいて、思わず本名を聞いてみたくなった(笑)

そんな帰り道でした。


素敵な舞台をありがとうございました




シリーズ・~私的「トラストいかねぇ」の楽しみ方~は、まだまだ続きます。