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日々の中で想うこと
ひとつの出来事から想起する
異なるいくつかのイメージ

想いのこもったもの展

2009年09月06日 | 日記

『想いのこもったもの展』の実行委員をしています。


想いのこもった大切なものを募集しています。

『想いのこもったもの展』とは
『想い』をテーマにした展覧会です。

いろんな世代、さまざまな環境の方々の想いのこもった物を展示し、
目には見えない想いのチカラを多くの人に感じてもらいたい、
とのことで開催が決まりました。

会期は2009年11月1日(日)~7日(土)
場所は通天閣3階です。


想いのこもった大切な何かをお持ちの方はとにかく出展してください。

詳しくは案内を送りますのでとにかく住所を教えてください。


今日は朝から通天閣でミーティングのあと
ひでちゃんとふたりで大阪の北の美術館やらなんやらに
DMを置いていただく広報活動に出ました。

ひさしぶりにあっつい中歩きまわりました。


中之島で『こいや祭り』という祭りが執り行われておりました。

こいや祭りに対するあたしの見解としては
ヤンキー風の人たちが踊り倒す祭りだな、ということです。


『こいやあーーーー!!』
明らかにテープから流れてきた威勢のいい掛け声に笑みがこぼれます。


今日は朝からやたらとサラシを巻いた気合いの入った若者を見たので
なにかにおうな・・・(ヤンキーが集まる気配)
とは思っていましたがまさかそんな祭りがあるとは・・・でした。



想いの話に戻りますが
人生において日々の中で起きる些細な出来事や
人と人との関係の中で起きる許容や拒絶や
行動のひとつひとつ

すべてを広くアートとして捉える考えかたがあります。


それは習慣や癖も含む、ひとりの人が一生のうちに行う
すべての行動すべてが(またその繰り返しが)
芸術的な作品として存在しうる、ということです。


アートの捉え方なんてほんとに人それぞれで
どっちでもいいことの代表なんですが
ボクはなんでもかんでもアートで片づけてしまうのはあまりすきではありません。



ただ、ドラマチックなことはだいすきです。



人と人とが深く強い気持ちでぶつかるとき、
ドラマチックなエピソードが必ず生まれます。

実行委員のひとりとして、とても楽しみです。
いろんな人のいろんなドラマが見られそうです。


とてもやさしい気持ちになれる企画です。


きっとね、
なにも取り立てて展覧会をすることではないんです。


特別な才能がなくても、
人に誇れる能力がなくても、
誰もが持っている大切なエピソードが主役になれる展覧会です。


そこに芸術的な価値が見出せなかったとしても
きっとやさしい気持ちになれる展覧会です。



今日はその後、仕事の打ち合わせがあったので久しぶりに京都に行ってきました。
仕事の打ち合わせはまあ、どうでもいいんですが。

帰りにジュエリーをオーダーしてきました。
ルビーの指輪です。

だいすきなジュエリーデザイナーさんがいます。
中西薫さんというかたです。


年に一回、このかたにジュエリーをオーダーしています。
石から自分で選んで、
デザインを決めてフルオーダーで制作してもらいます。



女の子の子供ができたら

おかんが若い時作ってもうた指輪やさかい
あんた着けときー

言うてプレゼントするのが夢です。



物欲は大いにありますが
喪失に対する恐怖感は欠落しています。



数年前、とてもとても大きなものを失くしました。
一瞬にしてその大切なものは失われました。

止められないスピードで失われていくそのものを見て、
ものに執着することをなかばあきらめてしまいました。

涙が枯れてしまうんじゃないかっていうくらい泣きました。
あれ以来、あんなに泣いたことはありません。



その時の気持ちを忘れたいが為に欲しいものを
手に入れようとするのかもしれません。

たぶん、んー、きっと
あきらめたくないのだと思います。

執着するのなら
愛や絆やそういった類のものに縛られたいです。



人は美しいものがすきです。

愛とか
やさしさとか
花とか
あかちゃんとか
友情とか
やわらかで愛おしいもの
美しいものを好むようにできています。


ん。
とにかく応募をお待ちしております。