オトン介護日記~未知の世界へ~

認知症になったオトンの介護日記。
不安と不満を延々ぶちまけます。

オトンと私

2015-11-05 23:29:35 | 介護日記
このブログを偶然にも目にした方。
記事をUPする都度目を通して下さる方。

まずは、ありがとうございます。
そして、きっと読むと気分害されてると思いますので、
ごめんなさい。


多分一度は思ったことでしょう、
「この人、何でこんなに自分の父親のこと嫌うんだ!?」
と。

今日はそのことについて書きたいと思います。

オトンがこんな状態(アルツハイマー)になったら、
家族なんだから、かいがいしく介護をしなきゃいけないのに。

…そんなの理想でした(笑)

ぶっちゃけ、私自身、ここまでオトンのことを嫌になるとは思っていませんでした。
いや、嫌になる…ってのもヘンか?
嫌いになるほど愛着ない。
ほら、よく言うじゃん?
愛情の反対は憎しみではない無関心だと。
たぶんそれに近いかな。
嫌いになる程執着ないんだよねオトンに対して。

…ってのが私なりに分析、自分のいいように解釈した結果。

ずっと単身赴任だったんだよね。オトン。
単身赴任の前、
私が小さい頃は朝早くから夜遅く(接待漬けで毎晩飲んで帰ってきてた)
休日は接待ゴルフか自分の趣味の草野球で家にいたためしがない。
なので、父親に遊んでもらったという記憶は私にはほとんどない。
でもっていわゆる思春期という時期を我が家はほぼ母子家庭の状態で過ごしていた。
なので「オカンに迷惑かけちゃいかん」みたいな気持があって、
私に反抗期はなかった。
多分兄貴もない。
よって、我が家は兄妹そろってマザコンだと思う。いや、マジで。

たまに帰ってくるとオトンに対しては、
この人いると見たいTV番組が見れなくなるからヤダなくらいにしか思わなかった(笑)

私が就職してもオトンは単身赴任。
定年間近になってようやく地元に戻ってきたけど、今度は私が県外勤務。
私の転勤が終わって実家で暮らすようになったけど、
10何年も一緒に暮らしていなかったオッサンといきなり仲良くできるわけがない。
ってか、正直気まずい。

まぁ、そんな微妙な空気の中、生活していて、
当時彼氏が結婚の承諾をもらいに来た時も「まだ早い!」と勝手に反対するし。
数年後は「お前はまだ結婚しないのか!?」とまぁ平然と言う。
「あん時、おのれが反対したんだろうがぁ!!反対しなきゃ、今頃孫の顔くらい見れとるわ!!(多分)」
と私の怒りは口に出さなかったけどね。
(えぇ…まぁ、その彼とは結局別れましたけども…結果的にオトン正しかったかもしれませんけどwww)


まぁ、そんなこんなで(どんなだ?)

私にとって父親という概念がおそろしく欠落しているのは事実。
家族を養うために単身赴任までしてくれたということも理解はしている。
金銭面で育ててくれたということは感謝している。

でも、一緒にいた時間が短いというか接点があまりにもなさすぎて、
正直愛情(?)なんて湧かない。
育ててもらったっという記録というか経験としてのそういうのがないから、
根本的な情ってのがないんだろうね、オトンに対して。

オカンにとっては夫かもしれない。
アニキにとっては父親かもしれない。←私より一緒に過ごしていた時間は多いはずだから。
でも、
私にとってはただのオッサン。
血つながってるからとりあえず父親。って感じ?

今だって、家族と言うものはこうあるべきだ…という一般常識の範疇で私はかろうじてこうしていると思う。
ってか、世間の目?
実家にいる以上親の面倒は見ないとね。

いつ頃からかな、
私の人生の目標「とりあえず親が生きてる間は生きていよう」になったの。

アルツになったのがオカンだったら全然違うと思う。
まずこんなブログ立ちあげていない(笑)
めっちゃ親身になって介護すると思う。
てか、今でもそのつもりだし。

…多分、この差なんだろね。
そう思うとちょっとオトンに申し訳ない気もしなくもないけど…。

これが現実。
それが私の考え。



う~ん、まとまってないね。







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