チャーリーの青空トーク

60を過ぎた頑固ジジイが、ライフワークの「姓名判断」と「幸福に生きるには」を勝手に語るブログ。

ヒロシマ・ナガサキの日を迎え思うコト。

2016-08-06 10:24:20 | 護憲・反戦・非暴力
以前にもブログでお話ししましたが、チャーリーは北マリアナ・サイパン島
に住んでいます。すぐ隣にはテニアン島が見えます。このサイパン・テニア
ン両島は1944年11月から始まった日本本土への空爆の発進基地があった島で
す。

翌年1945年8月6・9日の両日、テニアン島から飛び立った原子爆弾を搭載した
B-29戦略爆撃機がテニアン島から広島・長崎に向け発進し「人類史上初め
ての核攻撃」がここから行われた日本人にとっては忘れてはならない場所だと
思っています。





その後71年の間世界では戦火の絶える日はありませんでした。が、幸運にも
核兵器は使われていません。ヒロシマ・ナガサキ、そして多くの平和を願う
人達の「愚かな振る舞いはするな。」という願いが届いているのでしょう。
しかし、核の脅威が無くなったわけではありません。平和を願う「戦争はし
てはならない」という行動が核兵器使用の抑止として働いている事は確かで
ある一方で、幸運の積み重ねで阻止されているとも言えると思います。いつか
間違いが起きる。と危機感を失わずに、反戦・反核兵器の声を挙げ続けなけ
ればならないと思います。

同時に現在進行中である福島第一原発による放射能汚染の事も、今日8月6日
を機に新たに認識する必要があると・・・
なぜならばヒロシマ・ナガサキで人類が経験した唯一の核兵器以上に原発事故
による放射性物質による人体への影響、環境の汚染による影響は桁違いに大き
いからです。

この2つの事例、ヒロシマ・ナガサキとフクシマの事故の比較はなかなか単純な
ものではありません。なぜかというと、放射線の影響は時間が関係します。
原子爆弾の瞬間的な爆発による核分裂と原発事故の緩慢な核分裂による放射性
物質の拡散はなかなか素人の我々では正確な数値を掴むことは出来ません。

環境に流失し汚染してしまった放射性物質は、気象の影響で発生する空気の流
れ(風)や雨水の循環と共に放射性物質が移動し同じところには留まらないか
らです。 そうやって自然環境の中の循環に流入してしまった放射性物質は動
きながら人への影響を及ぼします。

先日、盗電が「凍土壁は出来ない。」と発表しました。どこまで人をバカにし
たら済むのでしょうか? まぁ、ここではその事は置いといて、つまりメルト
アウトしたデブリ・又は炉心周辺から発生から発生する膨大な量の汚染水は
止められないと自ら認めたという事。放射能汚染は丸5年を過ぎても現在進行
真っ只中で、それを止める手立てがないのです。先に話した「時間」が影響
するという事はこういう事なんです。

原爆の瞬間的爆発は膨大なエネルギーを生み放射線と熱線の照射・衝撃波とそ
れに伴う爆風で破壊殺戮を目的にしています。この瞬間的核分裂反応が収まれ
ばそれ以上の放射性物質が発生することはありません。さらには核爆発により
発生した真空の空間がキノコ雲となり放射性物質も同時に爆心地より上空高く
成層圏まで運ばれその後は世界中にばらまかれた。よって残留放射能は年と経
る共に減り、広島・長崎両市は現在のように復興を遂げた。

一方、フクシマを見るとやはりヒロシマ・ナガサキの放射能汚染と同じと
は考えられない。というのも、フクシマでは瞬間的核分裂は起きなかった
としても(3号機は核爆発との指摘もある)2011年の事故以、1号機から3
号機の3つの炉心での放射性物質の環境への流失が来延々と続いているので
す。

核の暴走が人類に与える影響は核兵器と原発事故は形態は違えど、その影響の
過酷さ悲惨さは同じと考えたほうが賢明でしょう。残留放射性物質の量から
いえば、桁違いにフクシマ第一原発事故の方が多いでしょう。ヒロシマ原爆は
ウランの量で60㎏、一方フクシマの原発は炉心3基で間違いなくトン単位。
そのメルトアウトした燃料には5年経った今でも近づけない状態で収拾・終息
などはウソにも言えない状態。


日本政府。福島県は盗電が事故の収拾が難しいといっているにも関わらず人々の
避難解除を推し進めようとしていますが、結婚前の若い人達。青少年・児童。乳
幼児たちの健康を考えるなら、行政の行う非難指示区域をどんどん狭めていき
住民を汚染地域に返そうとしている動きはチャーリーからすれば危険極まりない
人命・健康軽視としか見えません。また、それ以外の東日本・東北地方でも
それぞれが命を守り、家族を守る事へ目を向けて欲しいものです。

日本がアメリカから人類史上初めての核攻撃受けた日の今日、改めて核の怖さ
を考えると共にフクシマを過去のモノとしないで危機感を持ち続けたいと思い
ます。

















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