権力の暴走は今・この時も起っている。

先日１２日は日航ジャンボ１２３便の辛く事故の発生した日でした。

チャーリーは事故ではなく事件だと思っています。
なぜならば、Ａ〜Ｚまでつまり発生の原因から事故調査の結果までの過程で
不可解な事が多すぎるから・・・つじつまが合わないことだらけなんで、ど
うも納得がいかない。アレだけの犠牲者が出ていながら素人に疑問を抱かされ
事故調査ってのは、お国がやる事にしては杜撰で日本人として恥かしささえ
感じてしまいます。　要は、何かを隠すために都合の良いように公式の事故調
査を作り出したってなんだよな。政府がやる事だからどんな結果のものを出し
ところでそれが通ってしまう。　真実かどうかは別の話になってしまう。

原因が人為的なモノ、作為的なモノあるいは明らかに組織の過失によるもの
だとしたら、520人の命と人生は過失によって消されてしまった事になり、誰
が又はどこかの組織とその責任者が「法」の元に裁かれなければならないハズ。

何で日本航空は真実を追求しないのカナ？事故調の報告書でＯＫなのかな？
日本航空側にはなんの落ち度も過失も無い事故だと思う。
それをなんでわざわざ背負いこむ必要があるのか？


原発事故も同じで事故の原因はツナミではなく、地震とツナミの影響で暴走した
原子炉を止められなかった盗狂電力とその管理下の福島第一原発の所員にあると
思っている。なぜならば、女川原発は無事だったから・・・フクシマと女川の違
いがどこにあるのかといえば３．１１地震発生直後の対処の仕方が明暗を分けたは
ず。双方の原発の距離は直線で約116ｋｍ、津波の被害を見るなら女川地区の津波
の被害が福島第一原発のある双葉・大熊町の被害より明らかに軽微だったとは得な
いハズ。　現に女川地区は津波で壊滅的な被害を受けている。

日本全国地震が発生することは地震学者に聞かずとも解っていること、その上で
原発を建てる盗狂電力はどんな大きな地震・ツナミが原発を襲っても耐えられる
強度の発電施設ではなくてはならない。それを怠り、「想定外」の一言で済ます
にはあまりにも失ったものが大きすぎる。しかもその被害の広がりは現在も進行
しているときている。結果、誰も処罰されていない。　フクシマの事故を受けて
取り調べのためだれかが警察に捕まったとか、裁判で軽が確定したって聞いてな
いよね。だーれも罪に問われていないって事はなんなんだ？

やっぱり、ツナミの被害と原発事故による放射性物質の拡散による汚染・放射線
障害の被害は切り離さなくてはダメでしょ。　そして、原発がそこのある事が
間違っているとしない限り、間違いなく同じ事故が日本の原発立地で起こることが
解らんのかね？


話は変わって・・・今日8月14日は「宮城事件」が起こった日。当時の陸軍省軍
務局勤務の将校と近衛師団参謀が企て実行したクーデター事件。
本部の一部将校がポツダム宣言を受け入れた内閣のが天皇陛下の裁可を受け連合
国側に向け受諾の通達を行った後、ポツダム宣言受諾を国内向けに行うため、陛下
のお言葉を録音した所謂「玉音盤（レコード）」による玉音放送を阻止しようと
企てたクーデター。

バカバカしいというかぁ、狂っているというかぁ、事も有ろうに陛下をお守りする
近衛師団の連隊が偽命令を偽造し宮城警護にあたっていた部隊を偽命令で動かし宮
城内宮内省を占拠し玉音盤を入手し放送を阻止しようとしたんだから、当時の陸軍
がどれほど冷静さを失っていたのかよくわかる事件。しかも陛下の住まわれている
防空壕兼住居の御文庫に銃を向けたというから権力の暴走ってやつは怖いモノ。


この事件はやって良い事、悪い事の判断が付く人々によって阻止されたので事なき
を得ましたが、ここでも誰も責任を取っていない。関与した将校の一部は自決した
が中には陸軍から電通に勤めたものも居れば、酷いのは偽命令書を偽造しながら
終戦後は防衛庁戦史編纂官を経て防衛研究所で研究員を勤めたモノも居るっていう
んだからオドロキ。偽命令書を造って近衛兵をかってに動かしたモノが戦史編纂官
だって、どうなってんの？陸軍ってところは自分の尻の拭き方を教えない組織だっ
たらしい。こいつらやってることがデタラメ。


今日は日航１２３便事故とフクシマ第一原発・宮城事件を取り上げました。

権力者って云うヤツは都合の悪い事を隠す癖があるようでそれは本能といって
も差し支えないかもしれない。そこで先人たちは、司法・行政・立法の三権力
を分散し監視できる体制をとったけれど悲しいかな現場にその機能が備わって
いない。　そこにも権力者の意図が感じられる。

国を動かしている連中がいつも正しいなんて思っちゃダメなんで、奴らはいつ
でも暴走するんだって思っていたほうがイイ。結果人権が無視され、人として
扱われなくなるんだよナ。

チャーリーはそういう風潮がそこまで来ている気がするヨ。