使用済み核燃料の取り出し、という人類始まって以来の大博打！ Ver4

引き続き使用済み核燃料取り出しに関連してお話をします。

そもそも、何故この使用積み核燃料を大きな危険を冒してまで原発建
の中にある保管プールから取り出して共用プールに移動させなくては
ならないのでしょうか？この4号機の使用済み核燃料に限って言えば
奇跡的に事故の後2年以上一応は冷却は保たれ大きな変化はありませ
ん。

しかし、何が何でも取り出してより安全な共用に移動しなければなり
ません。原子炉建屋が大破している以上保管プールも通常の状態では
ないのです。プール事態の強度も何割かは失われているでしょう。冷
却水の循環システムも本来のものではなく、緊急避難的なものが使わ
れていると考えられます。仮に、何らかの要因で冷却水の循環が止ま
ったら、保管プールの水が漏れ出してしまったら新たな大きな問題が
立ちはだかりそれを取り除くのは大変な困難な事態に陥ります。

冷却水の循環が止まって水が徐々に蒸発するような事が起こったら、冷
却水の水位が減り使用済み核燃料が空気中に露出する事態になったらも
う終わりです。同じ事ですが、新たな地震によってプールに損傷を受け
冷却水が漏れてしまって水位が下がっっても同じです。時間と共に事態
は悪くなり、半径80Kmはおろか半径数百Kmに及ぶ範囲で人が留まる事が
出来なくなります。

10,000本以上使用済み核燃料が冷却を失い連鎖的に燃え出してしまい
人類始まって以来のカタストロフィーが始まります。

フクシマ発世界の終わりを迎えるわけです。

チャーリーは悪戯でこんなことを書いている訳ではありません。可能性
として起こりうる。からこうして叫んでいるのです。バカなと思われる
かもしれませんが、現に地震やツナミで壊れないはずの原発が壊れ、原
子炉から核燃料がメルトアウトしています。3号機に至っては原子炉が爆
発を起こし、大量の核物質を撒き散らしています。フクシマの危険は進行
中なんです。東電を始め原発を持っている各電力会社は自分達は放射能の
影響は無い。と信じているのでしょうか？原発を容認・推進している政治
家は自分と自分の家族は被曝しないとでも思っているのでしょうか。

それならば、映画「東京原発」では有りませんが街のど真ん中に原発を造
ればいいんです。送電コストはグーンと安くなるはずです。全て過疎地に
押し付け、経済界を支えるために日本の美しい自然を壊しているのです。

命の源を破壊しているのです。そんな事が成り立つハズがありません。

それでは、どうすればいいのか？　どうしたらいいのでしょう？　地球の
全人類を何度も殺す事が出来る大量の核物質は放射線を放出しながら現実
にそこに有るのです。

東電に片付けてもらう・・・出来ません。　元々原発を扱っている会社に
は用を足した後自分の尻を拭けないのです。

日本政府・・・自分の尻をふけない電力会社に丸投げしているだけなので
何も出来ません。

自衛隊・・・無力です。

アメリカ政府、アメリカ軍・・・同じです。なんら処理の方法を持っていな
いのです。

原子物理学者・・・机の上だけ、想像の世界で生きている彼らに何も出来ま
せん。

要するに人類はフクシマ第一原発事故という火事を目の前にして何も出来な
いのです。どうしたらその火事を消せるか？腕を組んで考え込んでいるだけ
のようです。で、今回の使用積み核燃料の取り出しは、「何もやらないより
はマシだから、やってみるかぁー？」ってな感じですね。

そんな、状況で我々が考えられるのは出来るだけそこから離れる事だけです。
そして、子供達だけでも安全なところに疎開させたほうが良いでしょう。

太平洋戦争中戦局が悪化し始めた時に都会や軍の施設のある街の子供達は地
方や田舎の親戚を頼って疎開しました。福島でも賢明な人たちは既にそうな
さっていると思います。そうしなければ県や国、ましてや東電が住民の命財
産を守るわけ有りません。当然、年間の放射線被曝許容量をどんどん上げて
安全だ安全だと吹聴するだけです。結果、命を落とす事になります。既に現
在20倍も被曝許容量をゆるくして・ハードルを下げて子供を含む市民に安全
を押し付けています。簡単に言いますと、核燃料を扱う原発職員の年間被曝
許容量と福島の赤ちゃん・子供達の被曝許容量が同じになっています。

オカシイとは思いませんか？放射線に対しては赤ちゃんや子供達の方が細胞
の代謝が活発な分影響が大きいのです。やっていることが真逆です。

国や県がそのような対応をしている以上、自分で情報を集め内容を分析し学
習し実践して命を守らなくてはなりません。

と同時に、核は要らない・必要ない。　生きる妨げになるだけだと声を上げ
ていい続けなくてはなりません。