チャーリーの青空トーク

60を過ぎた頑固ジジイが、ライフワークの「姓名判断」と「幸福に生きるには」を勝手に語るブログ。

チャーリーは、元不登校児 

2011-08-26 12:34:21 | つぶやき
昨日の「青空トーク」で子供の時のコトを少し書かせてもらいました。 

小学校の時に一度転校を経験し、中学入学の時に兄の通っていた別の校区の
公立秀才校へ越境入学。その頃は親も期待していたんでしょうね。兎に角そ
の中学校へ行くのが嫌でした。その学校は地元伝統校へ進学するための予備
校のような存在で、県の一部の地域の勉強好き・秀才が集まっていました。
中一の春から既に周囲では高校受験の話が飛び交い、「うわっ、なんだこの
学校は?とんでもない所に足を踏み入れてしまった。」と感じましたが、時
既に遅し。

テストではいつも学年のどん尻を争うグループに、今思うと、勉強が嫌とい
うよりもその中学校の空気というか体質が肌に合わなかったと思います。そん
な学校でしたから、どんどん学校で萎縮してしまう。教師からは白い眼で見ら
れてましたから。

で、中学2年の時に不登校にになって、朝家は出るものの学校に行かず目立た
ないように時間を潰して夕方家に帰る。なんてコトを時々やっていました。案
の定、結局は補導され、親が呼ばれ厳重注意。 

でも、いま振り返ると親も先生も「何でこの子は学校に行かないのか?学校へ
行く事を拒否しているのか?」 深く追求しませんでしたね。自分でも大きな
声をあげてハッキリと「学校へ行くのが嫌だ!」とは訴えてはいなかったと思
います。周囲の大人に自分の意見を訴える事が、反抗的な行動と見られるのを
恐れたからかもしれません。 で、なんとなく嫌々また行きたくも無い学校に
通う羽目に・・・。

そんなんですから、成績が上がるわけが有りません。 義務教育って怖いです
よね。 親も社会も誰もが学校は行かなきゃならない所と思っている。実際、法
的にもそうなんでしょうし、権利でもあります。ただ、中には馴染めない、肌に
合わない、学校での居場所が無い、等々行きたくない子供達も多く居ると思いま
すが、「義務教育」という看板が、ある種の「強制収容所」を作り出してしまっ
ている気もします。

で、どう「強制収容所中学」を卒業したか?というと、当然成績なんて簡単に上
がるはずも有りません。親や兄は「地元の一番レベルの低い高校に入らなければ
ならんぞ! 恥ずかしい、なんとかしろ!」と、結局は親戚や周囲の体裁を気に
して私の尻を叩きますが、確かに最低レベルの学校へ行くのはカッコ悪いのは、
子供心にもわかっていましたが、難しいテストの問題が魔法のように解けるわけ
有りませんよね。 ほんと、この頃は住んでいたビルから飛び降りて死ねばどん
なにか楽になれるか?と毎日かんがえていました。 ホントですよ・・・。
自殺なんて意外と簡単に考えられるモノなんですよ。


最終進路を決める担任との三者面談で親父が賭けに出ました。子供を奮起させよ
うとしたんのでしょう。親父曰く、「先生、○○高校の内申書を書いてください。
もし落ちたら、中卒で働きに出します。」 とキッパリ。勿論前日に親父とそう
いう結論になっていましたので、僕は黙って話を聞いているだけ、担任から「本
当にいいのか?」と念を押された時にうなづくだけでした。


親父が担任に内申書を頼んだ高校は、その時の僕の学力でとても入れるレベルの
高校では有りませんでした。また、同時に最低レベルの高校へ行くという選択肢
は消されてしまいました。

さて、ヤバイ事になってしまいました。 逆立しても入れないレベルの高校を受
験しなくてはならなくなりしかも失敗したら中卒で働かなければならないという
15歳の少年の人生最大の危機です。


12月~3月受験直前までの猛勉強?っていってもほとんど小学生レベルの学力し
かない中学生が高校受験の為に勉強したところで、所詮付け焼刃。 それでも、
「前に向いて進まなくては」と亀の歩みに似たペースで、のろのろと勉強を続けま
した。 で、結果は「なんとか高校受験に成功!」最低レベルの生徒が何とか中レ
ベルの公立高校に入れ、めでたしめでたし。今考えると、秀才の集まる中学でのビ
リ争いの最低レベルは他の学校との比較ではビリ争いのレベルではなく、もう少し
マシな所にいた。って事でしょうか? 中三最後の期末試験ではなんと学年成績が
「中の下」まで上がっていました。


ともかく、中卒で働きに出なくて済みました。 そして、「死にたい。」なんてそ
の後は考えなくなりました。 両親や兄弟も厳しくとも、しっかりとした方向性を
僕に与えてくれたんです。


これは、僕の経験談ですがやはり子供達の中には、その学校が合わない・環境に馴
染めない・その他様々な理由で学校に行きたくない!と訴える子供達がいるはずで
す。 特に日本の文科省の教育制度は何でこうも閉鎖的な環境を子供達に強要する
んだろうと?いつも思っちゃいます。 

で、親御さんは大変な心配をします。 そりゃ当然です自分の子供のことですから。 

大事なポイントは、当事者は子供なんだ。

ということを忘れないでください。 先生や学校はアドバイスしますが、それは彼ら
の立場からのアドバイスです。彼らの最終的な結論は、「兎に角学校へ来させてくだ
さい。」です。 それでは、解決しません。 

もし、「暫く学校を休んで、別の方向を見つける時間を作ったら?」とか「学校に来
なくたって大丈夫。君がやりたい事を探しなさい。 そひてそれが見つかったら学校
へ戻ればいい。」 なんて子供たちに考える機会を含めたアドバイスをしてくれる先
生は本当の教育者です。


少し冷静になって考えてください。 義務教育と言っても強制ではないはずです。別
に学校に行かなくても死にはしません。落第(嫌な言葉ですよね)も視野にいれ、学
校から離れてみるも良いかもしれません。

そんなに思い悩むことは必要ないのかもしれません。 子供達が活き活き出来る日々
を取り戻すことが大切です。


考えてみて下さい。 ご存知のように東大の教授でも平気でむちゃくちゃな事を言う
「御用学者」がおります。勉強が出来る人間を育てるより、心が豊かで人間性のある
人間を育てる事が社会と大人の使命です。


本日の「青空トーク」はここまで。 恥を知りながらつぶやいちゃいました。

大丈夫、どんな悩みでも何とかなってしまいます。 大切なのは、気楽に生きる事。



それじゃ、また・・・

 
 









 


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