最近、干し草を積んでいると猫が荷台に乗って来ます。
ナツというメス猫で、保健所から連れて来ました。
名前の理由は懐くから。
ずいぶん安直だと本人に怒られそうですね。
誰にでも甘え、お客さんにもついていく事があります。
修学旅行で民泊中の学生さん達の真ん中で寝そべって、作業の手を止めさせて、撫でられているところを良く見かけます
。
今日は天気が良かったので、餌やりが終わった頃には寝てしまってました。
気持ち良さそうですねぇ。
はっきりとした歳は分からず、いつまで元気なのか分かりません。
これからもゆっくりとした時間を過ごしていってもらいたいですねぇ。
アニマルセラピーという言葉がありますが、癒すという事においては、この子は本当に優秀なセラピストだなぁと思います。
人の温もりを求めて寄っていき、人の心にすぐ入り込み、出会った人を笑顔にする姿。
人をほっとさせられる動物の力を体現している存在です。
大学で心理学や面接技法等を学び、経験を少しは積んだつもりの私が頑張って、言葉をつくすより、その姿が人々に与える影響力の方が強いんじゃないかと感心することがあります。
牧場には、この子の他にもだちょうさん達やポニーのうららといった優秀なセラピストがいます。
だちょうさんが子どもの手を噛んで、泣かせる事もありますが、放牧期間中は、彼らの気が向く限り、お客さんに関わり続け、人々を笑顔にしています。
その姿には全く敵わないなぁと思います。
私はそういう癒しを与える仕事を動物達に任せて、彼らがのびのびと過ごす姿を守り続けたいです。
牧場のナツに並ぶエースセラピストのうららちゃん
ただ草を食べて、撫でられることに飽きもせず、人に来て欲しい時にはいななくことがあります。
彼女の周りには、子どもや大人たちが笑い合う光景があり、遠くから見ているこちらまで嬉しくしてくれます。
ダッシュボードでの伸び最高ですね