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ふうたんがいて、ノワちゃんがいて

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宮城県気仙沼市の階上中学校の卒業式

2011-03-23 | 日記

想像を超える、あまりにも大きな地震と津波。

映画の中の戦争の跡のような景色の中で、途方に暮れる被災者の

人たちが気の毒で、言葉も出ない。

 

昨日、夜中のニュースで、宮城県気仙沼市の階上中学校の卒業式の様子が流れた。

校長先生は祝辞で、

   「非常に悲しい出来事が突然、私たちを襲いました。

   災害は必ず来る、との思いから、備えてはいたものの、想像を絶する、

  想像をはるかに超えた、大きな災害に私たちは直面しています。

   大きな悲しみを抱えましたが、この悲しみを乗り越えなければなりません。」と話した。

これに対して卒業生代表の男子は、

  「階上中学校と言えば防災教育と言われ、内外から高く評価され、十分な訓練も

  していた私たちでした。しかし、自然の猛威の前には人間の力はあまりにも無力で、

  私たちから大切なものを容赦なく奪っていきました。

  天が与えた試練というには惨すぎるものでした。つらくて悔しくてたまりません。

  しかし、苦境にあっても、天を恨まず、運命に耐え、助け合って生きていくことが、

  これからの私たちの使命です。」と、涙をぽろぽろこぼしながら、けれどしっかりした言葉で

答辞を述べた。

素晴らしい答辞だったが、あまりにもかわいそうで涙があふれた。

これだけのつらい経験をしてもなお、これからもさらにつらいことがあるかもしれないし、

目指す道は遠いかもしれない。

けれど「運命に耐えて」生きていって欲しいと思う。

そして、必ず、幸せを手に入れて欲しいと強く思う。

 

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