杜の里から

日々のつれづれあれやこれ

千本桜を見に行く

2012年05月01日 | イベント
例年ならこの時期は仕事が立て込んでとても花見どころではないのですが、今年はゴールデンウィークでもまだ花見に間に合うのを知った29日、今年を逃したらもう二度と見られないであろうと思い、地元宮城県の桜の名所、大河原の「一目千本桜」を見に行ってきました。
  

最寄の駅は勿論JR大河原駅、仙台から東北本線を利用します。
  

花見会場までは駅から歩いて3分、駅前でパンフレットをもらって人並みに付いていけばすぐ到着です。
  

例年ならばまつりはポスター通り4月25日までなのですが、今年は開花が遅れた事もあって29日まで延期となり、その最終日に何とか間に合いました。
  

白石川の広い河川敷が花見会場となっていて、そこではたくさんの出店が並んでいました。
  

  

まあ当然として花見の友を購入。
  

まつりの期間中は屋形船も繰り出してまして、これも体験する事に。
  

船の中。
この船は普段は丸森町の阿武隈ライン下りに使われているもので、この時期だけここで運用しているのだそうです。
  

川からの眺めも中々のものです。
  

  

お船の後はお弁当。会場では多くの種類が販売されてました。
  

選んだのはこれ、『パエリアともち豚の梅肉入りカツレツ』弁当@800円、当然花見の友も一緒です。美味しゅうございました。
  

食べ終わったらここからぼちぼちとJR船岡駅までの桜の回廊巡り。こちらで紹介されているのとは逆のルートを辿る訳です。
  

蔵王連邦を望む絶景ポイントに来ましたが、この日はあいにく霞がかっていて遠くの山々は望めませんでした(クリックで拡大)。
  

さらに歩くとやがて線路が近づいてきます。
この先の区間は、この時期列車は徐行運転をしています。
  

  

風に吹かれる度に花びらが舞っているのですが、写真にすると何かゴミみたいにしか映りません(クリックで拡大)。
  

大河原駅~船岡駅間3.6km、その中間地点まで来ました。
  

ここからは一度川から離れてずっと線路沿いの道となります。
  

  

  

船岡駅構内には昔の赤い電機「ED71」が。ED75が登場するまでは、東北本線では「はくつる」や奥羽本線では「津軽」なんかを索引していた、東北人にとってはよく見知った車体です。
  

JR船岡駅の外観。
船岡と言えば、山本周五郎の「樅の木は残った」でお馴染み伊達騒動で有名ですが、この駅は船岡城を模して作られています。
  

山の上にある「船岡城址公園」、ここでも桜まつりが行われていました。
  

  

展望台にはあの樅の木が。
  

ここの展望台からの眺めは絶景です(クリックで拡大)。
  

  

せっかくなのでちょっと遊んでみました。
  

  

去年は震災の影響で春先の仕事が激減し、そのおかげで花見山に行く事が出来たのですが(→こちら)、今年はゴールデンになるまで休みをとる事が出来ず、その代わりにこちらを見る事が出来た次第です。
今年の冬は厳しい寒さが続きましたが、まあそのおかげでこの時期に桜を見る事が出来た訳で、こう考えるとやはり「また春が来る」とか、「明けない夜はない」という希望の様な気分になります。
今年は特に震災を経験した我々には、やはりこの桜の姿が希望の象徴の様に映る気がしますね。



(おまけ)
去年福島の花見山に行った時は、新幹線が不通だったので代わりに福島駅直通のライナーが走っていました。
その時利用したのがこれ、懐かしの583系です。
  

福島駅では583系と719系新旧二台のライナーと会えました。
  

今回仙台駅では「平泉文化遺産号」なる特別車両とお目にかかれました。
  

ホームではこんな垂れ幕を持った人が。
  

中身はお座敷列車、こんな列車の旅もまた楽しそうです。
  

これが去った後、入れ違いに今度は「リゾートみのり」が入ってきました。
  
これは陸羽東線を走るリゾート列車で、いずれはこれも利用してみたいものです。

で、今回利用しました列車はオーソドックスな719系近郊電車でした。
乗降の際は、乗客がドア横のボタンを押して開け閉めをするセルフ機構となっております。
  

旅行となるといつもは車が多いのですが、たまにはのんびりと列車の旅というのもいいですね。
今の時期は忙しくて今回の休みはこの日だけ、後は休み無しでずっと仕事となってしまいますが、一段落したら復興支援もかねてまたあちこち訪ねてみようと思います。


4 コメント

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Unknown (山田)
2012-05-07 17:50:21
白石川沿いの千本桜は、以前、石巻工業高校球児の宣誓記事で借りて添付しました^^
今年も見事な桜を咲かせてくれて、良かったですね^^
この川沿いの桜並木の風景は、コチラの川沿いのそれと非常に似ているので、一瞬「うちの近所か?」と思いました^^
桜はやはり良いものです、桜を見ると「日本人で良かった―生きてて良かった――」と妙に感動します。
お弁当の牡蠣、美味しそうですね^^
そうそう、三陸の牡蠣の養殖復興には、広島の牡蠣が駆けつけてお手伝いをしたんですよ。
牡蠣がつなぐ東北と広島、牡蠣の今後の発展を心より私達も楽しみにしています!!
広島はお好み焼きの県、牡蠣をお好み焼きに入れて食べたりもします。普通は、お好み焼きの中にうどんやそばを入れるのが標準装備なんですけどね^^
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桜はいいですねぇ (OSATO)
2012-05-07 23:42:29
いらっしゃいませ山田さん。

時期的にどうかという所だったのですが、冬の寒さのおかげで祭り開催期間も延び、何とか最終日に間に合って良かったです。
それにしても、仰るとおり桜が咲く姿を見ると本当に日本人で良かったって思いますね。
桜が一気に花開いていく風景は私達の心を捕えると同時に、明るい希望というものさえ抱かせてくれる気がします。

ところで山田さんって広島の方だったんですか? 今回のコメントで初めて知りました。
こちらの方のブログなど見ますと、確かに似た様な風景に見えますね。↓
http://plaza.rakuten.co.jp/hiroshimarepo/diary/201204120000/
牡蠣は美味しかったですが、実は僕は生牡蠣の方が好きなのです(^^ゞ。
今年地元では、出荷直前にノロウィルスにやられたりと厳しい状況が続きますが、それでもこんな支援サイトが立ち上がったりしています。
「後藤家の食卓」 ↓
http://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1204/20/news024.html
地元企業の頑張りをぜひとも応援して下さい。
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了解で~す!!^^ (山田)
2012-05-08 17:51:57
後藤家の食卓、ツイッターでも広めておきました^^

牡蠣の当たり外れは、正直な話「運」ですね…残念ながら・・。
どんなに火を通しても当たる人はあたるし、生牡蠣を食べても当たらない人はあたらない。
調理方法とかその人の体調とか色々言いますが、やはり、「うん」だと思います・・・。


そう言えば、昔昔、肝炎の全盛期だった頃、海の岩に貼り付いていた牡蠣を漁師さんが採ってくれて、その場で戴いたことがあります。
塩水のしょっぱさが実に美味しくて、やっぱ、牡蠣は生が一番おいしい・・・へへへ^^

三陸の牡蠣復興支援の為に一口購入してますので、数年後の牡蠣の成長を今から唾をのんで待ってます❤^^
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よろしくです (OSATO)
2012-05-08 23:08:37
>山田さん

ツイッターという武器があったんですね。
僕はネットに入る時間が限られているのでやってないんです(ROMはしておりますが)。
地元の頑張りを広く紹介するのも支援の一つだと思います。どうか宜しくお願い致します。
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