もういなくなってから半年以上が経つな。
本当に父の日にお祝いができないなんて。
亡くなる2日前まで一緒に実家で生活できたことよかった。父が寝たきりになって月一で実家に帰ろうと決めて実行してよかった。
おかげで亡くなる2日前まで一緒に居れたから。
元気な時も旅行したり、美味しいもの一緒に食べたりできた。東京の新しい家にも来てくれた。
後悔は何もない
後悔があるとするならは、亡くなる2日前なのに「この調子ならまた来月も会えるね」と言って安心して東京に戻ったこと。
寝たきりになった父は月に数日高熱を出していた。末期癌だったから、いわゆる腫瘍熱だ。
なのに私が実家に帰ったときだけは平熱に戻って元気な父だったのよ。
娘の前だから無理してた?なんかごめんね。無理してたのならごめんね。気づけなくてごめんね。
下の世話だって絶対に私にはさせなかった。母しかさせなかった。
それは一番最初の抗がん剤でヤラれて入院してた時も。私や叔母には絶対に見せなかった。汚れた下着はスーパーの袋に入れて団子結びにしてた。
父「いいか?これは絶対に開けるなよ?このままオカアチャンにわたせよ?いいな?」
念を押されたのをすごく覚えてる。
やっぱり父だった人が物質的に無くなるのは寂しい。虚しい。
まだ泣ける。涙が出る。いまどこ?
とさえ思ってしまう。
毎年父の日に送ってたシャーベット。
今年は私が食べとくね。
今年も千疋屋でいいかな?