Twitter初日の15のつぶやき

私はシャチだ。
形態は、風船のシャチであるが、これは仮の姿であって、本当は、立派な、立派な、車…ではなく、シャチなのだ！



所詮黄色い小鳥である、ヒヨコと暮らしている。
先日、ヒヨコのリアルなツイッターアカウントで、ヒヨコの代わりにつぶやいてやったら、ヒヨコは怒ってしまった。

架空の…ではなく、形而上的シャチが、ありふれた形而下的、ツイッターでつぶやくと、フォロワが混乱するかも知れないというのだ。

ヒヨコがツイッターを放置しているから、代わりにつぶやいてやったと言うのに！💢
だが、ツイッターと言うのは意外と面白い。
私は独立したアカウントを持ち、自由気ままにツイートする事にした。

立派なシャチなのだからな‼️
わかったか、ヒヨコ‼️

ヒヨコは、IKEAのサイトを見ている…
ヒヨコは最近IKEAにハマっているのだ。
IKEAは素晴らしい。
とにかく、大きいのだ。
泳ぎがいがある。

しかし、ヒヨコが欲しがっているのは、この黒い皿だ。



美しいよね〜、とか言いながらうっとりみている。
美しいのは良いことだが、皿は充分に持っているではないか。
どうもヒヨコという生き物は、不要なものばかり欲しがる。



それよりも、この、いらん本を積んで、板を載せただけの本棚をなんとかすべきだ。
ヒヨコはIKEAにいくと、不要なガラス瓶や、皿や紙ナプキンなんぞばかり購入する。
IKEAは家具屋なのだ。
本棚を買うべきではないか。

大きいものを買え、大きいのを！大きい事は良いことなのだ。

じゃあ。シャチが運んでくれるの？と言われた。
バカめ、私は風船のシャチだ。
運べる訳がなかろう。
……残念だ。

これがIKEAだ。



知り合いのクジラの口の中のようだ。
クジラは、口の中に、工具や、旋盤や、マザーボードや、予備のタイヤ等をしまっていて、西海岸のヤドカリや魚達に売りつけたり、貸したりしていた。
一度押し入ったことがあるが、なかなか広かった覚えがある。



IKEAはもしかすると、クジラなのかも知れぬ！
口から入って、食道を通って、胃を抜けて、小腸…と、ルートが決まっている所も似ている。
海の近くに生息している事が多い点もあやしいな。
やがてはクジラになるつもりかもしれん！

まあいい、もう夜中だ。
なかなか有意義な考察であった。
ヒヨコはまだ、siriをみている。
siriというのは四角くて、光る、奇妙なAIの事だ。ヒヨコはsiriに夢中だ。不愉快な事だ。

明日の朝7時に起こして、などとsiriに頼んでいる。
siriはかしこまって何やら答えている。
どこぞの大量生産のコピーみたいな喋り方だ。不愉快な事だ。

そんな訳で我々は睡眠に入るのだ。
またな。
初日である本日は15もつぶやいた。上出来だ。
Buona notte だ。あと25分で真夜中である。