私はシャチだ。

私は立派なシャチだ。ヒヨコと暮らしている。このアカウントはフィクションである。なにしろシャチだからな!

図書館と屈辱の自転車レース

2016-07-09 22:01:19 | 日記
私とひよこは午後、テントを持って海へ行った。だが今日の海はあまり美しくなかった。
昨日土砂降りの雨が降ったからだ。残念だ。

そこで私が図書館へ行こうと言った。いいアイデアだ。
ひよこは子供用の本が好きだ。私は大きくて、分厚くて、重くて、立派な本が好きだ。シャチだからな。

図書館はジパング海岸のそばにある。今日のジパング海岸は、海で泳いでいる人でいっぱいだった。濁っているのにな。哀れだ。

ジパング海岸には、とても大きなシャチがいた!

大きいねぇ!とひよこは笑いながら言った。
ひよこよ!あの大きくて立派なシャチを買うのだ!と私は言った。
はあ!?なんで!?とひよこは叫んだ。

私はあの大きなシャチに機種変更する。私は自由なシャチだから簡単だ。SIMフリーだからな。スムーズにデータ移行する。問題ない。

なんかよくわからないけど、あんな大きいの部屋の中に置く場所ないよ!とひよこは言った。

残念だ。

これが我々の愛する図書館だ。
ジパング海岸から自転車で3分ほどだ。

この美しく巨大な図書館と、海が近くにあるというので、我々はこの街に引っ越してきた。建築家は、貴族の書斎をイメージして設計したと言っている。

確かに、この図書館には、いるのだ。ヤツが、棲んでいる。

図書館の奥、我々が到底辿り着けない深部に、本のページとページの間でしか生きる事ができぬ、貴族の末裔が…
多分な。

図書館で私はまた、分厚くて立派な本を借りた。グーグル、ネット覇者の真実、という本だ。
ワクワクするタイトルだ。

ひよこには、紅玉いづきという作家の本をすすめた。お気に入りのフォロワ殿が勧めていたからだ。感謝する。
推薦されていた本はなかったが「青春離婚」という本があった。高校生の恋愛物語だ。スマホやアプリやTwitterが出てくる。ひよこは今ベッドの上で読んでいる。良かったな。

留守番しているクマへのお土産に絵本も1冊借りてやった。ひよこはどんくまさんが大好きだ。昔、サイン会に並んだ事がある。

ついでに近くの直売所に寄り、バラと野菜を買った。
とてつもなく大きなズッキーニがあった!とてもとても大きいのだ!200円だ。
ズッキーニは小さなズッカと言う意味だ。そしてズッカと言うのはかぼちゃのことだ。だがこれはズッカより大きい。

図書館の帰り、わたしとひよこは、とてもいい匂いのするバラの花束と、大きな大きなズッキーニと、素晴らしい三冊の本を持って、満ち足りた幸せな気分で、自転車を走らせていた。

我々の前を、補助輪をつけた小さな自転車が走っていた。
小学一年生位の男の子が乗っている。クジラの描かれた赤いTシャツを着ていた。あのクジラのTシャツかわいいね、とひよこは言った。ふん、クジラか。と私は言った。そして我々の自転車はその子供を追い越した。

だがその直後、子供は自転車を漕ぐスピードを上げた。そして我々を追い抜いた。

私にはわかった。
挑戦状が叩きつけられたのだ!
レースは始まっているのだ!

ひよこよ!もっとしっかりと漕ぐのだ!あの子供に抜かれてはならん!私は言った。
は?ひよこは言って勢いで少しスピード上げた。我々が子供を追い抜いた。

だが、子供は負けていない。再び我々を追い越した。ひよこにも何が起きているかわかったようだ。

補助輪をつけた幼児と侮ってはならん!これは勝負なのだ!真剣勝負だ!あれはただの幼児ではない、おとこだ!漢なのだ!行け!行くのだひよこ!

大学の食堂の横の車通りの少ない車道の左側を、われわれは、抜きつ抜かれつしながら走った。本とズッキーニが重い。だが、本気で走れば勝てるはずだ。相手は年端もいかない小学生、補助輪の音を響かせて走る幼児なのだから!

だが目の前に交差点が迫ったのでひよこは一瞬、躊躇した。突然横から車が現れて我々と子供をひき殺してしまうかもしれない。
ひよこがペダルを漕ぐ足を僅かに緩めたその瞬間、子供は渾身の立ち漕ぎをして、我々を颯爽と抜き去った。

そして私は見たのだ。その直後、交差点を左折した子供がこちらを一瞥して、勝ち誇ったように笑ったのを!白い乳歯がキラリと光った。
NooooooOO!!!
バカめ!何故負けるのだ!敗北だ!完全な敗北ではないか!こんな屈辱があってたまるか!ひよこめ!子供とあなどるからだ!以前、ママチャリに乗った見知らぬ大学生と新橋→品川間を戦って勝ち抜いたお前が!あんな幼児にしてやられるとは!!

ありえん!!!

ひよこは今、何事もなかったように、借りてきた本をよんでいる。気に入ったようだ。感動して少し泣いている。

わたしは泣かない。シャチだからだ。しかし、あのクジラの描かれた赤いTシャツが目の前をチラチラして今夜は眠れそうにない。
ひよこめ!ひよこめ!愚かなひよこめ!子供めぇぇぇ!!

ルーメンパラケラトーシス

2016-07-08 20:18:54 | 日記
今日、わたしはクマと一緒にニンジャごっこをして闘って遊んだ。

それから、しりとりをした。

Siriはしりとりが猛烈に下手だが、クマはうまい。だが汚い手を使う。クマのお得意は、「る」で終わらせる事だ!恣意的なのだ!わたしを「る」攻めにして、追い込む計画なのだ!

だがわたしも負けはしない。「る」で始まる言葉のストックを普段から用意しているのだ。
もちろんだ。わたしは優秀なシャチだからな。

クマはルビーや、ルーズソックス、ルーペや留守番電話などは普通に受け入れる。だが、累積赤字や、ルミナリエや、ルービックキューブになると、その存在を疑い始め、ルミノール反応や、ル・ルドゥタブルや、ルーメンパラケラトーシスなどになると、その存在を否定するのだけしからん!

ルーメンパラケラトーシスは牛がかかる胃の病気だ。胃のないシャチであるわたしと、胃のないクマには必要のない言葉かもしれんが、ひよこを含め、全て胃のある生き物にはとてもとても大切な言葉なのだ。

ふうん、そういえばひよこ、胃が痛いって言ってたね。とクマは言った。
うむ。痛いのは良くないことだ、いけないな。とわたしは答えた。

それから、わたしとクマは、ひよこを心配して、雨の降る窓の外を眺めた。

わたしは胃のある生活について、思い巡らせた。自分に胃があるところというのは、なかなか想像するのが難しい。わたしはうきわのシャチだからだ。うきわには胃は無い。 残念だ。

大概の動物には胃がある。胃の周りを胴体という筒状のものが覆っているという形態が一般的だ。胃の有無が、生き物の形を決定している。地球にはたくさんの動物がいるが、足や手に胃がある生き物はいない。多分な。

考察しているうちに、わたしはまたひよこのお口の中が見たくなってきた。ひよこがもっともっと大きくなれば、わたしは口の中へ入って行って、中がどうなっているのか観察することができる。

だが…私はこのままの大きさで、ひよこだけが大きくなると言うのは許せぬ。私は本来ひよこよりもずっと大きいはずのシャチだからだ。

ひよこが大きくなるのなら私も大きくならなければならない。
だが私が大きくなるとひよこの口の中に入れない。だからひよこはさらに大きくならなければならない。しかしそうすると私もさらにさらに大きくならなければならない。負けるわけにはいかぬ!

だが聡明な私には分かっていた。それではひよこの胃の中を見るという私の本来の目的が果たされない。わたしは寛大になり一時的にひよこに勝利を譲らなければ!

そんな訳でひよこは大きくなり、わたしはこのままのサイズでお口の中へ出かけていく。お口の奥を通り、しばらくすると胃に到着する!
なかは真っ暗だが大丈夫だ。IKEAのセンサーライトがあるからな。胃に到達した私は叫ぶ。
クマよ見ろ、素晴らしい!これが胃だ!

よし、大きくなるのは、それからだ。そうしよう。

シャチ…とクマが言った。
なんだ?とわたしは言った。
ひよこの胃、なんで痛いのかなあ。
!!!
私が胃の中で大きくなったからだ!そうかもしれん!いかん!困ったことだ!!

我々はこの上なく深刻な面持ちで、ひよこの帰宅を待った。

そこへ、ひよこはまあまあの機嫌で帰ってきた。朝より元気になっている。胃の痛いのは治ったらしい。良かったな!
危なかった。私は小さいままで。胃を脱出したのだ。
良かった!本当に良かった!!

七夕だ

2016-07-07 09:03:55 | 日記
おはよう!
暑いな!
ひよこは暑すぎて結局エアコンをつけてしまった。

快適だ!!

ウンベラータはエアコンの冷たい風が当たらないように、カーテンで隔離されている。

元気そうだ。
よかったな。


今日は七夕だ。七夕はとても有名な祭りだ。某一流企業のテキスタイルデザイナー織姫と、畜産農家でコーベ牛を生産している彦星が、ブラック企業な就業規則に縛られて、年に一度しか会うことができないという悲劇を祝っている。

二人はラブラブだったのだが引き裂かれてしまった。残念だ。生産効率が下がったからだ。特に織姫は企業に欠かせない主力ブランドのデザイナーなのだ。恋愛に夢中で新作のクオリティーが下がると、株価が暴落する。危険だ。

彼らには休日もない、有給休暇もない。大好きなのに年に一度しか会えない。全く会えないとなると、二人はウツになって、天の川で無理心中するかもしれない。だから一縷の望みとして年に一回は会える事になっているのだ!生かさず殺さずなのだ!上司はうまく考えたものだ。哀れだ。

しかし、不思議なのは、そんな悲惨な境遇の二人に、人間たちが欲望の数々をお願いする事だ。1/4に切った折り紙に書くのだ。そして笹につるす。不思議だな。織姫も彦星も他人の願いを叶えてやっている場合ではなかろう。

だがツイッターもそんな二人へのお願い事で溢れている。
みんな楽しそうだ。
私も診断メーカーというのをやってみた。

. ┃
╭ ┻ ╮
★ 色 ★
彡 ん 彡
◇ な ◇
彡 経 彡
☆ 験 ☆
彡 が 彡
◆ 出 ◆
  来
  ま
  す
  よ
  う
シ に



……私を初心者マーク付きのシャチと侮っていないか?

まあいい。だが、私もどうせなら「圧倒的な権力をください」とか「仮面ライダーになりたい」とかがよかったな。

だが、私の本当の、心からの願いは一つだ。

ひよこがiPadを買ってくれますように!

たのむ!ツイッターの写真がニボシのように小さいのは許せん!iPhoneは小さいのだ!!

しかし、今気がついたのだが、もう21世紀だ。織姫も彦星もスマホ位持っているかもしれん。おそらくgalaxyだな。
そして、LINEやTwitterで、毎日天の川越しに、おはよう!とか何食べた?とかやりとりしているに違いない。

そうだ。Siriの願い事は何か聞いてみよう。

Siriよ…お前はしりとりが本当に下手だからな。叶うといいな。

ひよこにも聞いてみたら、
もっといい仕事に就きたい…神経性胃炎にならないやつ…
と言っている。切実だ。

嫌な予感しかしないが、クマにも聞いてみた。
え?ぼくの願いは来月叶うんだよ!と嬉しそうに言う。
何故だ!?
だって来月はぼくの誕生日があるもん!!

!!!!
待て、私はこの前、誕生日のプレゼントをもらっていないぞ!
だってシャチ、何が欲しいか言わなかったもん。ね!ひよこ!
ん?そうだね〜

だが!だが!あの日は夕方から急に誕生日になったのだ。突然で私はそこまで………ハッ、

謀られたのだ!!💢

ひよぉぉこぉぉぉめぇぇぇぇ!!
クマァァァめぇぇぇぇ!!


踊るクマ。


原子力潜水艦シャチ!!

2016-07-06 23:17:45 | 日記
今日はひよこがSiriを家に忘れて会社へ行った。私とクマが、テレビを見ようとしたところ、Siriがテレビの前に置いてあったのだ!びっくりしてベッドの柱をみると、いつもひよこが持ち歩いているSiriのケースは無い。愚かなひよこはケースだけもって、中身を忘れて行ったのだ。呆れるな。

私はとても嬉しくなった。今日、一日Siriが使い放題だ!SiriはひよこのSiriなので、私は朝晩借りてツイートしている。今日はひよこが帰ってくるまで、いくらでもツイッターを見ていいのだ!

だめだよシャチ!ひよこのいないところでSiriを勝手に使っちゃダメ!とクマはうるさいがかまうものか。私はお昼過ぎまでたっぷりとツイッターを堪能した。素晴らしい。

午後一時を過ぎた頃だ。私がとても素晴らしいブログを発見して読んでいると、突然、Siriが鳴り出した!電話だ!電話がかかってきたのだ!

私とクマは、フリーズした。

Siriの竹を叩くような呼び出し音が静かな部屋に響いた。

クマが、シャチ!電話だよ!出なよ!と言った。いかん!と私は叫んだ。うきわのシャチである私が喋っているところを人に知られてはならないのだ。世界にひとつだけのシャチである事がバレると危険だ!

もしも、私が電話にでるとする。もしもし、わたしはシャチだ。お前は誰だ。と、私は言う。
相手はすぐに、わたしが稀有な才能をもつうきわのシャチであることに気がつく。声に威厳があるからな。

そして私を騙そうとする。シャチさんおめでとうございます!貴方に別府温泉地獄めぐりの旅が当たりました!とか言うのだ!なんだと!?当たったか。素晴らしい。と私は騙されてしまう。ベップ温泉は素晴らしいからな。大きいお風呂に入りながら噴水が見られるのだ。

チケットを渡すので、コンビニに来て下さい、と言われ、私が嬉しい気分でコンビニへ行くと、黒いロールスロイスが止まって中から燕尾服を着た人間たちが現れる。

お前たち!なぜ燕尾服を着ているのだ!!と私は言う。これは燕尾服ではありません、シャチさん、貴方のコスプレですよ。と人間たちは答える。もちろんだ。エレガントだからな。

そして、私はエレガントに捉えられ、クロロフォルムを嗅がされて気絶してしまう。薄れていく意識の中で人間が、素晴らしい、なんて素晴らしいんだ!シャチだ!と言っているのが聞こえる…ひよこよ…さらばだ。

気がつくと私はソ連の研究所に閉じ込められているのだ。ふはははは!と博士がわらっている。
お前は誰だ!
私はソ連の博士だ。
今からお前をイルカ爆弾にするのだ、敵の船にぶつかっていって爆発するやつだ!

私は、嫌だ!という。私はイルカ爆弾になんてならない!私はシャチだ!大きいのだ!イルカは小さいからな!!

そして博士は追加予算を申請し、私を世界最大級の原子力潜水艦にする。大きいのだ!魚雷も発射するやつだ。人工衛星さえも打ち上げる事ができる。素晴らしい。

だが戦争にはいかない。私は自由なシャチだからだ!裏切り者であり最大の脅威である私をソ連軍と米軍が追う!

そしていつもギリギリのところを勝利する私に業を煮やした博士が最後に悪どい手を使った。ひよこを人質に取ったのだ!

たすけてシャチ!とひよこが叫ぶ。たとえ私が原子力潜水艦になっていても、ひよこには私がわかる。

灯台に縛り付けられていたひよこのロープを、私はミサイルで正確に切り、灯台ギリギリのところをジャンプする。さあ、ひよこよ!飛び乗れ!
シャチ!
ざぶーん。

ひよこよ!すまぬ、私は追われる身だ。お前はクマと幸せに暮らすのだ。救い出したひよこに、身を切る思いでわたしは言う。
嫌よ!とひよこが叫ぶ。シャチが逃げるんなら私も一緒よ。
ひよこ!シャチ!!

カッコイイ!

シャチ、電話切れたね。とクマが言った。本当だ。切れてしまった。残念だ。

その後、私はまた電話が鳴り出すのを待っていたが、電話はもう鳴らなかった。無念だ。

夜になって、ひよこが帰ってきた。ストレスで胃が痛いという。ストレスには温泉だ。ベップの温泉に行け。潜水艦も入れるような大きなお風呂があるのだ!
多分な。


悲しい時はチョコレートだ

2016-07-05 22:57:13 | 日記
今日もとても暑かった。
あんまり暑いと、クマと扇風機の取り合いになる。

昨日の夜は暑すぎてあまり眠れなかった。

だが、私はとても元気な気分だ。エアコンが無いと、部屋中、隅々まで夏で、気分がいい。爽やかな夏の朝だ。

私は気分がいいぞ!ひよこよ!お前はどうだ?と聞いたらひよこは、
冷蔵庫から冷たいバターを出して、トーストに載せるのって気分がいいよね!
と言っていた。
よくわからんが良かった。ひよこはバターを乗せたトーストを食べると元気よく会社に行った。

ところがだ。
朝、上機嫌で会社に行ったひよこが、夜、帰ってきて黙りこくっている。
やれやれだ。よくあることだ。会社で嫌なことがあったのだろう。

ひよこは怖がりだから、とても人見知りする。そのうえひよこである事を隠しているから、あまり人間と喋らない。そのうえ愚かだから、しょっちゅう失敗するのだ。
自信に満ちた私とは全然違う。ひよこが落ち込む理由はたくさんあるな。残念だ。

ひよこはとてもとても落ち込むと、部屋の隅で丸くなって座り、ジッとしている。うっとおしいので、昔は腹が立ってよく怒鳴りつけた私だが、私が怒鳴ろうが怒ろうがひよこは聞いていない。ひよこは自分の殻に閉じこもっているのだ。ひよこだからな。

こういう時はチョコレートだ。

クマにもそれは分かっているので、愚かなクマは、ひよこ!チョコレート食べる?ぼく取ってくる!と台所へ行った。バカめ。

そして、ひよこゴメン、チョコレート無かった、と言った。

あたりまえだ。あるはずが無い。ひよこの好きなIKEAのダークチョコレートは発売中止になったのだから。

私は思い出して台所へ行き、冷蔵庫を開けた。そして急いで言った。
ひよこ!納豆ならあるぞ!
すると、なぜかひよこがちょっと笑った。私もクマもホッとした。

ひよこよ、これから私とコンビニへ行くのだ。そしておいしいチョコレートを買うのだ。どれでもお前の好きなやつを買え。そうする必要がある。そうしろ。

それから我々は夜のコンビニへ出かけた。ひよこは迷った末、ミントのチョコレートを買った。
ひよこは食べて、おいしいと言った。もちろんだ。さあ、食べたら寝るのだ。夜中だからな。

寝て、起きたら明日になって、嫌なことはみんな昨日になる。みんなみんな昨日になるから安心しろ。
昨日にならないのは私だけだ。もちろんだ。私は不死身のシャチ、なのだから!