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織内将男の日 光 讃 歌 

世界遺産の二社一寺などの歴史、文化を育んだ、日光の自然や地域を訪ねます。

日光讃歌(81)奥鬼怒山旅 「奥鬼怒温泉郷」

2014年02月13日 09時10分31秒 | 日光の温泉





日光讃歌(81)奥鬼怒山旅 「奥鬼怒温泉郷」



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尚、日光方面から奥鬼怒へ向かうには、山王林道というのがあって、奥日光光徳牧場から川俣温泉までは付されている。
林道は、現在では全舗装されているが、川俣側の道は細く荒れており、すれ違い等ある程度の運転技術が必要である。 又、台風等により道が崩れしばしば通行止めになり、開通時でも降水量に因り通行止めとなりゲートが閉じられるので注意が必要である。
ゲートは光徳側は光徳園地の先、川俣側は分岐の噴水橋から少し先にある。
山王林道の名は、林道が越える山王峠(1730m)からきており、山王峠付近の川俣側は、近年紅葉のメッカとして人気が高まっている。 
標高が高いため、日光エリアでは最も早く、10月中旬から下旬には普段は閑散としている道も車で賑わう。


標高1300メートルを超える温泉地は、気温差は平地から8度前後で、夏涼しく、色鮮やかな秋、白銀の冬となる。
点在する4軒の宿は個性的で泉質も異なる。鬼怒沼湿原を中心とする登山、トレッキングの基地として知られている。
泉質重視の秘湯ファンが多く訪れる温泉地であり、歩ける用意をして関東屈指の別世界を楽しもう。 
手白沢温泉を除く3軒は日帰り入浴で湯めぐりできる。


次回、 「奥鬼怒・日光沢温泉」

日光讃歌(52)奥日光 「日光湯元温泉の歴史」

2013年05月27日 09時38分37秒 | 日光の温泉





日光讃歌(52)奥日光 「日光湯元温泉の歴史」




奥日光の源泉部



湯元温泉の歴史は古く、日光開山の時期である1200年前に遡るとされている。

日光を開いた勝道上人が延暦年間(奈良時代)には温泉を発見し、先ず、薬師湯と名づけたのが湯元温泉の始まりと伝えられる。

そのとき、背後の山を温泉ガ岳と命名し、頂上に薬師瑠璃光如来を祀ったといわれる。 
さらに弘法大師がここを訪れ、観自在湯と名乗って観世音菩薩を祀ったと伝えられている。


湯元温泉には古くから薬師湯や観自在湯、川原湯など9つの湯があり、共同浴場として9人の湯守と呼ばれる人たちによって管理されてきたらしいが、残念ながら、現在これらの共同浴場はなくなり、それに代わる旅館やホテルが湯を引いて温泉客を迎えている。
 
当地は冬の寒さが厳しいため、昭和の初期までは主に夏だけの湯治場だったらしい。


江戸時代文政年間に成立した「日光山志」によると、

『 中禅寺温泉湯元は中禅寺別所の西北、赤沼原(現在の赤沼)を経て三里、日光神橋より六里のところ、湯ノ湖の近くにあった。春に入っても風雪が激しく3月中は寒さが残り9月には前山が初雪となるため、毎年旧暦4月から同9月まで湯室を開いていたが、それでも白根山に残雪が残る期間は入浴する者も少なく、湯治シーズンは毎年5月末より6月頃からとなっていた。日光町方により管理され、必要な物資食料は日光町方が背に担いで運搬していた。三町から四町ほどの広さの平坦地・湯平(現在の湯元)には9軒の大きな「湯屋」があり、いずれも泉源のある東寄りの山際に並んで建てられており、ここから上州沼田に抜ける間道があった。 』と記されている。


9軒の湯屋というのは、河原湯、薬師湯、自在湯、姥湯、瀧湯など、9つの性質をもつ湯場のことである。


次回、日光湯元とイザベラ・バード





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日光讃歌(51)奥日光 「日光湯元温泉」

2013年05月25日 16時46分30秒 | 日光の温泉




日光讃歌(51)奥日光 「日光湯元温泉」





奥日光源泉;湯ノ平湿原にある源泉




温泉地周辺では、既に、温泉の独特の硫黄臭が漂い、白樺林の木々の間に見え隠れする美しい湖面は湯の湖である。 

湯の湖の水は、湯滝になって流れ下り、戦場ヶ原を潤しながら竜頭の滝に至り、直ぐ下の中禅寺湖へと流れ下る。
明るい初夏のこの時期の湯元は、つつじやシャクナゲが咲き乱れ、梅雨の晴れ間をぬって美しい湯の湖の湖面がぎらぎらと輝いている。 


湯の湖は、決して大きな湖ではないが、太公望達はボートに乗って湖面奥に見え隠れしながら釣りを楽しんでいる。
この時期の素晴らしい理由の一つに、至る所にここの有名な「クリン草」が咲き誇っていることであろう。 
野生のクリン草群落は、千手ヶ浜が有名であるが、ここで見られるクリン草もナカナカのもので、特に温泉寺に咲き乱れているクリン草群は美事である。


日光湯元の温泉は、硫黄の香りが充満する。
僅かに青みを感じる程度の美しく滑らかな白濁湯である。

硫黄の香りとこの色だけで、浴感なんて超越した満足感が味わえる温泉であり、濃い硫黄泉に入ると、体が硫黄の香りに包まれていて、1日中幸せな気分になれる予想以上の素晴らしい温泉なのである。
源泉温度は60度前後なので、温泉宿泊所は湧出地と隣接しているため、適温にするための加水はしてあるようだが、それでもこの濃さからしても白濁硫黄泉はれっきとした源泉掛け流しの温温泉なのである。

含硫黄-カルシウム・ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩・塩化物温泉(硫化水素型、中性低張性高温泉)で、やや酸性を帯びたPH値は6、前後で、効能としては神経痛、筋肉痛、冷え症、糖尿病などに効くとされている。


次回、日光湯元温泉の歴史




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日光讃歌(25)中禅寺湖 「中禅寺温泉」

2013年01月05日 14時44分32秒 | 日光の温泉
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日光讃歌(25)中禅寺湖 「中禅寺温泉」 .




中禅寺の大鳥居




中禅寺湖周辺は、二荒山神社中宮祠・湖東岸の中禅寺立木観音・日本三名瀑の一つ華厳の滝をはじめ、眺望の良い茶の木平・明智平など、数多くの観光ポイントがある。


先ず、中禅寺湖に出る手前に、巨大な鳥居が出迎えてくれる。 
やはり、日光は神聖なる神宿る地として、改めて思い至る。 
無論、この鳥居は二荒山神社の大鳥居である。


中禅寺湖の東北湖岸に到ってチョット賑やかなタウンの一角に、日光では珍しい中禅寺温泉がある。 
そこは標高約1200mの高所であるが、二荒山神社中宮祠付近で、ホテルや旅館、民宿などが10軒ほどある。

しかし、男体山や中禅寺湖一帯の基地としては、古くから開けていた。
現在は10月頃の紅葉期や夏をピークに行楽基地として賑わう。

日光と中禅寺温泉はいろは坂で結ばれ、また立木観音の先には、中禅寺湖スカイラインがある。
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温泉としての歴史は浅く、戦後になって湯元温泉から引湯しているという。
日光湯元温泉から1951年(昭和26年)に引湯を始めたとされ、日光湯元は高温の源泉のため、12kmの距離を来る間に入浴に適した温度になるとされる。
泉質は硫化水素泉。高血圧症・動脈硬化症・皮膚病などに効能がある。


旅館やみやげ物店の並ぶ湖畔の温泉街中心部は、大尻橋あたりで、鉄製朱塗りの大鳥居が、国道をまたいで建つ。
中禅寺湖の東北岸の小さな繁華街で、奥日光観光の拠点に位置しており、湖上の遊覧船乗り場やバスターミナルがある。

嘗ては、中禅寺温泉ロープウェイ(茶ノ木平ロープウェイ)の駅があったが、2003年4月に廃止されている。



次回、中禅寺湖 「茶の木平





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