日光讃歌(81)奥鬼怒山旅 「奥鬼怒温泉郷」

尚、日光方面から奥鬼怒へ向かうには、山王林道というのがあって、奥日光光徳牧場から川俣温泉までは付されている。
林道は、現在では全舗装されているが、川俣側の道は細く荒れており、すれ違い等ある程度の運転技術が必要である。 又、台風等により道が崩れしばしば通行止めになり、開通時でも降水量に因り通行止めとなりゲートが閉じられるので注意が必要である。
ゲートは光徳側は光徳園地の先、川俣側は分岐の噴水橋から少し先にある。
山王林道の名は、林道が越える山王峠(1730m)からきており、山王峠付近の川俣側は、近年紅葉のメッカとして人気が高まっている。
標高が高いため、日光エリアでは最も早く、10月中旬から下旬には普段は閑散としている道も車で賑わう。
標高1300メートルを超える温泉地は、気温差は平地から8度前後で、夏涼しく、色鮮やかな秋、白銀の冬となる。
点在する4軒の宿は個性的で泉質も異なる。鬼怒沼湿原を中心とする登山、トレッキングの基地として知られている。
泉質重視の秘湯ファンが多く訪れる温泉地であり、歩ける用意をして関東屈指の別世界を楽しもう。
手白沢温泉を除く3軒は日帰り入浴で湯めぐりできる。
次回、 「奥鬼怒・日光沢温泉」