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織内将男の日 光 讃 歌 

世界遺産の二社一寺などの歴史、文化を育んだ、日光の自然や地域を訪ねます。

東北紀行(54)乳頭温泉 「鶴の湯の歴史」

2011年03月20日 10時08分11秒 | 乳頭温泉、角館
『東日本大震災』に遭われた被災者の皆さんに、心からお悔やみとお見舞いを申し上げます。 
微少、微力ながら援助は惜しみませんので、一日も早い安らぎと回復をお祈りいたします。

周辺の温泉地において、被災者に温かい温泉を提供してやって下さい。 所謂弱者・・?、高齢者所帯、乳幼児のいる所帯には短期間でもいいから極力空部屋(特に公共宿泊施設)を貸してやって下さい。 政府、官公庁、地方の公の機関はこれらを調整、斡旋、資金等のバックアップしてやって下さい。  
東北の温泉愛好者、東北出身(いわき)の小生





 東北紀行(54)乳頭温泉 「鶴の湯の歴史」  ,




鶴の湯の入口付近 (tga72)


鶴の湯の宿泊棟 (tga74)



鶴の湯の宿舎の中で、本陣の建物は築100年以上のたたずまいをそのまま保存しているという。 
もっとも二棟あったものが20年前に豪雪でつぶれて一棟になってしまったともいうが。


鶴の湯そのものは300年から350年の歴史があるといい、伝承や由来記によると寛永15年(1638年)5月に秋田藩主・佐竹義隆公が湯治に訪れた記録があるという。

藩主・佐竹義隆の存命期間は1609年から1672年であり、二代目藩主に着位したのが1633年であるから、ほぼ開湯間もなくに訪れたことになり、整合性は取れていると思う。
それに、本居城・秋田(当時は久保田藩)から乳頭温泉までは概ね100km足らずで、しかも途中には「角館」(後ほど記載します)という佐竹家の支藩分家(佐竹北家)もあり、ここから乳頭温泉へは25km前後である。 


徳川の世も安定期に入りつつある当時、大沼(田沢湖)の向こうの山奥で珍しい温泉が湧いているらしいとの事が耳に入って、“それじゃ保養のためにも、出かけてみようか“ということになったのも頷ける。 
併せて、或いは角館・佐竹北藩の藩主、藩士たちも度々訪れ、湯治場としても利用されるようになったのは云うまでもない。 

その後、一般民衆も訪れるようになり、専門の湯宿場としては元禄期(1700年頃)には始まったとされている。  
そんな訳で、鶴の湯に「本陣」(殿様かそれに準じた者が泊まる宿; 江戸時代の宿で、大名・幕府役人・勅使・宮門跡などが宿泊した公認の宿舎)という名が付いたのも納得がいくのいである。



余計ながら、久保田藩(秋田藩)の2代目藩主・「佐竹義隆」(旧姓は岩城氏)は、我が故郷、福島県いわき市、当時の岩城地方の名門の出である。 
秋田藩(久保田藩)の藩租・佐竹氏といい、いわきの岩城氏といい関が原の戦いで苦敗をなめた関東・常陸の名一族でもある。

詳しくは下記ホームページへどうぞ。
日本周遊紀行』: http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/
東北・いわき平』: http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/d-15-5.htm
秋田岩城・亀田地区』: http://outdoor.geocities.jp/n_issyuu2005/d-3-3.htm



鶴の湯温泉は秋田新幹線(田沢湖駅)からも近く、田沢湖から北東に距離で約10数km、車で30分ほどの所にある。
この鶴の湯は、乳頭山(標高1478m)の西側斜面に点在する七つの一軒宿の温泉、すなわち孫六、黒湯、蟹場、乳頭、妙乃湯、大釜とを併せた乳頭温泉郷の一つである。

敷地内に六ケ所の源泉があり、湧出時は無色透明であるが、時間の経過につれて次第に白濁するという。 
乳頭山の山裾から湧出している源泉は火山性の温泉らしいが有史以来の噴火の記録はない。 


浴室に掲示された白湯、黒湯、中の湯、滝の湯、鶴の湯などの源泉の分析書ではpH6~7とほぼ中性で、白濁ながらさっぱり、安心で誰でも気兼ねなく入れる。
泉質は成分、低張性中性高温泉の含硫黄-ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉(旧泉質名・含硫黄・重曹ー食塩泉)が主体となっているが、特に臭み刺激臭である硫黄臭などはない。


鶴の湯情報

[宿泊定員数]  65人
[客室数]  35部屋
[温泉総利用量]  280㍑/分(源泉6ヶ所分)
[湧出状況]  自然湧出
[温度]  58.5℃(測定年月日 平成15年1月14日)
[湧出量]  60㍑/分(自噴量)
[引湯方法]  自然落差で30m引湯
[温泉の温度の調節方法]  木の樋で流して外気で温度を下げる

〒014-1204 秋田県仙北郡田沢湖町田沢字先達沢国有林50   
電話 0187-46-2139

次回、最後に「乳頭温泉郷の秘湯紹介



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東北紀行(53)乳頭温泉 「朝の鶴の湯」

2011年03月19日 11時43分29秒 | 乳頭温泉、角館
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微少、微力ながら援助は惜しみませんので、一日も早い安らぎと回復をお祈りいたします。

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東北の温泉愛好者、東北出身(いわき)の小生




 東北紀行(53)乳頭温泉 「朝の鶴の湯」  ,




鶴の湯温泉棟など建物の配置(鶴の湯)




乳頭温泉の「鶴の湯」である。
 
翌朝、目覚ましに再び入浴す。 

小生ならずとも、旅先の温泉場では一泊につき三回温泉に浸かることにしているのが普通であろう。 
到着後の夕食前に浸かるのは当たり前であるが、その後、就寝前の気休めに一っ風呂浸かり、更に、朝の目覚めの顔洗いと頭スッキリさせるために浸かるのである。

6時頃には目が覚めて、例によって布団の中で目覚めの柔軟体操を10~15分ほど動かして、身体のウォーミングアップを行う。
部屋は既に暖房が入っていて暖かいが、外は降霜(こうそう)で真っ白である。 
鶴の湯最後の入浴なので、カメラを抱えて下駄っぱきでカラカラと出向いた。

先ず、小川に架かる小さな橋を渡った正面にある「白湯」、「黒湯」にて交互に浸かり、洗顔、目洗いをしながら体を覚醒させる。
おまけに、こちらには入浴客は一人も無く、気兼ねなく入浴できた。 
そして時折、カメラのシャッターを切る。


さて次にレイの大露天風呂である。
こちら(白湯、黒湯の脱衣所)に衣類をそののままにして、タオルで前を隠しながらイソイソと向かった。
既に熱った(ほてった)体であったが、早朝の冷気が皮膚を刺す。

大浴場は、湧き上がる湯気が大気に冷やされて、モウモウと白煙を吹き上げている。
さすがにこちらは人気の風呂場だけあって既に10数人が浸かっている様だ。 
女性の客も数人居るようであるが、湯気のモヤモヤがボンヤリとさせている。 

普段、女性にとっては余りの見通しの良さで、折角の名物野天風呂も敬遠しがちであるが、鶴の湯の今朝はモウモウとした自然の悪戯で余り気にしないで入れるようである。 
内の上さんも、いつの間にか中の湯からこちらに移ってきたようである。
身体にちょうど良い温めの湯は、いつまで浸かっていても飽きることなく、夢うつつになりながら長湯を満喫する。

湯上りに、今一度湯小屋や周辺の様子をカメラに収めながら朝食に着いた。
雰囲気の良い温泉に浸かって、すっかり体はリラックスしていて、胃袋のほうも受付OKであり、美味しく戴くことが出来た。
本日の行動予定もあるので余りのんびりも出来ず、あたふたと準備をして早速出立することにした。


ところで、乳頭温泉郷は鶴の湯の他にも、野性あふれる一軒宿の温泉が幾つか在るので、次の機会に期待を持ちながら鶴の湯を後にした。
途中、道路の左側にあった姉妹館の「山の宿」の様子を探りながら、林の中に収まっていて雰囲気の良い大柄な宿屋をカメラに収めた。




鶴の湯の離れ宿「山の宿」  (tga79)


山の宿」は、古色な木で建てた珍しい曲がり家の宿で、鶴の湯の別館として平成6年にオープンした比較的新しい温泉場である。
周辺は平坦な自然林の中にスッポと収まっていて、大自然の景観を散策しながら今頃は紅葉も味わえる。 

この辺りは乳頭山麓にも位置し、近くには広大な湿原があって尾瀬と並ぶ程の水芭蕉の群生地でもあるらしい。
温泉は最古の出湯といわれる秘湯・鶴の湯の乳白色の湯・「白湯」から導管で引いているらしい。 
尚、乳頭温泉郷の中でも貸切が出来る露天風呂はここだけだという。

次回、「鶴の湯の歴史



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東北紀行(52)乳頭温泉 「鶴の湯の宿」

2011年03月18日 13時40分01秒 | 乳頭温泉、角館
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 東北紀行(52)乳頭温泉 「鶴の湯の宿」 




鶴の湯入口風景 (tga72)  


鶴の湯の入湯、宿泊受付 (tga73)


鶴の湯の湯屋から見た宿泊棟 (tga74)


ゆったり源泉回りをしているうちに、すっかり暗くなり夕食の時間も近づいているので、
そろそろ部屋に戻ることにする。
宿泊用の部屋は入り口正門から見て右側奥の2号館で、当館内では最も安値の8550円(1泊2日・2食付)ところであった。 ただ、前述したように鶴の湯へは平日であっても予約して泊まるだけで大変であり、この日も偶然にキャンセルが出て確保できた次第である。
部屋は六畳間一つでトイレも洗面も、そしてテレビも無いさっぱりしたものであった。 
年寄りにとってトイレや洗面が部屋に無いのは残念なような気もしたが、湯治場に来たと思えば納得である。
そも、旅に出てやれ風呂付だ、トイレ付だ、テレビ付だというのは贅沢であり、必要の無いことだとも思っている。 何も無い空っぽの部屋で、一人なら物思いに耽り、二人以上なら普段出来ない冷酒でも飲みながら普段出来ない会話を楽しむ。 
旅先ならこのぐらいの心の余裕が欲しいものである。

又、設備の整った部屋では、それだけ宿主も客人も割高になってしまい、経済的にも負担が大きくなってしまう。
鶴の湯全体では、これよりハイクラスの宿所もあるようだが、小生達にとってはこの部屋で十分であり、有難かったのである。


朝夕の食事は別棟・本陣で頂く。
山菜と川魚がメインで、量もたっぷり言うことなし。 時節柄、秋田の銘酒を熱燗で頂きながら、腹も身も満足満足。
部屋で暫く、温泉談義に花を咲かせ、就寝前にもう一っ風呂浴びる。
再び、白湯と黒湯にサーッと入って、後は、例の大野天風呂にゆったり浸かる。 ランプにホンノリと照らされススキの穂が揺れるなか、ほろ酔い気分も手伝って気分は最高潮である。
若いカップルが隅のほうで囁きあっている他、数人の客がいるのみである。 
気が付くと何時の間にやら上さんががにじり寄って来ていた。 肩が触れるほど横に並んで「いいわね・・!」としみじみ語る。
酒の勢いもあってか、左手で彼女の右ももをソッと撫でてやったが、素知らぬ振りをしている。
「イヤ、実に結構である・・!!」と思わずのたもうた。

翌朝、目覚ましに再び入浴す。 
小生ならずとも、旅先の温泉場では一泊につき三回温泉に浸かることにしているのが普通であろう。 到着後の夕食前に浸かるのは当たり前であるが、その後、就寝前の気休めに一っ風呂浸かり、更に、朝の目覚めの顔洗いと頭スッキリさせるために浸かるのである。




鶴の湯の本館と湯屋の間にある「くつろぎスペース」 (tga56)



鶴の湯は、秘湯中の秘湯で本当に結構、ケだらけであろうが、折角だからチョッと苦言も呈しておこう。
余に有名なためか、おばさん連等の団体客が些か騒々しい。 
特に、日中は日帰り客でいつでもザワザワしている様子で、中には見物、観光目的で来る人も多く、ゆっくりと、静かに温泉の雰囲気楽しみたいという御仁には、本当の意味での秘湯、静けさ、安らぎを求める人には向かない宿だとも思える。
営業重視でテレビや雑誌にガンガン取り上げられ、余りに有名になったため秘湯の湯もすっかり観光地化されすぎて、逆に敬遠する人もいるくらいである。

次回、朝の「鶴の湯」



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東北紀行(51)乳頭温泉 「鶴の湯の大露天風呂(2)」

2011年03月17日 13時39分13秒 | 乳頭温泉、角館
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 東北紀行(51)乳頭温泉 「鶴の湯の大露天風呂(2)」  ,





鶴の湯の女性用露天風呂の入口風景 (tga69)





鶴の湯の風雅な女性用露天風呂
(下図、正面の石塔シンボルが気に掛かる・・?。 tga70 tga71)



混浴の大露天風呂の次に、女性専用の立派な露天風呂もあります。
こちら「鶴の湯」は、歴史ある温泉には珍しく女性の方には男性以上に気を配った風呂が充実しているようです。
まずは、女性の野天風呂の入り口は二つあって、白湯・黒湯の建屋の横を暖簾を潜って行く野天風呂専用の通路と黒湯の脱衣室からの入口があるようです。 ただ、専用入り口だと外で脱衣をしなければならず、黒湯の方から入るほうが無難らしい。

四角い木製の浴槽は、10数人入ってもゆったりしていて充分の広さである。
周囲は広々として目の前には鮮やかな野外模様が展開し、今はススキの穂が風情を出していてなんともいいらしい。 
鶴の湯温泉の女性の野天風呂(大白の湯ともいうらしい)は、完全な野外にあって浴槽の木の温もりもあり、温泉は若干温めで長時間に浸かれるのもいいという。


尚、こちらの混浴大露天風呂は旅行雑誌などのアンケートでは、温泉100選の「露天風呂の部」で第1位を獲得しているという。

結果、鶴の湯といい露天風呂といい、余に有名になりすぎて日帰り入浴客が多くなり、土日は勿論、平時でも大混雑するという。 
お風呂の規模に対して人が多すぎ、こうなると混浴風呂など気になってとても温泉情緒を味わう余裕は無いであろうとも。 ただ、あの有名な鶴の湯に行ってきました、という事実だけに成りかねないのである。

更に一言云うならば、ここの鶴の湯をはじめ乳頭温泉全般、ゆっくり湯に浸かって、のんびりする所であり、他の温泉街のように忙しく湯巡りなどをするところではないと感じ入っている次第である。


又、この温泉棟である外湯一帯は、野暮なシャワーつきの洗い場や洗剤、石鹸などは一つも置いて無く、とにかく、脱衣所もすべて簡素な木造りで、中には、ぶっつけで作ったような棚に脱衣籠が無造作に置かれているだけ。 
扇風機やドライヤーはおろか洗面台も時計もないという徹底ぶり。 
それに、入浴の心得だとか注意事項などの表示もなく、せいぜい盗難防止の注意だけ。

俗っぽいことは一切無く、それらが秘湯としての趣を一層増してくれているのである。 
とにかく浴衣を脱いでお湯につかる、 ただ、ひたすら浸かるだけ、浴びるだけなのである。それだけで満足なのである。

こちらは奥山の大自然の中にスッポリ治まっている天然秘湯であり、効能豊かな温泉で、しかも4種類とか6種類の源泉が体験できる貴重な源泉風呂なのである。
天然自然の中で「」を養い、温泉成分を体一杯に浴びるだけで十分すぎるのである。 

尚、泉質は含重曹・食塩硫化水素泉で、浴用の適応症は高血圧症、動脈硬化症、リユウマチ、糖尿病、皮膚病に、飲用適応症は糖尿病、慢性中毒、リユウマチ、通風、便秘など。
詳細は巻末に記載します。

次回、鶴の湯の宿




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東北紀行(50)乳頭温泉 「鶴の湯の大露天風呂」

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 東北紀行(50)乳頭温泉 「鶴の湯の大露天風呂」  ,








風雅な「鶴の湯」の大露天風呂 (tga66―68)



さて、大露天風呂であるが・・、

巨大な野天浴槽は「中の湯」の更衣室が入り口部分となっていて、女性の通浴口付近は狭くなっているて、奥へ行くに従って広さが増している。 
中心部に自然に出来ていたのか、或は人工的に人の手によって造り上げたのかは不明だが、程よく岩が湯面より突き出ていて、何ともいい造形美を形作っている。 

通路の縁(へり)には枯れた木を柱にした簡単な脱衣所があり、周りは時節柄ススキの穂が湯面に垂れ下がっていて、何れも良い風情を出しているのである。
浴槽の底には玉砂利が敷き詰めてあって、突き出た岩の周囲の底からは熱いぐらいの源泉が吹き出ている。

お湯は、文字通り乳頭から搾り出したような色で、湯温も申し分ないくらいの温めの温度であり、長時間浸かっていられるのが嬉しい。
湧き出す源泉を尻に感じながら、隣に浸かっている埼玉から来たという男性と、

「 いい湯ですね。やっと鶴の湯に来れましたよ 」
と伺いをたてると、

「 私も長い間の夢でしたが、ようやくそれが叶いました 」
と同様に、しみじみと湯に浸かりながら幸福感にも浸った様子で会話を交わした。


興味津々で周囲をキョロキョロしている時、女性側の露天からバスタオルを胸に当てた若い女性(・・?)が三人ほど、イソイソと入ってきた。 
前はともかく、女性の横のくびれた体のラインが見通せて、男たちは一瞬注目したほどだ。 ただ、湯の中に浸かってしまうと白濁しているため全く透けては見えない。 
これを取っても女性には優しく、好都合の温泉なのである。


ここ鶴の湯の「野天風呂」では人目を憚らない。
尚且つ、通路に面した丸見え浴槽でありながら「バスタオルを巻いての入浴はご遠慮ください」とか「水着は禁止」などといった野暮な表示はどこにも一切ない。 
普通なら湯が汚れるとか、風情を壊されたくないという理由で禁止しているところが多いはずである。

一方、近頃の温泉ブームでは混浴風呂が一種の「売り」となっていて、女性でも珍しがって嫌がる人は少ないとされる。 
それに、女性ならずとも本来の温泉好きには水着やタオル着用を嫌がる人もいるとも聞く。
だが、こちら鶴の湯では委細構わずどちらでもよろしい一方、女性の立場や心理をある程度は理解しているとも感じる。

ここ鶴の湯は、女性連は女性専用の「中の湯」から細長く通じているので、浸かりながら寄ってくれば、後は白濁しているので男供の妙な目も余り気にならず、悠々と浸かることも出来るのである。

何れにしても、確かにここの野天風呂は独特の趣があり、特に薄暗くなってからランタン(カンテラ)の明かり下、仲良く男女混合で湯に浸かるには最高の所であり、気分も上々である。 

次回も「大野天風呂」の続き



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