浄瑠璃寺から岩船寺の石仏巡り

　９月３０日、旧知の元ハモンド講師がアメリカに永住するのでHAMMOND C-3 ORGANを買い取って欲しいとと連絡があり、奈良市に行って来ました。
　大変奇麗なＣ－３で大事に使っていた最終モデルのものでした。１０月３日に引き取ってくるので興味のある方は御一報下さい。

　あまりにいい天気だったので少し足を延ばし、奈良と京都の県境にある当尾の石仏巡りに行きました。
　３０年以上前の学生時代に、その当時つきあっていた彼女と行ったことのある想い出の地でもあります。
　浄瑠璃寺から岩船寺まで徒歩で往復１時間の距離にたくさんの仏様が岩に彫られています。萩の花は終わりかけていましたが芙蓉と女郎花とコスモスが野道に咲き乱れ、すすきも風に揺られのどかな時間を過ごすことができました。
　昔と変らず近所の農家の方が野菜、果物、漬物などを無人の販売所に置き、買いたい方は備え付けの篭にお金を入れてゆく、なんとも風情がある風景もそのままでした。

　しかし毎晩居酒屋でビ－ルや焼酎をのみ、ライブハウスではジャズオルガンの音色を肴にウイスキ－を飲んでいる運動不足の我が身には往復１時間の石仏巡りは堪え、何箇所かの石仏は見ずに帰り、次回にまわすことにしました。
　今は３００円を入れて持ってきた柿を食べながら書いています。昔もここの柿を食べましたが当時のままの大変美味しい柿です。この地を訪れるならこの季節が最高です。奈良・京都を観光する予定のある方お勧めの場所です。
　私も今夏日本ツア－をしたシルヴィア.クエンカさんを来年のこの時期にここに連れて来たいと思いました。彼女はハイキングが趣味で日本の文化伝統に大変興味を持っていたのでうってつけの場所だと思いました。

Maggy Scott

ドイツの世界的なジャズオルガンのサイトInternational Archives for the Jazzorganの管理者であるJurgen Wolfさんから今日メールがあり、小野みどりさんをここ数ヶ月の間のOrganist of the Monthに推薦し自分のサイトの載せるので小野さんのジャズオルガンに関するショートストーリーを書いてくれと依頼がありました。（１２月のOrganist of the Monthに決定しましたのでIAJOのサイトをご覧下さいhttp://www.iajo.org）喜んで書きたいのですが英語で書かないといけないので頭を悩ませています。そこで９月のOrganist of the Monthは誰だろうとサイトを観てみたら可愛い女性オルガニストでそれが表題のMaggy Scottです。Scottという名前は美人が多いのかシャーリー.スコット、ローダ.スコットと先輩の２人のスコットも美人オルガニストとして一世を風靡しました。およそドイツ人らしくない名前ですがフランクフルト生まれのドイツ人のようです。ドイツ人らしく幼い時からパイプオルガンに親しみその後ハモンドB-3に出会い、このオルガンは自分の為に作られたのだと思うほど衝撃を受けるとともに惚れ込んでいるようです。このあたりは今夏来日したカナダのヴァネッサ.ロドリゲスによくにています。奨学金でNYのニュースクールでジャズを学びハーレムのショーマンズカフェ等でジャズオルガンの演奏を重ね腕を磨いたそうです。ベースペダルは同じドイツのオルガニスト、バーバラ.デイナリーンと一緒で左手ベースでなく足で弾いてるそうです。これは幼い時から両足を自由自在に動かすパイプオルガンに慣れ親しんでいたからでしょう。来年の夏日本に呼ぶジャズオルガニストの候補が出て来ました。日本の小野みどり、橋本有津子、カナダのヴァネッサ.ロドリゲス、そしてドイツのマギー.スコット、バーバラ.デイナリーンと素晴らしい女性ジャズオルガニストが世界中で活躍していることは確かなようです。

１０月のジャズオルガンライブ予定です。

音楽の秋です・ジャズオルガンの季節です・１０月の主なジャズオルガンライブ予定です。ご来場お待ちしております。詳しくはライブスケジュ－ルをご覧下さい。

１０月１日（土）大阪・梅田JAZZONTOP
　　　　　　　［小野みどり(B-3)能勢英史(g)田中ヒロシ(ds)］

１０月４日（火）阪急武庫之荘Orvieto
　　　　　　　［小野みどり(XK-EVOLUTION)小柳淳子(vo)堺貴洋(ds)］

１０月８日（土）大阪・帝塚山ラグタイム
　　　　　　　［佐藤邦子(B-3)稲屋浩(sax)梶原大志郎(ds)］

１０月１８日（火）大阪・梅田JAZZONTOP
　　　　　　　　　［田代ユリ(B-3)池田定男(g)魚谷のぶまさ(b)田中ヒロシ(ds)］

１０/２９(土）大阪・帝塚山ラグタイム
　　　　　　　　　［久下伸夫・和田信(B-3)平井将人(g)堺貴洋(ds)］

１０/３０（日）阪急武庫之荘Orvieto
　　　　　　　　　［松本理恵子・藤原新菜(XK-E)平井将人(g)堺貴洋(ds)

１０/３０(日）１３：００より大阪・長居　　YSショ－ル－ム　にて
　　　　　　　　　　　　　　　　　　ジャズオルガン科説明会＆無料ライブ
　　　　　　演奏［小野みどり（B-3&XK-EVOLUTION)平井将人(g)堺貴洋(ds)］

EASTmeetsWESTorganlive開催

今年の６月に大阪のジャズオントップで開催された東西を代表するオルガニスト河合代介（東京）小野みどり（大阪）の競演ライブEASTmeetsWESTorganliveを好評につき再び開催します。
今回は大阪と京都のB-3org常設店ジャズオントップとルクラブジャズで2日連続で行います。

１２月１１日（日）はジャズオントップで１２月１２日（月）はルクラブジャズで共に開演は７；３０PMで２回ステージです。
両日共ドラムは日本のグラデイ.テイトと河合代介が激賞する竹田達彦が盛り上げます。

関西でないと出来ない（今のところ関東には６0人以上入れるB-3常設店がないため）この企画、前回見逃した方は勿論、全国のジャズオルガンフアンはこぞってご来場下さい。

アナログオルガンの王者HAMMOND B-3とHAMMONDの新鋭XK-EVOLUTIONの２台を使いますので聴き比べも楽しみです。

塩崎愛理ライブ.at.コーヒーハウス井戸

９月１８日、神戸の御影にあるコーヒーハウス井戸で行われていた塩崎愛理さんのライブに行って来ました。

　塩崎さんは以前小野みどりさんに習っていて、YSの生徒ライブ発表会に出てもらった事もあり、その時から上手な方だと思っていましたが、数年経ち格段に上達していました、ライブの経験を重ね又バンド活動も活発に行いその成果が充分出ていました。
　当日はバンド仲間であるクラリネットの友人とのデユオでしたが塩崎さんの奏でるハモンドB－３とクラリネットの音色が見事に調和し心地よいライブでした。３回目のステージでは塩崎さんのラテンバンドの友人が何人か来場しパーカッションでシットインしにぎやかな中秋の名月のライブになりました。

　私はマスターの栗栖さんとは何十年来の友人で、小野みどりさんも独身時代ここで何回かライブをさせてもらいました。今は塩崎さんともう一人のオルガニストが交互に月１回第三日曜日にライブをしています。日本広しといえども喫茶店でB-3ライブをしているのはこのコーヒーハウス井戸だけでしょう！
　
　スイスの山小屋風の素敵な外観と美味しいコーヒーそれにB-3オルガンライブ最高の喫茶店です。神戸にに行く時は是非井戸にお立ち寄り下さい。
　私も今迄ビル.ハイド、ピート.ファリコ、カイル.コーラー、シルビア.クエンカ、バネッサ.ロドリゲス等を連れて井戸に遊びに行ってます。皆素晴らしい喫茶店だと喜んでいました。

コ－ヒ-ハウス　井戸
神戸市東灘区御影本町6丁目2-22(阪神電車御影駅徒歩5分)
tel 078-822-3278
http://www.jin.ne.jp/ido/indexb.htm

浜田恵子＆ソウルキャッツ他ライブニュ－ス

　浜田恵子さん率いるパワ－オルガンバンド浜田恵子＆ソウルキャッツが１１月１９日（土）にジャズオントップで初ライブをします。
　ソルドアウトバンドとしても有名ですので予約はお早めに。
　チャ－ジ￥３、０００、演奏タイムは１ST:７；３０、２ND:９；００の２回ステ－ジ。
　ジャズオントップHPよりお申込み頂きますと、チャ-ジ及び飲食料が１０％offになります。http://www.jazzontop.com

　９月２５日（日）に開催予定であった武庫之荘のORVIETOの小野みどりのオルガンライブは会場の都合で１０月４日（火）に変更になりました。
　メンバ－は小野みどり(XK-EVOLUTION) 堺貴洋（ds) 小柳淳子(vo) は変りありません。

　同じくORVIETO １０月３０日（日）に写真の藤原新菜（左）と松本理恵子（右）のフレッシュオルガニストがライブデビュ－します。

　そして前日の１０月２９日（土）には　ワイエスコ－ポレ－ション ジャズオルガン科小野みどりクラスの久下伸夫・和田信が帝塚山ラグタイムで初ライブをします。

　ベテランから新人のオルガニストまで関西の各地でジャズオルガンライブをしているので、お近くのジャズオルガンフアンの方はご来場ください。お待ちしております。

小野みどりハモンドフェステイバル全国大会にゲスト出演

　１１月１３日（日）に大阪市のクレオ大阪東で開催される,HAMMOND FESTIVAL ALL JAPAN FINALS 2005に小野みどりがゲスト出演する事が決まりました。

　小野さんは今から１?年前の高校生の時にこのフェステイバルに出演しシニアの部でグランプリを獲得しているので、そのこともあって今回のフェステイバルにゲスト出演することになったのだと思います。

　本人も昔を偲んで大変楽しみにしています。特に今年はXK-EVOLUTIONで演奏するので小野さんが得意なジャ－ジ－な演奏を出演者並びに観客の皆さまに聴いていただき、ハモンドオルガンの素晴らしさを再認識してもらえばと思います。
　尚このフェステイバルの詳細はハモンドスズキのホ－ムペ－ジに紹介されているのでご覧下さい。
http://www.suzuki-music.co.jp/hammond　

　一般の方も入場できますのでいつものライブハウスの演奏とは一味違うと思われる小野さんの演奏を聴きたいと思う方は日曜日の昼間ですので是非ご来場下さい。当日はドラムに関西の若手ジャズドラマ－堺貴洋を迎えての演奏です。

the first Hammond cyclist

世界で最初に自転車に引かせた荷車にハモンドC－３orgを乗せ演奏したオルガニスト、それが先日日本ツアーをしたカナダの女性オルガニスト、ヴァネッサ.ロドリゲスの婚約者MartinK.Peteesenです。２００３年のカナダの首都オタワでの自転車パレードで行ったそうです。なかなかユーモアのある男性のようですがヴァネッサによると素晴らしいオルガニストでジミー.スミス、ジミー.マクグリフ、ジャック.マクダフを徹底研究してその集大成のCDを近々リリースするようです。出来次第私に送ってくれるそうなので後日そのCDの感想をこのブログで報告します。Martinはデンマーク人でカナダに来て５年目らしいです。ハモンドの修理マンとしても活躍していて、それにハモンド.トーンホイール.オルガンのコレクターとして珍しいハモンドやレスリーを所持しているそうです。ヴァネッサとマーチンは２週間にわたり婚約旅行とヴァネッサのCD発売記念を兼ねてマーチンの母国デンマークをツアーしているそうですが、自転車ではツアーをしていないと思います（笑）

organissimo

先日、アメリカのミシガン州を中心に活躍しているオルガンバンドのorganissimoのオルガニストJimAlfredsonから彼らの１stアルバム（WaitingForTheBoogalooSisters)と２ndアルバム（ThisIsThePlace)が送られて来た。これがなかなかいいCDでトラデショナルなジャズオルガンのスタイルを継承しつつ新しい感覚をとりいれたNewSoundsOrganである。Jimは
4歳の時からHAMMOND B-3 ORGANに熱狂していたというからジョーイ.デフランセスコに共通するものがある。１stアルバムには彼のアイドルであったジミー.スミスとラリー.ヤングに捧げた曲も入れているところをみると、相当偉大な先人の奏法も研究しているとみうけられる。アメリカでもこういった若いオルガニストが誕生していることは頼もしい限りである。いずれ日本に呼ぼうと思っています。メンバーはJimAlfredson(B-3org)JoeGloss(g)RandyMarsh(ds)でいいオルガントリオです。
彼らのウエブサイトはhttp；//www.organissimo.org/でCDを聴く事も出来るし、デトロイトの名門ジャズクラブBaker*sでのライブビデオを見る事も出来ます。１９５８年製のB-3を駆使する注目のオルガンバンドorganissimoです。

9/3(土) JAZZ ON TOP

小野みどり(B-3org)畑ひろし(g)　デュオ

通常、ジャズオルガンのライブは　Organ Guiter Drums　のトリオがスタンダ－ドは形態であるのですが、この日は Organ と Guiter のデュオでした。

どんな展開になるのか、と思っていましたが、これがなかなか良いサウンドで、百千錬磨のギタリスト畑ひろしはソロを全編スキャットしながら演奏したり、一人二役の大活躍。小野みどりもいつも以上に歯切れのいいB-3サウンドで対抗し、デュオながら少しもトリオに負けないサウンドを造りだしていました。
この日が初顔合わせであったということで、よりスリリングな演奏内容になったのかもしれません。

デュオも良いものだな、と感じた日でした。