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路傍のshiawase

♪杉山清貴さんを始め色々な音楽、平川大輔さんのCD、ディアラバをまったり…Free!な夏気分でshiawase書いてマス

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高橋尚子選手の優勝スピーチ

2005年11月21日 | スポーツ
11月20日、東京国際女子マラソンが行われた。

高橋尚子選手を注目していたが、レースの前半は、
足の肉離れのこともあり安心して見ていられなかった。
第一グループが絞られた段階でも、まだ勝利については半信半疑だった。

しかしレース後半、場所は神保町あたりか、突如高橋選手がスピードを上げた。
そうでなくても十分速かったが、一気にギアチェンジをさらに力強い走りに変わったのだ。
感動を呼ぶ走りというものを見せてもらった気がする。
この時点ですでに、目頭が熱くなってしまった。
解説の増田明美さんもここから終始感動の語り。

高橋選手は、そのまま水道橋の線路下を風のようにくぐりぬけ、
外堀通りを駆け上がっていった。
そして国立競技場へトップのまま到着、ゴールインした。


高橋選手は一昨年のこの大会で惜しくも2位となり、
大きな目標であったアテネオリンピックの切符を逃がしてしまった。
その後大きなレースには出ず、表向きには走ることを楽しむという形で
陸上に関わってきたようだった。
この2年、苦しさを表面に出さず自分と闘い続けてきたのだろう。
そして走りを鍛えてきた。

ゴール後の会見でもこみ上げるものがあった。
まず、応援の人々や関わり支えた人々への感謝の気持ちを述べた。
次に、陸上を志す人だけでなく、今暗闇で苦しんでいる人に
夢を持ちあきらめないで、というメッセージ。小さな目標でも
一日一日できることを精一杯やりましょう、
という意味のこと、そして、各世代への激励もあった。

うまく再現できないが、この時のコメントで高橋選手の2年間の苦しみは
並のものではなかったことを感じた。
何も見ずにこれだけのことを淀みなくスピーチできるということは
自分を見つめながらも常に公を意識して話し、行動しているためだと思う。
自分のための挑戦がそれだけにとどまらず、だれかに少しでもよい影響を
与えられればという意識は、ひとり立ちしプロ意識に磨きがかかった証拠なのだろう。
苦しみを乗り越えようと努力して人間的に大きく成長した彼女に
またじんわりときてしまった。

国民栄誉賞に相応しく、アスリートとして人としてこれからも成長し続ける人だと思った。
(Qちゃん、感動を与えてくれてありがとう!)

甲子園出場辞退

2005年08月05日 | スポーツ
第87回全国高校野球選手権大会に出場が決まっていた
明徳義塾高校ですが、部員の不祥事を理由に、辞退することになったそうですね。
生徒達がそれを知らされて涙したという記事を見て、胸の詰まるような思いがしました。
野球の強い学校で有名ですので、高校に直接関係のない人々も
応援していたに違いありません。
特に地元高知の方は、注目していたことでしょう。
それにしても、辞退を受け入れた高野連は、
今もきっちりとこれまでの姿勢を貫いていることがわかりました。

本人達に強い意志を持って生活するように期待することも
ひとつですが、学校全体が部活動を盛り立て、野球部が甲子園に
行くことを楽しみに、そして部員を誇りに思うような雰囲気作りが
必要なのかもしれないと思いました。
夏の高校野球は、予選から始まっています。
その頃から、部員はもちろんのこと、野球に関わらない
教職員の方々、学校全体が「その気」になることが大切なのでは
ないでしょうか?もちろんそれは大変なことだと思います。
皆が大会出場を自分のこととして考えていれば、気のゆるみは
生じないのではないかと思います。
また、周りからの楽しみや期待の気持ちを感じて、
部員も改めて背筋を正すことでしょう。
野球部員には、当然野球の練習を十分にした上で、スポーツマンとは
どんな人だろうと考える機会をつくる。高校野球選手権大会に出場する選手と
いうのは、こういう人達なのだ、という具体像を描けたらよいと思います。

”この大会はゲームの結果だけではなく、出場する人の
人柄・行いもきちんと見られている、練習の苦しさに勝ち、
技術的に成長することと、描いた像に近づけた、という成長が
あって、甲子園に出場できるんだ”、ということを先生方は
常によく話しておくことが必要だと思います。

厳しく言えば、一つの大会に出るには、そこの基準をクリアして
いなければなりません。上のような理想的なことばかりでなく、
高野連の規則など、公表されている書類は全て、野球部員も目を通すことも
大切かもしれません。(やっていることでしたらすみません)

とにかく、私の基準で申し訳ありませんが、このようなことで
出場できなくなることは残念だという気持ちです。
部員は、”大変だからストレスを発散した”、のではないと思うのです。
「その気」になっていれば、楽しくて、晴らさなければならないような
鬱憤は溜まらないのではないでしょうか。
今回のことは、残念ながら全員一丸となっていなかったことの
表れなのではないかと思えてなりません。

このことで傷ついてしまった全ての人の心の傷が、
早く癒えるよう、祈るばかりです。