昨日帰宅後から体調が悪く、今朝もめずらしく目覚めがすっきりしなかった。
いつも早朝から出勤していらっしゃる方には笑われてしまいそうだが、
自分にとって朝7時前に家を出ることは結構大変なことなのである。
結局ぐずぐずしてしまい、予定していたバスに乗ることができず、
最寄り駅までタクシーでいくことにしたが、いつもの場所に一台もいなかった。
しばらく歩いたが、それでもタクシーは見当たらない。(どーすんだよぉー)
泣きたくなったが(オーバーだ)、駅まで走っていくことにした。
走りながら考えた。
本日までの2日間のイレギュラーな仕事。
家から目的地まで、地図上で見る距離のわりには、
電車を使うとずいぶんな距離を行かなくてはならない。
電車はすぐ来るが、乗り継いで目的の駅に到着してもまたタクシーだ。
それならば、ここからタクシーで行ってしまえ!
駅に着くと、迷わずタクシーに滑り込んだ。
運転手さんは五十歳後半から六十歳代くらいのやさしそうな人で
楽しく会話をしながら、運んでもらった。
快適な時間で、不調の体を休めることができた。
前日の4分の一くらいの時間で到着した。(「時間」って高い…)
支払い時、運転手さんがおつりがないと言って、
コンビニで両替してきてくれた。
そして、「これ、飲んでください」と温かい缶コーヒーを差し出された。
これには感激。
「気をつけて戻ってくださいね」と言って見送った。
豊かな朝だった。