JAN 2008
北西アフリカに位置するモロッコ。アルジェリア、チェニジアとともに「マグレブ」と呼ばれている。
マグレブとは「日の没する大地」の意。「日出ずる国」と称された日本とは対照的なロケーション。
またモロッコは、スペインからジブラルタル海峡を挟んで14kmの距離にあり、ヨーロッパからアフリカの玄間口といえる。
今回は、モロッコのほぼ中央に位置するマラケシュ訪れた。都市別人口では、カサブランカ、ラバドについでマラケシュは3番目。
マラケシュにはモロッコのさまざまな歴史、遺物などが集約されている。
マラケッシュのメナラ空港(改装中) ・・・・
今回、予算の関係上、「安宿タイプ」での予約でしたが、これが実にいい感じのホテルでした。
新市街には、中~高級ホテルがありますが、フナ広場近くのメディナの安宿が絶対オススメです。どこのホテルにもパティオ(中庭)が基本です。
宿内部 幾何学模様のタイル
宿の中庭 中庭から見上げる
マドラサ(神学校) マラケシュ博物館のパティオ
スーク
うわさには聞いてたけどスゴイ。狭い通りを挟んで間口の狭い店舗がびっしり並ぶ。
またその通りが迷路のようにいりくんでいる。
主には陶器、金細工、衣類、カーペット、木彫品、銀製品、革製品、バブーシュ(スリッパ)
香辛料、肉、野菜、とこれが同じような店がいくつもある。
道行く先々で、店員が商品を指しながら「ビンボー・プライス」(安い商品らしい)はたまた「ナカタ・プライス」(高い商品らしい)とあちこちで声をかけてる。ときには「オダユージ」も何度か聞いた。ナカタヒデとオダユージはモロッコでも有名らしい。
ジャマ・エル・フナ広場
毎日がお祭り、昼は大道芸が行われ、夕方ころかかなりの数の屋台が出始める。
屋台の呼込みもこれまた凄まじい。モロッコでは、宗教上アルコールを口にしない。
(観光者用ホテルに一部置いてるが、どの飲食店にも一切アルコールは置いていない。)
それにもかかわらず、この陽気さとパワー。
メディナ(旧市街)の通り とにかくバイクが多い
バイア宮
メディナを少し離れただけで、風景はがらっと変わる
アルガンの木
マラケシュから車で走ること3時間。岩と海に囲まれた港町 エッサウィラ。
マラケシュが赤茶色(赤土の日干しレンガ)のイメージならエッサウィラは白と青。
どの建物も外壁は白。そして窓枠は青。(どうも町の条例らしい)
エッサウィラからマラケシュ戻る途中。まさに「日の没する大地」
はじめて触れたイスラム文化、アラビア文字、街に漂う香辛料の匂い、激甘のミントティ。
どれも新鮮で刺激的でした。
モロッコは、けっして豊かな国とはいえません。
しかし、人々の陽気さ。目の輝き。心の豊かさは最近の私たちが持っていないものを、彼らは持っているような気がしました。