Architect's daily life

静岡県で建築設計事務所を開設している建築家の日常の出来事を掲載しています。

morocco

2008-01-15 | 旅行記 in morocco

JAN 2008  

北西アフリカに位置するモロッコ。アルジェリア、チェニジアとともに「マグレブ」と呼ばれている。
マグレブとは「日の没する大地」の意。「日出ずる国」と称された日本とは対照的なロケーション。
またモロッコは、スペインからジブラルタル海峡を挟んで14kmの距離にあり、ヨーロッパからアフリカの玄間口といえる。
今回は、モロッコのほぼ中央に位置するマラケシュ訪れた。都市別人口では、カサブランカ、ラバドについでマラケシュは3番目。

マラケシュにはモロッコのさまざまな歴史、遺物などが集約されている。

 

マラケッシュのメナラ空港(改装中) ・・・・

  


今回、予算の関係上、「安宿タイプ」での予約でしたが、これが実にいい感じのホテルでした。
新市街には、中~高級ホテルがありますが、フナ広場近くのメディナの安宿が絶対オススメです。どこのホテルにもパティオ(中庭)が基本です。

  宿内部        幾何学模様のタイル

 


宿の中庭          中庭から見上げる

 

マドラサ(神学校)    マラケシュ博物館のパティオ

 

スーク 
うわさには聞いてたけどスゴイ。狭い通りを挟んで間口の狭い店舗がびっしり並ぶ。
またその通りが迷路のようにいりくんでいる。
主には陶器、金細工、衣類、カーペット、木彫品、銀製品、革製品、バブーシュ(スリッパ)

香辛料、肉、野菜、とこれが同じような店がいくつもある。
道行く先々で、店員が商品を指しながら「ビンボー・プライス」(安い商品らしい)はたまた「ナカタ・プライス」(高い商品らしい)とあちこちで声をかけてる。ときには「オダユージ」も何度か聞いた。ナカタヒデとオダユージはモロッコでも有名らしい。

 




ジャマ・エル・フナ広場
毎日がお祭り、昼は大道芸が行われ、夕方ころかかなりの数の屋台が出始める。
屋台の呼込みもこれまた凄まじい。モロッコでは、宗教上アルコールを口にしない。

(観光者用ホテルに一部置いてるが、どの飲食店にも一切アルコールは置いていない。)
それにもかかわらず、この陽気さとパワー。

 


メディナ(旧市街)の通り  とにかくバイクが多い

 


バイア宮

 
   

メディナを少し離れただけで、風景はがらっと変わる
      アルガンの木

 

マラケシュから車で走ること3時間。岩と海に囲まれた港町 エッサウィラ。
マラケシュが赤茶色(赤土の日干しレンガ)のイメージならエッサウィラは白と青。
どの建物も外壁は白。そして窓枠は青。(どうも町の条例らしい)





エッサウィラからマラケシュ戻る途中。まさに「日の没する大地」




はじめて触れたイスラム文化、アラビア文字、街に漂う香辛料の匂い、激甘のミントティ。
どれも新鮮で刺激的でした。
モロッコは、けっして豊かな国とはいえません。

しかし、人々の陽気さ。目の輝き。心の豊かさは最近の私たちが持っていないものを、彼らは持っているような気がしました。