さてさて、今年もドラフトの時期が近づき、今年のPOGに向けいろいろな本が出てきました。これから徐々に各POG本のなかで目にとまった馬を紹介していこうと思います。
まずは先月発売された「優駿」5月号よりサンデーサイレンス産駒ラストクロップ特集の中から紹介します。
よく見えた順に。
・テューダーローズ(牡、母ロゼカラー、母父Shirley Heights)
・オンファイア(牡、母ウインドインハーヘア、母父Alzao)
・グレースアドマイヤ03(牡、母グレースアドマイヤ、母父トニービン)
・ティークリッパー03(牡、母ティークリッパー、母父トニービン)
・アグネスサージャン(牡、母アグネスフローラ、母父ロイヤルスキー)
・アドマイヤダンディ(牡、母プロモーション、母父ヘクタープロテクター)
・チアズダンダー03(牡、母チアズダンサー、母父アンバーシャダイ)
・ギュリル(牡、母ゴールデンサッシュ、母父ディクタス)
社台系の一口クラブ募集馬のときには全く触れなかった馬も何頭かいますね(汗
社台やサンデーRの募集写真は1歳時の写真なのでそれからかなり成長している馬も多く、中には想像を超えて良いバランスに成長した馬もいます。サラブレッドは生まれたときから2歳までで成体の80~90%ぐらいの馬体重になるといわれているので、この時期は成長の過渡期で一見バランスの悪い馬もいます。テューダーローズやオンファイアは募集写真は正直あまりぱっとしないバランスですが、優駿の写真では非常に良いバランスに見えます。ティークリッパー03は予想範囲内の成長ですが多少形は変わっていますね、良い方に出ていると思います。ギュリルはもともと良いバランスでしたね、これは見落としてました(笑
真っ先に挙げたテューダーローズはバランスの良さが目を引きます。現時点ではまだ前が勝ったバランスですが、じきにトモも大きくなるでしょう。首も長さ角度とも申し分なし、全体から感じるセンスが並々ならぬモノがあります。
オンファイアは言わずとしれたディープインパクトの全弟。募集時の写真ではそれほど印象に残る感じではなかったのですが、ここの写真ではコンパクトにまとまった非常にバランスの良い体つきと、弾力のありそうな筋肉の質、肌の薄さが異彩を放ちます。顔もディープ似の童顔で、印象的にはブラックタイドよりディープインパクトに似ています。問題は体重が500キロということで故障等々、厩舎が藤沢厩舎だけにダービーまでにデビューできないなんてこともあり得るかも。
ティークリッパー03は胴回り、肩先、トモの胴体部分が非常に好印象。ややトニービンらしいアンバランスさもあり、評価が分かれそうですがこれは良い方にでると見ました。若干首が胴に対して短い気もしますが許容範囲内。これも馬体重が516キロというのがネックか。
その他では、アグネスタキオンの全弟にあたるアグネスサージャンは兄達とは少し形が違いますが、パーツそのものがまずまず。バランス的に好みではないのですが、この馬体でこの血統なら水準以上走ると思います。アドマイヤダンディは見栄えする好馬体で発達した筋肉と長くて角度のいい繋ぎが特徴的。首が高すぎるのは少々いただけないところですが馬体からの印象はかなり強い。ただ、母父ヘクターの影響で見栄えする馬体になっているだけかもしれないのでなんとも・・・まぁこの繋ぎでダート馬てことはまずないでしょうが。チアズダンサー03はチアズブライトリーやチアズメッセージの全弟。細身ですが好バランスで全体の締まりも良くセンスが感じられます。肌も薄くこの馬体でこの体重なら順調ならば兄弟以上に活躍が見込めるかもしれません。ギュリルは首が独特の形ですがパーツそのものは良好で独自のバランスを持っています。ステイゴールドの全弟ですが500キロを超す大型馬、この一族ということを考えてもややPOG向きとは言い難いかな。
社台系の馬が多く、はっきり言って他にも気になる馬は山ほどいましたがきりがないのでこの辺で割愛。正直サンデーって言う時点である程度の確率で走ることは約束されているんですよ、どんなに馬体の形がよく見えなくても1勝ぐらいはしてくれる、それが血統の力です。そのなかからどれだけ可能性を絞り込むことが出来るか、それが馬体を見るポイントではないでしょうか。次回は黒本こと「POGの大穴」より気になる馬を紹介してみます。
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