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おぷちまの愛と読書と物欲の日々。RもしくはX指定

イメチャの記48:ト書きの小技

2005-05-13 23:11:49 | ―イメチャ・語彙
 こんばんは、おぷちまでございます。今回は更新時刻がこんな時間になってしまいまして・・申し訳ないです。毎日更新というのも無謀な企画でございますが、よろしくどうぞ。今回はレス中のト書きについて、この前試した小技でございます。

 ト書き中の小技、繰り返しについて。
 これは自己満足の部類にはいるのだが、一つ聴いてくれ。レスは相手に呼応するため、台詞やト書きなどがある程度流れに支配されていて、自分の思うとおりにならないのは周知の通りであるが、これを巧く自分の好みに引き寄せることも大事になる。
 自分の好みと相手の好みの融合が展開をよりおもしろくするわけだが、ここになるべく含めたいのが演出である。台詞のうちの言葉を強調したりとか、音だけをまず提示する、とか・・今までのイメチャの記でも演出についてはだいぶ小技を書いてきた。

 今回わざわざ小技として紹介するのは、繰り返しのフレーズを使う、だ。しかも、始めと終わりに。あるいはしばらく開けて。特に情景描写を行うときこの小技を使うと締めがリフレインのように余韻を残せる。
 どういう風にやるのかというと、情景描写をしたときの言葉を、イメチャの一番最後のト書きでそのまま繰り返すだけだ。
 たとえばある部屋でイメチャが進行しており、情景描写の中で「雨がそぼ降る肌寒い夜更け、ただ雨だれの音だけが・・」などと一度書いたとすると、それをイメチャの最後などに全く同じことを書くのだ。

 歌によくある「※くりかえし」である。

 相手に気づいてもらえないことには、相手に余韻の情を起こすことはできないかもしれないが、残ったログ中に同じ文句が見えていれば効果的と思う。ただし、同じようなフレーズを既に何度も描写に盛り込んでいたりするとかえって逆効果なので、そこはよくよく気をつけねばならない。
 レスのメリハリというのはともするとぼうっとしがちであるし、絶対違う言葉を使わねば・・・と言う思いがあるはずだから、演出とはそういうものでもないというのを、ここに示した次第である。

 繰り返す言葉は自然強調の意味合いを持ってくる。以前一度聴いたものがもう一度繰り返されれば、それは残響のようになって、聴く者の心に新しい刺激を与えるはずだ。