第3期の区民会議の最終回があった。
2期と3期で若者参加を取り上げた。それを提言という形にまとめあげた。ここ1,2年で、若者に対する関心が急速に高まったが、私たちは、これまで4年にわたって、実践し、議論してきたという意味は、大きいと思う。
改めて、その検討の過程を跡付けてみると、地域の課題を掘り起こすことから始めた。その中で、若者問題が浮き上がってきたものである。研究者が頭の中で考えたものではない点がポイントである。何度の実践を積み上げて、作り上げてきた点は、大いに自負してよいと思う。
多くの場合、提言で終わるが、今回は、さらに次につながる仕組みを考えていくこととした。特に重要と考えているのは、学生の経済的負担感の軽減措置である。地域のお祭りでも、出かけるには交通費がかかる。一回は大した金額ではなくても、積もると学生にとっては、厳しい額になる。それを補完する仕組みを考えてみようというのである。今のところ、社会貢献型の自販機を活用する方式を考えているが、大学や公共機関と連携したシステムができれば、面白いと思う。
提言を市長さんに提出することになり、区民会議のメンバーのサガジョの学生を連れていくことにした。学生が、相模原の市長さんと直接お話しする機会は、そうはないだろうから、いい記念になる。若者たちの出番をつくるのが、先の世代の役割だと思う。